【バレエ界で世界的に有名な日本・外国のダンサー14選】その輝かしき経歴とともにご紹介
EYS-KIDS編集部
世界中が注目する有名バレエダンサーとは
世界各地で多くの人が、日々バレエの研鑽を積んでいます。日本だけでも約36万人いるといわれています。その中から、レッスンの成果をコンクールやオーディションで発揮してバレリーナ・バレエダンサーが世界で活躍しているのです。
バレエ界で、人気・実力ともに最高峰の日本と外国のバレエダンサー合わせて14人の経歴をご紹介します。バレエ史に名前を刻む有名な人ばかりですから、ぜひご覧ください。
日本の有名バレリーナ5選
森下洋子：『東洋の真珠』日本人初の世界的バレリーナ
3歳よりバレエを始め、72歳とは思えない美しさで現役バレリーナとして舞台に立っています。1974年ヴァルナ国際バレエコンクール金賞、1985年ローレンス・オリヴィエ賞で日本人初の受賞をしました。1981年パリ国立オペラに日本人初の出演を果たすなど、日本を拠点として世界各国で活躍しています。文化庁芸術祭大賞、日本芸術院賞など日本のバレエ芸術を牽引してきました。
吉田都：22年間英国ロイヤルバレエ団プリンシパルとして活躍
9歳よりバレエを始め、2019年新国立劇場オペラハウスでの公演を最後に現役を引退し、現在は新国立劇場の舞台芸術監督を務めています。1983年ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞し、1988年から2010年まで英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルとして活躍しました。
※プリンシパル：バレエ団の最高位の階級にいるダンサーのこと
中村祥子：古典作品からモダンまで幅広いレパートリーをこなす
6歳よりバレエを始め、ウィーン国立歌劇場バレエ団、ベルリン国立バレエ団、ハンガリー国立バレエ団を経て、2019年よりKバレエカンパニーでプリンシパルとして活躍しています。1996年ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞し、2001年ルクセンブルク国際バレエコンクール1位を受賞しました。
高田茜：中学3年から世界で活躍
3歳よりバレエを始め、2016年英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルとして活躍しています。2006年からボリショイバレエ学校に留学し、在学中の2008年ローザンヌ国際バレエコンクールに出場してプロ研修賞と観客賞を受賞し、ロイヤルバレエ団に入団しました。
菅井円加：1989年以来ローザンヌ国際バレエコンクール1位
3歳よりバレエを始め、2019年から日本人としては初めてハンブルクバレエ団最高位のプリンシパルとして活躍しています。2012年ローザンヌ国際バレエコンクール、ショッソンドール国際バレエコンクールで優勝し、2012年ハンブルクバレエ団のジュニアバレエ団を経て、2014年ハンブルクバレエ団に入団しました。
日本の有名バレエダンサー3選
熊川哲也：完璧を求めた天才ダンサー
10歳よりバレエを始め、1989年ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初の1位に輝き、東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団しました。1993年からプリンシパルとして活躍し、1998年にバレエ団退団後にＫバレエカンパニーを創立しました。2012年よりBunkamuraオーチャードホール芸術監督も務めています。
平野亮一：「神の助け」と呼ばれるダンサー
4歳からバレエを始め、2001年ローザンヌ国際バレエコンクールで入賞し、2002年英国ロイヤル・バレエ団へ入団しました。2016年熊川哲也に続く日本人男性2人めのプリンシパルとなり、高田茜とともに活躍しています。どのような役柄も演じ切ることから「神の助け」と呼ばれています。
五十嵐大地：将来のプリンシパル期待の星
4歳からバレエを始め、13歳で単身渡英し、英国ロイヤル・バレエ・スクールを主席で卒業しました。2020年9月に英国ロイヤル・バレエに入団しています。2013年ユース・アメリカ・グランプリにてホープ・アワード（最優秀）を受賞、2014年第17回ＮＢＡ全国バレエコンクール小学生の部で1位・文部科学大臣賞受賞しました。
外国の有名バレリーナ3選
ウリヤーナ・ロパートキナ（ウクライナ）：唯一無二の美しさ
1991年マリインスキー・バレエ団に入団し、1995年プリンシパルとして2017年に引退するまで活躍しました。1991年ワガノワ国際バレエコンクール1位、2000年ロシアの名誉芸術家の称号授与などロシアを代表するプリマバレリーナとなります。175㎝の長身としなやかな手足は存在感があり、美の化身と評されました。
シルヴィ・ギエム（フランス）：強靭で柔軟な肉体美
幼少期より体操選手としてオリンピックを目指していたことでも有名です。1981年パリ・オペラ座バレエ団に入団し、1984年にパリ・オペラ座バレエのエトワールとなり、1988年英国ロイヤル・バレエ団のゲスト・プリンシパルとして活躍しました。1983年ヴァルナ国際バレエコンクールにて金賞・特別賞・優秀賞の三冠、2001年オリヴィエ賞などを受賞しています。
※エトワール：プリンシパルと同じ意味で、パリ・オペラ座の最高位の階級にいるダンサーのこと
スヴェトラーナ・ザハーロワ（ウクライナ）：圧倒的な技術と表現力は世界一
ワガノワ・バレエ・アカデミーの大学院を経て1996年にマリインスキーバレエに入団し、2003年にボリショイ・バレエ団でプリンシパルでとして活躍しました。ロシア国民賞、ロシア人民芸術家の称号授与するなど世界的バレリーナです。2015年からは若手芸術家や子どもたちのためのチャリティー財団「スヴェトラーナ」を設立しています。
外国の有名バレエダンサー3選
ウラジミール・マラーホフ（ウクライナ）：バレエの貴公子
4歳からバレエを始め、1986年にモスクワ・クラシック・バレエ団に入団し、史上最年少のプリンシパルとなり、1992年ウィーン国立歌劇場バレエ団、1994年カナダ国立バレエ団、1995年アメリカン・バレエ・シアターなどでプリンシパルとして活躍しています。
1986年ヴァルナ国際バレエコンクール金賞、1989年モスクワ国際バレエコンクール金メダルを受賞しています。ベルリン国立バレエ団の芸術監督、東京バレエ団のアーティスティックアドバイザーを歴任しました。
ローラン・イレール（フランス）：身体能力と演技力に定評
1980年パリ・オペラ座バレエ団に入団しエトワールを務めました。幅広いレパートリーをこなす実力派で、1984年パリ国際バレエコンクール銀賞1985年カルポー賞、2004年ブノワ賞（最優秀男性ダンサー賞）を受賞し、世界各地で活躍しました。2017年よりモスクワ音楽劇場バレエ団の芸術監督に就任しています。
ダニール・シムキン（ロシア）：バレエ学校に通わない奇跡のダンサー
両親ともバレエダンサーで6歳から母のレッスンを受けていました。2004年ヴァルナ国際バレエコンクール金賞、2005年ウイーン国際バレエコンクールグランプリ受賞、2006年ジャクソン国際バレエコンクール金賞を受賞など、驚異的な技術で数々の成績を収めています。
ウィーン国立歌劇場バレエ団、リトアニア国立バレエ団へゲスト出演を経て、2008年アメリカン·バレエ·シアターに入団して、2012年プリンシパルを務めました。2018年からはベルリン国立バレエに移籍しています。
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最後に
バレエ界で世界的に有名な日本・外国のダンサーをご紹介しました。世界で活躍するバレエダンサーは他にも数多く存在します。活躍が期待されるジュニアも日々研鑽を積んでいることでしょう。バレエ公演や動画を観て、バレエを身近に感じてみてください。
