子供と一緒に楽しめる!バレエ作品を鑑賞するメリットや効果について解説

EYS-KIDS編集部

バレエ鑑賞にはどんな作品があるの?

お子さまにバレエを習わせている方や習わせようとお考えの方には特に、お子様と一緒にバレエの作品を鑑賞されることをおススメします。

本来、レッスンとしてのバレエと、作品としてのバレエは違っていることが多いといえます。しかし、バレエ作品の鑑賞をすると子供は「こういうものをしたい!」とバレエの興味関心がより深まります。基礎レッスンにも力が入りますし、教える場合も「お姫様みたいに回ってみて」といった「~みたいに」という表現がこれまで以上に伝わりやすくなるといった変化もみられるでしょう。

バレエ作品は「演劇性」「舞踏」「音楽」の三要素から成り立っているといわれています。とくに有名な「白鳥の湖」や「眠りの森の美女」などは3つや4つの場面に分かれており、場面転換の際に幕を閉めるので「全3幕」「全幕」などという呼び方をします。

「全幕」ものをすべて見ると90分以上となることが多いため、名作バレエばかりを集めたハイライト作品というものもありどんなものを見るかはチョイスできるようになっています。

ハイライト作品を見て、「王子とオーロラ姫が出会う前のことも見たい」というお子さまもいるので、そんな時は「じゃあ次は全幕を見よう」といった形でどんどん様々な作品に触れることが望ましいですね。

子供とのバレエ鑑賞におすすめの作品6選

お子さまにバレエ作品を見せるときには、理解しやすく楽しいものを選ぶ必要があります。「マノン」や「オネーギン」「ロミオとジュリエット」といった大人の恋愛を描いたものは理解しづらく、「なんだか暗くてこわかった」という印象を抱いてしまうお子さんもいます。

バレエは難しすぎて大人でなければ作品には関われないものだという印象を抱くと、レッスンへのモチベーションが下がってしまうこともあります。

そうはならないバレエ作品はたくさんあるので、以下のものを参考になさって下さい。

発表会などで取り入れられやすい作品

①「眠りの森の美女」

作品のあらすじ・見どころ

ディズニー映画にもなっている「スリーピングビューティー」はあらすじも映画とほぼ同じです。

誕生したオーロラ姫の名付け親として招待された6人の妖精たちや貴族が、盛大に彼女を祝う場面から始まる第一幕は、招待されなかった邪悪な妖精のカラボス登場で一気に雰囲気を変えます。

自分が招待されなかったことに怒り狂ったカラボスはオーロラ姫に「18歳の誕生日に死ぬ」という呪いをかけます。( 20歳とするヴァージョンや16歳とするヴァージョンもあります)

悲嘆にくれる王や女王たちに妖精たちの中でも最も力の強いリラの精が呪いの威力を薄め、死ぬのではなく100年間の眠りにつくことに。そしてその眠りの魔法を解く王子をリラの精が連れてくるのです。

ディズニー映画と違うのはオーロラ姫と王子の結婚式に、たくさんのお祝い客がやってくるところ!しかもそのお客様たちはみんな童話の中の登場人物たちなのです。「青い鳥」や「赤ずきんと狼」、「長靴をはいた猫」が個性豊かに踊るその姿は子供も大人も楽しめるものとなっています。

子供と鑑賞するときのポイントは?

6人の妖精たちにはじまり、大勢で踊るコールドや結婚式のお祝いにやってくるキャラクターたちなど役柄がたくさんある作品なので

「どれを踊ってみたい?」
「オーロラ姫の踊り方と青い鳥の踊り方とどこが違うと思う?」

などと言葉がけしながら見るといいでしょう。

小さいうちは、なかなかオーロラ姫なんて踊らせてもらえませんから「すごく上手になったらお姫様を踊ることができるよね」と伝えておくことも必要となるでしょう。

②「コッペリア」

作品のあらすじ・見どころ

コッペリウス博士が作ったからくり人形の少女コッペリアに、フランツという村の青年が恋をしてしまいます。

しかし、フランツは同じ村の明るくてかわいいスワニルダと婚約中。フランツがコッペリアに夢中になっていく姿に不安を覚えたスワニルダは、コッペリウス博士の家に忍び込んでコッペリアと話をつけようとしますが、コッペリウス博士が帰ってきてしまって・・・という形で前半はスワニルダが一人でくるくる表情をかえながら活躍していきます。

