【まずは覚えたいバレエ用語】基礎から理解してレッスンを楽しもう

EYS-KIDS編集部

バレエ用語が覚えられるか不安を感じていませんか?

バレエ用語を覚えられるか不安に感じている人は多いのではないでしょうか。バレエを習うと基本動作など覚えることがありますから、小さな子どもであれば不安に感じるのも無理もないことです。

本記事では、バレエ用語の重要性やレッスンに役立てる上で知っておくべき用語、覚えるコツについて解説します。

バレエ用語は知っておくべき?

バレエを続けていく上で、バレエ用語は知っておくべきでしょうか。覚えなくてもレッスンはできますが、覚えてレッスンをするのと知らないままでは、上達にも違いが出てきます。ここでは、バレエ用語の重要性について解説します。

知っておくと動きの理解が早くなる

小さな子どものレッスンでは、分かりやすく日本語で行われますから、あらかじめ多くのバレエ用語を覚えておく必要はありません。

とはいえ、バレエ用語が出てきた時に、周りを見てから動いていては遅れがちになり、正しく動けなくなってしまいます。動作の形だけではなく、バレエ用語の意味を知っておくと、動作のポイントがよく分かり、体の動かし方も変わってきます。

バレエの難易度が上がれば必須

バレエの難度が上がれば、動きが複雑になりますから、バレエ用語に対して反射的に動けることが求められるようになります。動きを日本語で全て説明しようとすると無理が出てくるからです。さらに、先生も指示を出すたびに全て見本を示してくれることもありません。

バレエを始めたら、先生が言うバレエ用語を少しずつ覚えて動けるようにしておくことが大切になります。

知っておくべきバレエ用語と意味

バレエレッスンで知っておくべきバレエ用語には、どのようなものがあるのでしょうか。初心者が知っておくべきバレエ用語と意味をご紹介します。

よく使われる基本用語

【パ】

バレエのステップや動きの総称を指します。パ・ドゥ・シャの場合は「猫のステップ」のようにステップや動きを指したり、踊りの種類を指す場合もあり、広い意味合いを含んでいます。

【ポジション】

手・足の置く位置のことで、足のポジションは1~5番まであります。バレエのパはすべて足のポジションの1~5番のどれかから始まります。

【バー】

レッスン場の壁面に設置されている横棒で、移動できるタイプもあります。バーレッスンで使います。

【センター】

バーを使わずに、レッスン場全体を使ったレッスンのことで、センターレッスンを指します。フロアと呼ばれることもあります。

【レヴェランス】

バレエのお辞儀には「崇敬の想い」という意味が込められてます。レヴェランスには3段階あり、レッスンの終了後には簡単な動作のレヴェランスで締めくくられるのが一般的です。

バーレッスンでよく使われるバレエ用語

【ドゥミプリエ/グランプリエ】

ドゥミは「半分の」、グランは「大きく」、プリエは「折りたたむ」という意味です。ドゥミプリエは、かかとが床から離れない程度にひざを曲げます。

グランプリエは(2番を除いて)、かかとを上げて太ももが床と平行になるまで膝を深く曲げるがあります。

【グランバットマン】

グランは「大きく」、バットマンは「打つ」という意味です。片足を真っ直ぐに伸ばして、前・横・後ろの方向に高く蹴り上げる動きのことです。

【ロンドゥジャンブ】

ロンドゥは「丸い」、ジャンプは「足」という意味です。足を前から後ろ・後ろから前に回し、半円を描くような動きをします。

センターレッスンでよく使われるバレエ用語

【ポワント】

ポワントは「足のつま先」という意味で、トウシューズでつま先立ちした状態を指します。同じつま先立ちでも、バレエシューズでのつま先立ちは「ルルベ」です。

【ピルエット】

ピルエットは「回る」という意味で、片足を軸にして、そのままの位置でコマのように体を回転させます。回転の方向やポーズによってさまざまな種類があります。

【シェネ】

シェネは「鎖」という意味で回転技の1つで、速いテンポで体を連続して直線や円を描くように回転させます。

【アラベスク】

片足で立ち、上げた脚をまっすぐ後方へ伸ばす動きのことです。腕や体の方向によって4種類に分けられます。バレエでは有名な動きの1つです。

バレエ用語を覚えるコツ

バレエ用語のほとんどがフランス語です。世界共通で使われる用語ですから、覚えてしまえば世界中で使うことができます。コツをつかんで楽しく覚えていきましょう。

身近なバレエ用語(フランス語)から覚える

バレエ用語だと知らずに使っている言葉や知っているフランス語がバレエ用語としても使われている言葉があります。

バレエ(ballet)はフランス語です。バレエを踊ることを職業にしている人を男女ともにバレエダンサー(英語)といいます。フランス語では、女性のバレエダンサーをバレリーナ(ballerina)といいます。

【シニヨン】【シュシュ】

女の子の髪型で、髪を束ねてお団子のように後頭部辺りでまとめられています。シニヨンに付けるシュシュも「かわいい」という意味のフランス語です。バレエを習っていなくても髪飾りやブレスレットにしている人も多いでしょう。

【チュチュ】

バレエ衣装のチュチュは、ファッションにも取り入れられて、チュチュスカートやワンピースとして親しまれています。妖精のような可愛らしさがあります。

【プティ】

プティ・バットマンのように、プティ「小さい」とバットマン「打つ」という意味から、膝から下の部分だけを使う動きがあります。プチケーキ、プチプリンなど普段からよく使っている言葉です。

【フォンデュ】

バレエでは、プリエ(足を外側に向けて、膝を曲げる動き)から溶けたように沈み込み、ゆっくりと足を伸ばす動きをします。フォンデュは「溶ける」という意味で、フォンデュといえば、チーズフォンデュやチョコフォンデュを思い浮かべることも多い馴染みのある言葉です。

動きながらバレエ用語を口に出してみる

言葉だけで覚えるのは難しいので、動きながらバレエ用語を口に出してみることをおすすめします。言葉と動きをセットにして、体で覚えましょう。レッスンで反射的に動けるようになっていくと、自信持って踊れるようになります。

バレエ用語集を読んでみる

バレエの専門用語や動きの解説などが掲載されたバレエ用語集があります。知らない用語があったらすぐ調べる習慣をつけるためにも、手元に1冊あると便利です。子ども向けのものもありますから、一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

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終わりに

バレエ用語は、難度の高いレッスンになるほど重要になってきます。バレエを習いながら1つずつ覚えていくと、後になって焦ることがありません。バレエ用語に興味を持ったら、身近にあるフランス語へと学びを広げてください。このような探究心は、バレエの上達につながっていくでしょう。

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