【バレエの技法講座・回転編】回転ができない原因と練習のポイントを紹介
EYS-KIDS編集部
バレエの回転が苦手な人は多い
バレエの回転が上手く回れなくて苦手に感じている人は多いです。どんな練習をしたらいいのか分からないということもあるでしょう。苦手意識があるとますますできなくなるのも無理はありません。
そこで、本記事では回転ができない原因と練習法、目が回らないコツをご紹介します。回転が苦手な人は、ぜひ試してみてください。
【バレエの技法講座】なぜ回転が上手くできないのか?
なぜ回転が上手くできないのでしょうか。できない原因がわかると、練習のポイントがつかめるようになります。回転が上手くできない主な原因について解説します。
軸足が弱い
軸足が弱いと、片方の足を前に出した時に体が引っ張られて引き上げが弱くなり、姿勢が保てないのでバランスが崩れてしまいます。
また、軸足が弱いために力が入りすぎる、あるいは全体重を軸足に乗せると、回転のための重心移動ができなくなることも、姿勢が保てない原因になります。
顔が正面につけられない
顔が正面につけられないと、首が縮こまったり顔が左右・上下に動いてしまうので、目が回ってしまい、バランスを崩してしまいます。
顔が正面につけられない主な原因を以下に挙げます。
●視線が上すぎ・下すぎ、あるいは定まっていない
●体と顔が一緒に動いてしまう
●1点を見過ぎている
●顔が真っ直ぐになっていない
回転の途中でバランスが崩れるのは、このタイプに多いです。
そもそもきちんと立っていない
回転の動作を開始する前に、きちんと立っていない可能性があります。かかとが床についていない、内股になっている、猫背になっているなど回転を開始する前の準備が整っていないということです。
回転の動作に入る前の姿勢で、片足でバランスが取れなければ回転はできません。いきなり動き出すということは、体も心も準備が整っていないといえます。
【バレエの技法講座】回転の練習法ポイント
回転は練習のポイントを絞ることで、上達が早まります。回転はできることがゴールではなく、美しさをともなわないとバレエとはいえません。回転の練習ポイントをご紹介しますので、美しい回転を目指してください。
顔を正面につける
まっすぐ前を向いた時より少し上に視線のポイントを決めます。回転中は、そのポイントが見えなくなるギリギリまで見続けて、見えなくなった瞬間に回転する方向から振り返るようにして、ポイントを見てください。
顔を正面につける際の注意するポイントを以下に挙げます。
●見えなくなった時にあごが上がってしまったら、ポイントを見過ぎている合図です。
●顔が体より先に正面を向くようにします。
●顔は肩に平行になるよう姿勢を保ちます。
自宅で顔を正面につける練習法
鏡を見ながら、上記の注意するポイントに気を配って、ゆっくり一回りしてみてください。手は肩、または腰に置いて固定しましょう。顔と肩の平行したラインがわかりやすくなります。
立っている姿勢を見直す
床に対して垂直に立っているか確認しましょう。軸をまっすぐにするために、肩・お腹・お尻が床に平行になっているか鏡で確認してください。さらに、首がまっすぐ引き上げられているか、首を左右に回して余分な力を抜くことも大切になります。
回転に挑戦する前に、つま先で立てるようになることも必要です。ドゥミポアント(床からかかとを2分の1上げる)は、基本的な姿勢ですから、これができないと難度の高いジャンプを跳ぶことはできません。これからジャンプに挑戦する人は、安定したドゥミポアントを身につけましょう。
回転の種類と難易度
回転の種類と難易度をご紹介します。どの回転も1回転から始めて、2回転、3回転と増やしてください。ここでは、基本的な足の動きを示しますので、挑戦してみてください。
バレエ初心者がマスターできる回転
バレエ初心者が最初に習うのがストゥニューです。簡単そうに見えて、重心移動で体が揺れやすいので、初心者には難しいと感じるかもしれません。
片足をプリエ(膝を曲げる動き)にして、反対側の足を横に出します。その出した足のつま先に体重を乗せて、片方の足を引き寄せたら1回転します。
中難度の回転
動作が複雑になってバランスの保ち方が難しくなってきます。中難度の代表的な回転技を2つご紹介します。
ピルエット
4番のポジション(※)で立ち、片足を軸に右回りまたは左回りに回転します。軸足でない足は、つま先を軸足の膝に付けておきます。
※4番のポジション:前になる足を1足分ほど間をあけて、平行になるようにします。
ピケ・ターン
5番のポジション(※)から、片足を前から横に出し、軸足の膝に付けて回転します。数字の4のような形になります。
※5番のポジション:どちらかの足をもう一方の足に対して、平行になるよう真横になるようにします。
高難度な回転
『白鳥の湖』の黒鳥や『ドン・キホーテ』のキトリ、『パキーラ』のパキーラなどで32回転が披露される超絶技巧をご紹介します。
グラン・フェッテ・アン・トゥールナン
4番のポジション(※)でピルエットをしたら、軸足はかかとが床から上がらない程度にひざを曲げたまま降ります。軸足ではない方の足は、前から横に回して次のピルエットへつないで、何回転も回ります。
同じ足に長い時間重心がかかるので、軸足の強さが求められる回転です。前または後ろに出した足は、円を描くように回し続けます。正確に回転しないと迫力や美しさが保てない非常に難しい技です。
バレエの回転はプロに教えてもらうのがベスト
バレエの回転は、どのように回ってもよいわけではなく、テクニックとともに美しさも追求していかなければいけません。そのためには、客観的にアドバイスをもらう必要があります。体の動かし方や力の入れ方に癖がつくと、なかなか修正することが難しいので、できるだけ早い段階から、プロに教えてもらうのがベストです。教えてもらった上で、自宅で練習を積み重ねていくことが上達の近道といえます。
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最後に
バレエの回転技は、華やかで迫力のある回転技は多くの人の心を惹きつけています。軸足の弱さや顔が正面につけられない、回転の動作を開始する前の姿勢が整っていないなどの原因から苦手に感じている人も多いのです。
苦手克服のためには、回転の練習のポイントに気を配って地道な練習に取り組むことが大切になります。そうすれば1回転から回転数を上げていくことにつながるでしょう。