見ごたえがあるのは、エンディングに向かっていくパート。結局結婚することになったスワニルダとフランツの結婚式のお祝いに仕事をつかさどる妖精たちや時間をつかさどる妖精たちがやってきます。ポーランドやハンガリー、スペインといった各国の民族舞踊を取り入れた踊りもありにぎやかではなやかで楽しい作品なのです。

子供と鑑賞するときのポイントは?

こちらもスワニルダと の結婚式を祝うためにやってくる妖精たちや村人たちなど役柄のたくさんある作品ですが「眠りの森の美女」と違うのは、大人数で踊る「群舞」のキャラクターが多いこと。一人で踊ることばかりが素晴らしいのではなく、数人で踊ることによってしか出せない美しさや華やかさがあることを気づかせてあげるとよいでしょう。

また、数人で踊るときには、一緒に踊る人への思いやりが必要だということも伝えてあげたいですね。そして、「お姫様」と村娘であるスワニルダとの違いなどにも言及できるとき子供は「バレエ」というものの細かな点に注意を払うことができるようになります。

③「くるみ割り人形」

作品のあらすじ・見どころ

少女クララの家の大広間で盛大なクリスマスパーティーが行われている場面からはじまるこの作品は、クリスマス特有のワクワク感を存分に味わうことのできるものです。

そして、そのクリスマスパーティーにドロッセルマイヤーというクララの風変わりな叔父さんがやってくるとワクワクは最高潮に!クララが叔父さんからもらったプレゼントは、可愛らしくないくるみ割り人形。それでも、心優しいクララは、そのくるみ割り人形を大切に大切に扱います。

パーティも終わり、みんなが寝静まった深夜。時計の鐘の音とともに、クララの体は人形くらいに小さくなりそこに、ねずみの王様とその手下たちがやってきます。暴れまわるねずみたちは、くるみ割り人形と仲間の兵隊人形たちと戦うのですがくるみ割り人形がねずみの王様に負けてしまいそうになります。

そこでクララは、自分が履いていたスリッパをねずみの王様に投げつけ、くるみ割り人形を救いました。クララにお礼を言うくるみ割り人形は、いつの間にか美しい王子に。美しい王子となったくるみ割り人形は、優しく勇敢なクララを自分の国へ案内します。

子供と鑑賞するときのポイントは?

クリスマスパーティー中の子供たちやクララは、実際に子供が踊ることが多いため「〇〇ちゃんと同じくらいの歳の子かもね」などと言葉がけしながらみましょう。

いくつかのバレエ作品を見ていると「大人でなければ舞台には出られない」と思ってしまいますが、「くるみ割り人形」は子供が存分に活躍する物語なので作品の中に登場する子供たちの動きを見終わってから真似してみても楽しいですね。

子供が飽きずに全幕を見られる作品

④「シンデレラ」

作品のあらすじ・見どころ

みんなが知っている「シンデレラ」の物語通りに作品が展開していくのでお子さまも、今はどんな場面なのかということがとてもわかりやすい作品です。

子供と鑑賞するときのポイントは?

どんな場面で、どんなセリフを言うかを知ったうえで作品を見ると、バレエ特有のセリフを動きで表現する「マイム」というものへの理解がすすみます。

「どうぞ・・・って言ってるみたいに見える動きだね」
「恥ずかしいって言ってるのかな」

といった言葉がけをしてあげるといいでしょう。

⑤地主薫バレエ団の「人魚姫」

作品のあらすじ・見どころ

みんなが知っている「人魚姫」の物語通りに作品は展開していきます。

プロジェクションマッピングなどを用いて「海」を表現しており、一気にこの作品の世界観に入っていけるところが魅力となっています。

また、海の生き物たちがたくさん出てくるところも素敵です。

子供と鑑賞するときのポイントは?

