【バレエの技法講座・ジャンプ編】初心者がマスターできるジャンプと上手く跳ぶコツ
EYS-KIDS編集部
バレエのジャンプ技はどうしたらできるの?
バレエの華麗でダイナミックなジャンプに憧れる人は、多いのではないでしょうか。『ドン・キホーテ』第1幕のキトリのジャンプは、明るく華やかで観る人を惹きつけます。
このような大きなジャンプに挑戦するよりは、ジャンプを跳ぶための体づくりをしながら、小さいジャンプを確実に跳べるようにするのが大切です。
そこで本記事では、ジャンプの種類、初心者がマスターできるジャンプと上手く跳ぶためのコツをご紹介します。
【バレエの技法講座】覚えるべきジャンプの種類は5つ
ジャンプの種類は、5種類に分けられます。さらに、空中での足の入れ替えがあるものとないものがありますから、区別して覚えていきましょう。
① 両足で跳ぶ→両足で着地
足裏でしっかり床を踏んで、左右のバランスが崩れないように、真上にジャンプすることが必要です。着地は、膝を軽く曲げて、ふんわりとさせます。
両足の入れ替えがないジャンプ
【スーブルソー】
5番ポジションから両足で踏み切って、真上にジャンプし、空中で両足を引き寄せて、5番ポジションで着地します。足の入れ替えがないので、跳びやすいジャンプです。空中で足が開かないように、しっかりと引き寄せることが必要です。
両足を入れ替えるジャンプ
【シャンジュマン】
5番ポジションから両足で踏み切って、真上にジャンプし、空中で両足を少し開いてから入れ替えて、5番ポジションで着地します。足を入れ替えるときに、足を開き過ぎないように注意が必要です。
【エシャペ・ソテ】
5番ポジションから両足で踏み切って、真上にジャンプし、足を左右に開いて2番ポジションで着地し、そのまま真上にジャンプし、両足を引き寄せてから入れ替えて、5番ポジションで着地します。滞空時間が長くなるので、床をしっかり蹴ってジャンプすることが必要です。
② 両足で跳ぶ→片足で着地
片足で着地するため、両足での着地よりもバランスが取りにくくなるため、体のコントロールが必要になります。
【シソンヌ】
シソンヌは着地の姿勢によって、シソンヌサンプル、シソンヌフェルメ、シソンヌウーヴェルトの3種類がに分けられています。基本となるシソンヌは、5番ポジションから両脚を同時に開きながらジャンプし、片足で着地するジャンプです。
・シソンヌサンプルは、両足で踏み切り、片足を軸足の足首につけて(クッペ)降ります。
・シソンヌフェルメは、両足で踏み切り、片足で着地してから、もう片方の足を引き寄せます。
・シソンヌウーヴェルトは、両足で踏み切り、片足で着地し、もう片方の足を上げたまま姿勢を保ちます。
③ 片足で跳ぶ→両足で着地
片足でのジャンプは、両足でのジャンプよりも大きな力が必要になります。ジャンプの時に、かかとが先に上がってしまいがちで、高く跳ぶ力が弱くなってしまいます。足裏を使うことを意識することが大切です。
【アッサンブレ】
5番ポジションから軸足ではない片足を滑らせて、軸足で踏み切って真上にジャンプし、空中で両足を引き寄せて、5番ポジションで両足で着地します。足の前後の入れ替えや移動するものがあるので、より難度が高くなります。
④ 片足で跳ぶ→同じ片足で着地
ジャンプとしては大きくありません。高く跳ぼうとして顔が上向きになりがちです。顔が動かないように視線はやや上に保ちましょう。同じ足で体重を支えるため、脚力、上半身と下半身ののバランスが重要になります。
【ソテ】
軸足を踏み込んでジャンプします。ソテ・アラベスクのようにポーズを取りながら跳ぶことが多いジャンプです。ソテ単体よりも、他の動きを組合わせて姿勢を保ちながらソテをするので、難しさが増します。
【タン・ルヴェ】
ジャンプの前にポーズを整えて、そのまま片足で踏み切り、同じポーズのまま踏み切った足で着地します。その場で体を空中に跳ねるので、踏み切りと着地が同じ場所になるのです。
⑤ 片足で跳ぶ→別の片足で着地
大きくジャンプしながら、もう一方の足で着地しますから、脚力、滞空時間を増やすための上体の使い方、柔らかく安定した着地などが必要になります。
【ジュテ・アントルラッセ】
片方の足を前に振り上げ、そのまま半回転して、空中で足を入れ替えて、振り上げた足で着地します。足の入れ替えに回転が加わるジャンプなので、難度は高くなります。
【バレエの技法講座】バレエ初心者がマスターできるジャンプ
バレエの簡単なジャンプといっても型がありますから、1つひとつの動作を覚えるのは大変かもしれません。初めてジャンプをするなら、まずジャンプをする感覚を覚えましょう。
スキップしながらジャンプ
真上に伸びるように動作の大きいスキップをすることから始めましょう。年齢的にスキップが難しい場合は、ギャロップで、後ろ足を出す時に伸び上がるようにしてもよいでしょう。
タン・ルヴェ:片足で跳ぶ→同じ片足で着地
初心者や子どものセンターレッスンで行われるジャンプです。ジャンプの前にポーズを整えて、そのまま片足で踏み切り、同じポーズのまま踏み切った片足で着地します。片足ケンケンのその場跳びの要領で跳んでみてください。
【バレエの技法講座】ジャンプを跳ぶコツ
バレエのジャンプには、共通したコツがあります。ジャンプの動作を分割すると、①ジャンプ前、②踏み切り、③空中、④着地の4つでポイントをつかむと上手く跳べるようになっていきます。ぜひ参考にしてください。
①ジャンプ前
土踏まず以外の足裏をしっかり床につけましょう。ジャンプの直前に膝を深く曲げて勢いをつけないよう、膝を柔らかくしてプリエ(膝を曲げる動作)をしてください。必要以上に力まないようにすることも大切です。
②踏み切り
踏み切る時には、足の裏全体でしっかり床を蹴ります。踏み切りが不十分なまま、かかとが上がってしまうと、高く伸び上がることができなくなってしまいます。つま先から跳ぶことを意識してください。
③空中
飛び上がった後は、それぞれのジャンプに合った両足の動きを素早く整えましょう。空中での姿勢は、お腹を伸ばして、できるだけ長く保つことが重要です。
④着地
つま先から静かに着地して、膝を柔らかくプリエをすることが重要になります。プリエは、膝の負担を減らす上に、見た目も軽やかに着地することができます。
【バレエの技法講座】子どもが自宅でジャンプ技をするのは難しい!
難しいジャンプほど、上手になりたいと思う人は多いでしょう。しかし、自宅でのジャンプ練習はおすすめできません。フローリングの床は滑りやすく、カーペットでは適度に足を滑らせることができないので、ジャンプ練習には向いていません。始めのうちはバランスを崩しやすく、動き自体が不安定なので適切な指導のもと行うのがベストです。
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終わりに
ジャンプは、子どもであっても手足を長く伸ばして跳ぶと美しくなります。ご紹介したジャンプを跳ぶコツを参考にして、小さなジャンプから始めてください。
もっと難しいジャンプが跳びたい、ジャンプを跳べる体づくりを基礎から学びたいと思ったら、ぜひバレエ教室の体験レッスンを受けてみてください。