子供のバレエはいつから習わせるのがベスト?始める平均年齢や小さい頃から習うメリットを解説
EYS-KIDS編集部
バレエを習わせるならいつから?
バレエって華やかで美しいですね。お子さんがバレエに興味がある、バレエを習ってほしい、プロを目指して欲しいなど親御さんの思いはさまざまでしょう。やっぱり習い始める年齢は気になりますよね。
そこで、バレエ教室の現状と小さい頃からバレエを始めるメリット、著名人がバレエを始めた年齢、プロを目指すなら何歳がよいのかまでを詳細に解説します。
バレエ教室は3、4歳から受け入れる教室が多い
全国調査によると3歳以下は22%!
海野さんが実施したバレエ教育に関する全国調査は、1,304件のバレエ教室の総生徒数114,508人を対象に実施されました(日本のバレエ教育機関における教師の現状と課題/海 野 敏・髙 橋 あゆみ・小 山 久 美/『舞踊學』第35号 2012)。それによると、バレエ教室に通う生徒の年齢層で3歳以下は22%を示しました。
3、4歳から受け入れる教室が多いものの、3歳以下で既にバレエを始めている子どもがいることがわかりますね。
3歳以下のクラスはママから離れたレッスンが始まる
では、3歳以下のクラスはどのようなレッスンなのでしょうか?
このクラスは本格的な難しいバレエの要素を取り入れたレッスンではなく、音楽に合わせて楽しく身体を動かすという感じで、バレエレッスンを始める前の準備として位置づけられているようです。
また、0歳からOKという教室もあり親子参加で行われます。ママでなくてもおばあちゃんでもいいというところもあります。
小さい頃からバレエを習わせるメリット
柔軟性を高めやすい
バレエ教室では、関節の可動域を広げ筋肉を伸ばしたり引き上げたりしながら、バレエに必要な筋肉を作り上げていきます。柔軟性には個人差がありますから、小さい頃から取り組んでおくと、基礎のポジションの習得が早くなりますよ。特に開脚は股関節が固くなる前の方が無理なくできるといわれています。
難易度が高くなっても対応できる
小さい頃から楽しみながら音楽に合わせて身体を動かしていると、徐々に難しくなっても対応しやすいです。
5、6歳頃には人と比べる力がついてきて能力の差や苦手意識を感じるようになるといわれています。小学生クラスになるとバーレッスンにセンターレッスンが本格的に加わるので、小学生から始めるとそれ以前に始めている子どもよりも難しさを感じやすいといわれるのはそのためです。
バレエを習慣化させやすい
小さい頃から日常的に優雅な音楽に合わせて身体を動かすことに馴染んで習慣化しておくと、難しく考えずに進んで取り組めるようになります。とはいえ、子ども1人の力でバレエを習慣化させることは難しいので、親が一緒に取り組んだりやる気が出るようなフォローは不可欠です。そのうち椅子に座っていてもルルベ(爪先立ち)をしていることがあるかもしれませんよ。
著名なバレエダンサーは何歳から始めたのでしょうか?
ローザンヌ国際バレエコンクール入賞経験者の場合
◆菅井円加さんは、お姉さんの影響を受けて3歳から佐々木三夏バレエアカデミーでバレエを始めました。ローザンヌ国際バレエコンクールで1位を受賞しました。現在は、ハンブルク・バレエ団でトップのプリンシパルとして活躍しています。
◆吉田都さんは、9歳から石沢秀子氏に師事しました。後に松山バレエ学校に移っています。ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞受賞しました。2020年より新国立劇場バレエ団の芸術監督に就任します。
◆熊川哲也さんは、10歳から久富淑子氏、久光孝生氏に師事しました。英国ロイヤルバレエ学校に留学しました。ローザンヌ国際バレエコンクールでは最優秀特別賞を受賞しました。Kカンパニーに続いてバレエスクールを創立しました。オーチャードホールの芸術監督に就任しています。
芸能人でクラシックバレエ経験者の場合
◆米倉涼子さんは、5歳から20歳まで牧阿佐美バレエ団、谷桃子バレエ団に所属していました。ブロードウェイでのミュージカルでは、ジャズダンスやバレエのレッスンを受けていたそうです。
◆神田うのさんは、5歳から谷桃子バレエ団に所属していました。娘さんの通うバレエ教室のパパママクラスに参加しているそうです。
◆蒼井優さんは、2歳からバレエを始め、お母さんが蒼井優さんを宝塚歌劇団に入れたかったそうです。フラガール、花とアリスなどのダンスを観ると納得です。
プロを目指すなら何歳までに始めたらいい?
身体能力が高まるゴールデンエイジの前が大事
スキャモンの発育曲線では、神経型が4歳ごろから急激に伸びて12歳ごろには成人と同じほぼ100%に達しています。ゴールデンエイジ(9〜12歳)は、心身の発達が調和し、動作習得に最も有利な時期とされています。動作習得のためには、4歳頃からさまざまな動作を経験しておく必要があるといわれています(例えば、プレ・ゴールデンエイジにおける運動能力発達を促す「KIDSラダー」の開発/ 城後 豊・竹田 安宏/北海道教育大学札幌枚保健体育教室)。
世界的ダンサーの吉田都さん、熊川哲也さんはバレエを習い始めた年齢がゴールデンエイジですが、もともと身体能力が高かったそうです。プロになるためには、遅くても9〜12歳で、ゴールデンエイジ前からバレエを始めておくなどして身体能力を高めておくことが必要といえそうです。
バレエを習うならEYS-Kidsバレエアカデミーがおすすめ
バレエを習わせたい!そんな親御さんに、ぜひおすすめしたいのがEYS-Kidsバレエアカデミーです。
年齢別と経験別に9段階のクラス分けがされていて、お子様一人ひとりにぴったりのレッスンを受けることができます。
もしもレッスンに満足できなかったら、別の先生に変更してレッスンを無料でやり直すことができます。先生との相性は重要なポイントですね。じっくり選べるのは安心です!
スタジオ変更や振替レッスンがあるから続けやすい
それから、体調不良や急用でレッスンをお休みすることになったら無料で振り替えができます。ご都合に合わせて他のスタジオに変更もできます。
振替のレッスンがあるので、他のおこさんより遅れてしまうのではないかと心配することも月謝を無駄にするようなこともありません。
EYS-Kidsバレエアカデミーは、お子様にとって安全で楽しいことを最優先にしながら、高水準のバレエレッスンを提供いたします。
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最後に
バレエを始める絶対的な年齢はないようです。お子さんがバレエに対する興味や習いたいという気持ちを示した時が習い始めるタイミングかもしれませんね。
習わせたいと思ったら、幼児期は好奇心が強いので、バレエの動画やバレエに関する絵本を一緒に楽しんでみたり、お友だちが通っていれば発表会を観るというのもよいと思います。
それから生活の中でバレエに使われるクラシック音楽を流してみるのもおすすめです。鑑賞するのではなくあくまでもBGMとしてです。バレエ音楽で有名なものは、チャイコフスキーの『白鳥の湖』『くるみ割り人形』、ラヴェルの『ダフニスとクロエ』、プロコフィエフの『ロメオとジュリエット』です。いざ聴くとなると眠くなってしまうものばかり…。
オルゴールバージョンはリラックス効果もあって聴きやすいですよ。家庭でクラシック音楽に馴染んでおくのもよいのではないでしょうか。
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