海で泳ぐような動きや、海の生き物特有の動きをどのように表現しているかということを学ぶことのできる作品です。

また、登場人物の心情にあわせて音楽が絶妙な変化を見せるので「この音楽の時はどんな気持ちなのかな?」という言葉がけを行うことで、「音楽」に対する感性を磨いていくことができます。

⑥スターダンサーズバレエ団の「ドラゴンクエスト」

作品のあらすじ・見どころ

有名で、そしてとても人気のあるロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」の世界をバレエ作品にしたこちらは魔王討伐に出かけた伝説の勇者に、同行を許されなかった白の勇者の物語。

王女と互いに惹かれあっていた白の勇者ですが、そこに魔王と黒の勇者が現れ、王女をさらっていってしまいます。白の勇者は、残された笛を手に王女救出のため城を出ることに。

音楽もゲームはCMで聞き覚えのあるものを使っているため、バレエファンだけでなく「ドラゴンクエスト」ファンまでもをとりこにしたこちらは女の子だけでなく、男の子も「バレエをしたい」と思ってしまうような作品です。

子供と鑑賞するときのポイントは?

演劇性が高く、バレエというのは「踊る」だけでなく「演じるものだ」ということに気づかせてくれる作品だといえます。

どの役をやってみたいかという話し合いや、その役柄になりきって「ごっこあそびをする」ということを作品鑑賞後に行うことがおすすめです。

バレエ鑑賞後に子供はどう変わる?

日々のレッスンにおける変化

幼いうちのレッスンでは特に「音楽に合わせて正しい姿勢で正しい動きをする」ことをバレエでは求められます。しかし、子供にとって自分が習っているバレエと、舞台上のバレエが結びつかないこと少なくありません。

そこで、バレエ作品を見せながら、
「この動きはこないだレッスンでしたものと一緒ね」とか「この動きをやってみて」
などと言葉がけをすることによって、自分のしているバレエとバレエ作品がつながります。

そうすると、バレエレッスンに対する意欲が高まったりバレエレッスン中にも何かになりきって踊ろうという「感受性」が育っていきます。例えば「白鳥の湖」を鑑賞されたお子さんは、「白鳥のように腕を動かすこと」を知るのでアームスの使い方が格段に上手くなるといった例も見受けられます。

日々のレッスンに目標が持ちやすくなる

バレエ鑑賞をすることで、「○○を踊ることができるようになりたい」この前見た作品の登場人物みたいにくるくる回りたい」といった「目標」が立てられるようになります。

実際、有名なバレリーナの方も幼少期の作品に影響を受けてバレエに没頭したり、教室に通うお子様の中でもよく見受けられます。幼少期のバレエは基礎練習が多く、なかなか興味が持続しなくなるケースもありますので、子供と定期的に鑑賞するのはおすすめです。

バレエを習うならEYS-Kidsバレエアカデミーがおすすめ

バレエを習わせたい!そんな親御さんに、ぜひおすすめしたいのがEYS-Kidsバレエアカデミーです。

年齢別と経験別に9段階のクラス分けがされていて、お子様一人ひとりにぴったりのレッスンを受けることができます。

もしもレッスンに満足できなかったら、別の先生に変更してレッスンを無料でやり直すことができます。先生との相性は重要なポイントですね。じっくり選べるのは安心です!

スタジオ変更や振替レッスンがあるから続けやすい

それから、体調不良や急用でレッスンをお休みすることになったら無料で振り替えができます。ご都合に合わせて他のスタジオに変更もできます。

振替のレッスンがあるので、他のおこさんより遅れてしまうのではないかと心配することも月謝を無駄にするようなこともありません。

EYS-Kidsバレエアカデミーは、お子様にとって安全で楽しいことを最優先にしながら、高水準のバレエレッスンを提供いたします。

EYS-Kidsバレエアカデミーでは、無料の体験レッスンを実施しています。ぜひバレエレッスンを体験してみてくださいね。

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最後に

子供のバレエ上達には日々のレッスンに加え、定期的に作品に触れることが大切だといえます。何より楽しんでバレエに向き合えますので、お子さまの気持ちや感性に変化が出てくるでしょう。ぜひ、ご紹介した作品を鑑賞してみてください。

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