インタビュー

バレエインストラクター ARISA

Instructor Interview Instructor Interview 人生の糧になることを願って
子どもたちに教えたい

バレエインストラクター ARISA arisa

5歳よりクラシックバレエを始める。20年以上、数々のバレエ舞台に出演する他、TV/CMに出演。 2005年より、バレエ講師として3歳からシニアまで幅広くクラスを受け持つ。 また、2010年に保育士、幼稚園教諭免許取得。 以降、イギリス留学にてバレエ、グローバルな幼児教育を学ぶ。 現在はキッズのバレエ、ダンス講師を務める。

  • バレエとダンスを教える中で
    共通する思い

    講師インタビュー

    — EYSではどのクラスを教えているのでしょうか。

    EYSではキッズのクラスを受け持っていて、いちばん小さくて2歳の子たち、いちばん上のクラスは小学2年生になります。

    EYSは、未就学児のお子さんがたくさんいらっしゃって、その中でも細かく年齢分けでクラス編成をされていますが、さまざまなクラスを受け持たせてもらって見ることができるのは楽しいです。

    — バレエに加えダンスも教えているそうですね。

    はい、ダンスも教えています。

    もともとダンスに携わったことがなくバレエ一本の人生だったので、EYSの方からお話をいただいたときは戸惑いもありましたが、引き継ぎの時に前の先生がされているレッスンを見させていただいて、「こういうレッスンしているんだ」と知ることができたのがよかったと思います。

    「キッズリズムダンス」を受け持たせていただいています。その名前の通り、リズム感のレッスンやちょっとゲーム感覚で楽しめるような内容をたくさん取り入れています。最初に子どもたちにどんな音楽が好きなのかを質問して、子どもたちが好きな音楽でやるようにしています。

  • モチベーションを保てるよう
    レッスンで工夫

    講師インタビュー

    — 教える中で工夫されている点を教えてください。

    小さな子だとなかなか言うことを聞かないということもあります。そういう場合、例えば「これから誰がジャンプ一番高く飛べるかな」というように方向を変えて気持ちの切り替えをさせたり、他の子が高く飛ぼうとしているから自分も頑張ろう、という気持ちにさせる方向に頑張っています。

    — いちばん心がけているのはどのようなことですか?

    いちばんは「モチベーション」ですね。そのために小道具も利用します。例えばぬいぐるみを出すと子どもの表情がパーって明るくなるので、「今日はこのクマさんと一緒に踊る?」と言って、ぬいぐるみも一緒に参加させる方向にすると、そこからどんどん心を開いていってくれて、明るくレッスンをしてくれるようになったりするので、一人一人の表情を見てどういう工夫をしていくかというのを心がけています。

    私は5歳からバレエを始めましたが、振り返ってみても楽しくてできることがモチベーションになっていたのかなと思っています。一度中学生の頃にバレエをやめたことがありますが、本格的なバレエスクールに通っていたので続けている中でどんどん厳しくなっていくし、週に6日、レッスンに行っていたりもしていたので、少しずつ嫌いになり始めていてやめたんです。そこからきっかけがあってバレエに戻ることになりました。

  • 一度やめたバレエへの気持ちを
    取り戻せた理由

    講師インタビュー

    — 戻るきっかけがあったのはどのようなことだったんでしょうか?

    私の母が幼稚園教育をしていて、その幼稚園がバレエ教室も経営していたご縁でバレエに戻ってきました。抵抗はありましたが、母が私の頑張っている姿をもう一度見たかったのもあって戻りました。

    別のバレエ教室から再開してみるとやり方が全く違っていて、楽しんでできる感じがあってそこから徐々にバレエが好きになっていきました。年に1回ある公演に向けて主役を目標に頑張ることができていたのと、それがかなえられたときに、クラシック音楽とバレエの物語と見ているお客さん、舞台を作ってくれた方たちとの思いが一つになっている瞬間を感じました。そのとき、「これがバレエの魅力かな」と思いました。

    そのあとヨーロッパにも行きましたが、バレエの演目にはそこで誕生した物語がたくさんあるので、それを実際に感じることができて、さらに好きになっていっていきました。そうなれたのも楽しんでできて、モチベーションがあったからだと思います。

  • EYSで指導を始めて感じた
    講師としての充実感

    講師インタビュー

    — 教えるようになったのはいつ頃からでしょうか。

    17歳の頃には地元のスクールの方で講師をさせていただいていました。スクールの先生からお話をいただいて、講師の方もやってみませんか、ということで始めました。

    最初の頃はどういうふうに教えたらいいか分からなかったし、教えるということにあまり魅力を感じられなくて苦戦していました。ただ、また別に保育業の方もしていて、保育の面から子どもに対する接し方や教育を学ばせていただいて、例えば子どもや保護者の方との接し方も学び、それがバレエの指導をする上でも役に立ったというかいい効果が生まれたと思います。教えることもすごく好きになりました。

    — EYSで教えるようになった経緯を教えてください。

    3年ほどヨーロッパに滞在してコロナ禍もあって帰国して働く場所を探していました。そのとき、EYSの「コミュニティを通して豊かな人生に」という概念に惹かれて、ここで踊る楽しさを伝えられたら、と思ったのがきっかけです。

    — これまでも講師を務めてこられた経験を踏まえ、EYSの特徴をどうかんじていますか?

    ほんとうに自由にさせていただけるのはすごくありがたいなと思っています。カリキュラムを任せていただけるので、「こういう内容を取り入れよう」とか「数ヶ月経ったらこっちの内容にチェンジしよう」と組み立てられるのはすごくいいところだなと思います。いろいろアイデアを考えることが自分の趣味のようになっていて楽しいです。

    1月に発表会にも参加させていただいたんですけど、そのときも演出とか構成とか衣装のことは、自分のクラスは講師が決めていいのでという、自由にさせていただける環境なので、それも私にとってはすごくやりがいがあっていい経験になりました。しかも発表会は強制参加ではありませんから、「必ず出てください」と講師が勧誘するかのように声がけをしなくてもよいので、純粋にバレエやダンスを楽しんでいただきたいという気持ちを全面に出せるのでストレスがなくできますね。

  • バレエとダンスで
    人生が豊かになるような指導を

    講師インタビュー

    — これからへの思いを聞かせてください。

    バレエとダンスを通して豊かな人生になっていただければ私の幸せにもなりますし、たとえ踊ることから離れてしまったとしても、あのときスタジオであのメンバーで習い事をしていた、そのコミュニティを思い出して人生の糧にしていただけるように、そうなってくれたらいちばんうれしいです。

    技術面ももちろん大切ですけど、私自身が5歳から長年バレエをしてきて本当に人生を豊かにさせていただいたので、心の成長や豊かな人生になっていく一つの材料、過程にしていただければと思っています。

EYS代表メッセージ

吉岡 秀和
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吉岡 秀和
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