【有名なバレエ音楽をご紹介】意外と聞き馴染みがある曲も

miru.ikeda

バレエ音楽とは?

バレエ音楽とは、バレエの伴奏を目的に作曲された音楽のことを指します。バレエのために作曲されたものではありますが、バレエ以外のダンスの伴奏として活用されることや、その音楽自体が音楽作品として演奏されることもあります。

バレエのために作曲されたため、踊りやすいように一定のリズムが付いているのも特徴です。

バレエの種類も再確認!

バレエ音楽について詳しくご紹介する前に、バレエの種類についても確認しておきましょう。バレエと一言でいっても、大きく3つに分けることができます。

それが、「クラシックバレエ」「モダンバレエ」「ロマンティックバレエ」です。それぞれどのような特徴を持ったバレエなのかご紹介しますので、ぜひ確認してみてくださいね。

①クラシックバレエ

クラシックバレエは、多くの人が最も馴染みがあるバレエといえるでしょう。

もともとバレエはイタリアで始まったと伝わります。そしてイタリアからフランス、フランスからロシアへと伝わっていきました。

そしてそのロシアで発展していったものが「クラシックバレエ」です。バレエにおける技術面が重視されているのが特徴で、技法は厳しく定められています。

後に紹介しますが、「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」といった3大バレエと呼ばれる作品もクラシックバレエのものです。

多くの人が想像するバレエは、このクラシックバレエといって間違いないでしょう。

②モダンバレエ

クラシックバレエにはない、新たなステップや民族舞踊を取り入れたバレエが、「モダンバレエ」です。モダンダンスの要素が取り込まれているのが特徴で、比較的新しいバレエ。

自由な表現に重きを置いているため、衣装など決まっていません。バレエの特徴であるトウシューズを履かずに踊ります。

③ロマンティックバレエ

現代のバレエのルーツにもなっているものが「ロマンティックバレエ」です。18世紀のロマン主義の頃のもので、最も古いバレエでがロマンティックバレエ。

ロマンティックチュチュと呼ばれるくるぶし丈のふんわりとしたチュチュを身につけて踊ります。クラシックバレエに比べると、演劇としての要素が強いともいえますよ。

バレエで使われる有名な音楽4選

ここからは、バレエで使われる有名な音楽を4つご紹介していきます。バレエを習ったことがない人でも、聴いたことがある曲もあるのではないでしょうか。

小学校の授業で聴いた、演奏会で聴いたといったケースもあるでしょう。そんな曲たちも、実はバレエに使われる曲なんですよ。

①白鳥の湖

3大バレエと呼ばれる作品のひとつである「白鳥の湖」。ピョートル・チャイコフスキーによって作曲されたバレエ音楽です。そして、このバレエ音楽を用いたバレエ作品も「白鳥の湖」として有名です。

「白鳥の湖」は、1877年にモスクワのボリショイ劇場で上演されましたが、このときはそれほど話題にならなったんだとか。しかし、チャイコフスキーの死後、ストーリーに手が加えられ、有名な振付師が振付を担当したことで、現在でも上演されている「白鳥の湖」が完成したのです。

②くるみ割り人形

ドイツ人のE.T.Aホフマンによってかかれた『くるみ割り人形とねずみの王』が原作の作品が「くるみ割り人形」です。こちらもピョートル・チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽。

初演から100年以上の年月を経て、数多くの改訂版が作られています。

クリスマスといえば「くるみ割り人形」といわれるほど、世界中で演奏されている音楽でもありますよ。

③眠れる森の美女

「眠れる森の美女」もピョートル・チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽および、バレエ作品です。

フランスの詩人シャルル・ペローの童話がもとになって作られたと伝わります。

チャイコフスキーが作ったバレエ音楽の中で最も演奏時間が長く、原型に基づく上演の場合は、3時間にも及びます。縮小版であっても2時間ほどあるんですよ。

④ボレロ

オーケストラの魔術師と言われたモーリス・ラヴェルが作ったバレエ音楽が「ボレロ」です。2種類の旋律が繰り返されるという特徴的な構成で、現在でも広く愛され続けているバレエ音楽でもあります。

バレエ音楽でありながら、さまざまな映画やアニメなどにも使われています。そのため、バレエをみることがない人でも聴いたことがあるという方が多いのではないでしょうか。

バレエの有名音楽が聴けるおすすめCDもご紹介!

自宅でもバレエ音楽を聴きたいという方もいるでしょう。バレエを見に行く機会はないけれど、バレエ音楽であればすぐに聴くことができますよね。

さらには、紹介した4曲はとても有名なので、聞いたことがある方も多いはずです。だからこそ、すんなりと聞き入れるのではないでしょうか。

ぜひバレエを身近に感じられるバレエ音楽を聴いてみる時間も、作ってみてくださいね。

①ニュー・ベスト・バレエ100

レーベル:ワーナーミュージック・ジャパン
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たくさんのバレエ音楽を聴きたいという方は、こちらのCDがおすすめです。先に紹介した4曲も収録されていますよ。

全て聴くと7時間越え。バレエ音楽にどっぷりと浸かりたい方は、ぜひ購入してみてくださいね。

②チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」全曲

レーベル:ユニバーサル ミュージック
価格:2,570円

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「白鳥の湖」の曲を全て聴きたいのであれば、こちらのCDを聴いてみてはいかがでしょうか。小澤征爾さんの80歳(2015年時)を記念してリリースされたCDです。

バレエ作品として「白鳥の湖」を見たことがある方にもおすすめですよ。

③バレエ・レッスンCD ジュニア・クラス用

レーベル:フォンテック
価格:4,950円

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バレエの音楽を聴くというよりは、自宅でバレエの練習やトレーニングをするときに取り入れたいのがこちらです。

音がない状態で練習するよりもイメージがつきやすいので、音楽を聴きながら練習するのもおすすめです。

常にバレエに触れ合えることができるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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最後に

バレエ音楽に馴染みがないと思っているかもしれませんが、意外と聴いたことがある曲が多いです。難しいと敬遠せずに、ぜひ聴いてみてくださいね。

そして子供がバレエに興味を持ったのなら、音楽を聴く環境を作りながらバレエスクールに通うことを検討してみてくださいね。

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