【子どもが足の甲を痛がる原因と対処法】自宅でできるストレッチを紹介

EYS-KIDS編集部

バレエをすると子どもが足の甲を痛がる

バレエを習い始めてすぐに子どもが足の甲が痛いと言い出したら心配になるでしょう。トウシューズなら痛くなる子どもは多いですが、バレエシューズであれば不思議に思われるかもしれません。

本記事では、子どもが足の甲を痛がる原因と対処法、足の甲を出すために自宅でできる足の甲のストレッチをご紹介します。足の甲を出すのはトウシューズを履くために必要ですから、ぜひ参考にしてください。

子どもが足の甲を痛がる主な原因

バレエシューズを履いている子どもが、足の甲を痛がる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、 子どもが足の甲を痛がる主な原因をご紹介します。子どもならではの原因ですから、確認してみてください。

足が小さい・筋力が弱い

子どもは足が小さく、足裏・足指・足首、体を引き上げるなどの筋力も弱いため、つま先立ちをすると足の甲を痛がることがあります。普段使わない足裏の筋肉を伸ばすので、足の甲が痛むのです。無理に伸ばそうとして、足指の先に重心をかけてしまうのも足の甲の痛みにつながっています。

バレエシューズが合っていない

子どもは、まずバレエシューズで練習し、トウシューズを履くための準備をします。足の甲に痛みが出るのは、バレエシューズが足のサイズと合っていない場合とソールが適していない場合です。

バレエシューズのサイズは、メーカーによって異なりますが、普段の靴より0.5〜1.0cm大きいサイズがよいとされています。まっすぐに立ったときに足指が曲がってしまうと足の甲に力が入ってしまい、柔らかい素材であっても窮屈なものです。

バレエシューズの底は、前後2つに分かれたスプリットソールタイプと、1枚につながっているフルソールタイプがあります。始めのうちは、床に足裏全体が着くフルソールタイプがおすすめです。スプリットソールはフルソールに比べてクッション性がやや劣るので、バレエ経験が浅い子どもが履くと足が痛くなる可能性があります。

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また、バレエを始めたばかりの子どもは、フルソールタイプでも硬く感じられることがあるようです。ソールの硬さに負けてしまえば、足に余計な力が入り疲れたり痛みが出たりします。履き慣れていけば改善できるでしょう。

教室の雰囲気に緊張している

教室の雰囲気に馴染めずに、緊張してしまうことはよくあります。緊張によって、筋肉が硬くなると動きがギクシャクして余計な力が入りがちです。バランスを崩すこともあるでしょう。緊張によって足の甲に痛みが出ることもあり得ます。

年齢によっては成長痛かも

バレエを始めてシューズにも慣れて、少しずつ筋力がついてきたにもかかわらず、足の甲など足に痛みがあるなら、成長痛かもしれません。成長痛は幼児期~児童期にみられ、特に3歳~5歳頃は一次成長痛として、足の痛みが現れやすいといわれています。

子どもが足の甲を痛がるときの対処法

子どもが足の甲を痛がるときには、どのようにしたらいいのでしょうか。まず、無理をさせずに足を休めてあげることが大切です。しかし、その後の対処法を知れば痛みを軽減することができます。

子どもの足首やつま先をほぐすにはルルべが最適

ルルベは、かかとと足裏を上げて足指の腹部分で立ちます。体をまっすぐにして背伸びをするイメージです。足の甲が痛いときは、立った姿勢でルルベを行うと負担になってしまいます。

そこで、ヨガマットなどを敷いて、仰向けに寝た姿勢で、足を片方ずつつま先をゆっくり伸ばしたり戻したりします。力を入れたり緩めたりする感覚をつかむことが大切です。

ポイントは、以下の3つです。

・足首から動かす

・指を丸めない

・膝を曲げない

骨盤辺りの出ている骨を触ると足首の動きと骨盤の動きを意識できます。慣れてきたら、椅子に座る→両手を壁につけて立って行う→つかまらずに立って行う、と手順を踏んでください。座るときも立ったときも骨盤を立てると、足首が動きやすくなります。

バレエシューズのサイズを見直す

成長過程の子どもの足はサイズが変わりやすいので、膝を曲げたり伸ばしたりして、足指に体重をかけて指を丸めていないか、痛いところがないか確認してあげてください。同時にタイツのサイズも合わせてチェックしましょう。

自宅でできる足の甲ストレッチ

自宅で簡単にできるストレッチなので、親子で楽しく取り組むことができます。必ず足首を持って動かないようにすることがポイントです。④、⑤は足指をそっと押してあげると伸ばしやすくなります。

①足全体をさする

②足の指を1本ずつ左右に回す

③足の甲側を伸ばしてキープする

④足の裏側を伸ばしてキープする

⑤足全体をさする

足の甲のストレッチは、短い時間でいいので1日に何度も行うと効果的です。その際には、ゆったりした音楽を流すとリラックスできて、ストレッチ効果が上がります。ぜひ試してみてください。

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最後に

子どもが足の甲を痛がる原因には、さまざまなものがあります。適切な対処法によって痛みを軽減することができます。

バレエに必要な筋肉は、年齢相応のバレエレッスンを行っていれば、徐々に鍛えることができます。だからこそ、毎日のストレッチで足の甲を伸ばして、より高く見せるように意識することも大切になります。

ストレッチの方法は他にもありますから、バレエ教室の先生からお子様に合ったものを教えてもらうといいでしょう。

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