【子供にバレエ習わせるならどっち?】モダンバレエとクラシックバレエの違い・メリットを解説

EYS-KIDS編集部

バレエにはどんな種類があるの?

「バレエ」というと、どんなものを思い浮かべますか?
人によって思い浮かべる内容は様々でしょう。

チュチュを着てトウシューズを履きクラシック音楽に合わせて踊るといったものではないかと思います。(はじめてみると、意外にハードで地味な基礎練習も多いものですが)

優雅で、美しくて、女の子の憧れがつまったようなダンスこそがバレエだとお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、実際の「バレエ」はそのようなもののことだけをいうのではありません。

大方の方がイメージするものは正式には「クラシックバレエ」と呼ばれ、その他に、おおまかにいうと「モダンバレエ」や「コンテンポラリーダンス」などが「バレエ」というカテゴリーの中に入っていたりします。

「バレエ教室」と名乗っていても「クラシックバレエ」だけを習うのではなく、「モダンバレエ」や「コンテンポラリーダンス」も教えて頂けるというお教室もあります。

例えば、スイスで行われる「ローザンヌ国際バレエコンクール」ではクラシックバレエのヴァリエーションとコンテンポラリーダンスを一曲のあわせて二回踊り、それらを総合的に審査されます。「クラシックバレエ」と「コンテンポラリーダンス」や「モダンバレエ」を一緒に学ぶことは良いことなのです。

実際に、コンテやモダンを経てクラシックバレエがより上達するという例をよく見ます。

モダンバレエとは

諸説ありますが、20世紀初頭に「クラシックバレエ」に対立し「クラシックバレエ」の中にある様式美を変えようとして生まれたものがモダンバレエだといわれています。

クラシックバレエにはない民族舞踊のような動きを取り入れたり、クラシックバレエのような美しい衣装をかなぐり捨てたりしてきたモダンバレエは、発展したり枝分かれしたりしながら今に至ります。

華美な衣装なしで人間の肉体の美しさを見せつけてくるこの作品は、迫力や気迫を感じられます。人間の鼓動のように繰り返されるフレーズが緊張感を高め、見ているだけで身が引き締まりますね。

この「ボレロ」作品は、踊ることを許されているダンサーが世界に数人しかおらず、そのダンサーたちはみんなクラシックバレエダンサーとしても活躍してきた人ばかり。そう考えるとモダンバレエとクラシックバレエは違うとはいえ、全く別世界のものだとはいえないかもしれませんね。

コンテンポラリーダンスとは

コンテンポラリーというのは「現代風な」という意味で、「モダンバレエ」や「ネオクラシック」と混同されやすいのですが基本的には「モダンバレエよりももっと決まりがなく自由」なものを、コンテンポラリーダンスと定義づけるといわれています。

ローザンヌのコンテンポラリーダンスはややバレエ的だといわれることが多いですが「自由」なのであればバレエ的であることもまた否定されるべきではないのではないでしょうか。

コントロールされ、鍛え上げられてきた若手ダンサーたちのつま先や指先は、とてもエモーショナルで、「伝える力」を痛感できるものとなっていますよね。

クラシックバレエとは

イタリアを期限とし、長い歴史の中で「美しい」とされるポジションやラインの出し方、振付、音楽が決まってきたものをクラシックバレエといいます。

細かく言えばくるぶし丈の長いチュチュを着て物語に合わせて妖精的なものを踊るものを「ロマンティックバレエ」といいます。

そして物語に関係なく回転やジャンプの美しさを披露するようなシーンもいれたものを「クラシック・バレエ」といいます。このようにわける考え方もありますが、お子さまが習う際には「ロマンティックバレエ」も「クラシックバレエ」も「クラシックバレエ」という言い方になっていることが多いでしょう。

クラシックバレエと言えばやはり「白鳥の湖」を思い浮かべますよね。2:16からの黒鳥が何回転もする動き(32回転のグランフェッテと呼びます)が物語とは関係なく挿入されていますが、迫力があり華やかですよね。

モダンバレエとクラシックバレエの違いって?

これまでにご紹介してきた動画を見ていただければ「バレエ」といっても全く印象が違うものだと思っていただけたのではないでしょうか。

細かく言えば違う点はたくさんあるのですが最もわかりやすい定義は、
「音楽も振付も衣装も基本的に決まっているのがクラシックバレエ」
「振付家が、音楽も衣装も動きも決められるのがモダンバレエ」というものでしょう。

クラシックバレエにも人によってそれぞれの踊り方や表現の仕方がありますが、どうしても決まった枠の中からは出られません。つま先は伸びていなければならないし、腕は柔らかなラインを保ちつつ長く見えなければいけません。

だからこそ美しく、だからこそ見る者を惹きつけるのですが、「自由」とは言い切れません。モダンバレエだって完全に自由なわけではないですが「自由」な感覚でいることを求められます。

幼いうちは、クラシックのレッスンをしていても、発表会はモダンバレエということがよくあります。それは、お子さまに「自由に楽しく踊る」という感性を保ち続けてもらうための試みでもあるのです。

子供にモダンバレエを習わせるメリットや影響は?

決まったものを踊るわけではないので、振付家の意図を理解しようとする力や理解したものをどのように表現すれば見る人に伝わるのか、ということを考える力が身につきやすいのはモダンバレエかもしれません。

クラシックバレエも、「表現力」や「思考力」は身に付きますが「自由」であることは実は一番難しい状態だということに子どものうちに気づいてしまえるのはモダンバレエの方でしょう。個性というものが育つきっかけになるという考え方もあります。

また、クラシックバレエにはないオフバランス(軸を外してバランスをとる)の動きなどをすることで逆に自分の軸などに気づきクラシックバレエが上達するというお子さまもいます。

子供にクラシックバレエを習わせるメリットや影響とは?

「バレエ」と名の付くものの基礎や基本はクラシックバレエの中にあるので、まずはクラシックバレエからという考えの方が多いようです。

とくにお子さまが小さいうちは身体の使い方や身体のありかたを理解することも難しく、クラシックバレエ上達のためにはかなりの努力をする必要があります。

「○○でなければならない」というルールに従って、自分の身体をそこにあわせるために出来ないことに対して諦めずに努力を続けていくことは、お子さまの忍耐力を養ってくれます。

また、きちんと守るべきルールをしっているからこそ、その崩し方を理解して、モダンバレエやコンテンポラリーダンスを上達させられるといったメリットもあるのです。

クラシックのレッスン後に、「さあ今日は音楽あわせて好きなように踊ってみて!」と言葉がけをすると、意外と基礎の動きをアレンジしながら踊ってくれることが多いので子どものうちの方が、基礎は身に付きやすいのかもしれませんね。

クラシックバレエとモダンバレエはどちらがおすすめ?

どちらをお子さまに習わせるとよいのかといえば、両方習うことが望ましいという結論を出すこととなります。まずはクラシックバレエを習いそこから徐々に派生してモダンバレエやコンテンポラリーダンスを習っていくと良いでしょう。

クラシックバレエも「思考力」や「表現力」は身につきます。そこから解き放たれてモダンバレエやコンテンポラリーダンスの中で「自由」とはどういうものかを考えるとき、大人が想像できないほどの「感性」や「芸術性」がお子さまの中で育っていくのです。

ルールの中にいたからこそ「解放」という感覚は味わえるので、クラシックバレエなしでモダンバレエなどを習うより、クラシックバレエと同時に習うか、クラシックバレエを習った後でモダンバレエなどを習うというパターンがおすすめです。

教室によりますが、モダンバレエもクラシックバレエもコンテンポラリーダンスも舞台に立ち、お客様に見てもらうという経験ができるので、ひっこみじあんといった消極的な性格を改善出来たり、客観的に自分を見る力が身についたりといったメリットがあるといえるでしょう。

小さいうちは、クラシックバレエの演目を完全に踊ることは難しいといえます。しかし、発表会となるとモダンな振付で踊ることも多く、楽しんで人前に出られるので、発表会後にレッスンに対して前向きになることが多くみられます。

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最後に

「バレエ」という芸術は長い歴史があり、知れば知るほど奥の深いものです。将来バレエダンサーという職業につかなくても、そんな「バレエ」というものを習ったという経験は、子どもの中に「忍耐力」や「感性」「芸術性」といった様々な力を養成します。

また、クラシックバレエを続けていくうちにモダンバレエやコンテンポラリーダンスのダンサーとなったという人もいます。所作や姿勢が美しくなるという効果もあり、特に幼いうちに身につけたそれらは大人になってもなかなか身体からは抜けにくいものです。子どもの時にバレエを習わせてもらったという経験は間違いなく、その子の人生にとって宝物となるでしょう。

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