まずはやはり基礎練習が大切です。撥（バチ）の持ち方から棹の構え方、撥の打ち方を反復練習します。ここがクリアできていないとのちのち苦労することになるのでていねいに。同時に音合わせという撥の基礎練習をしながら津軽三味線のリズムを習得。撥を見ずに音合わせができるようになれば、曲に入ります。楽譜の見方から指の押さえ方を習得してもらいます。そこまでできれば、「ユビフェス」用の曲はすぐに弾けるようになります。

津軽三味線では単音でメロディーだけを弾くのならば簡単ですが、きっちり曲として成立するレベルに合わせるのならば、まずは津軽三味線である程度のレベルなるまで練習が必要です。具体的にいうと六段という曲を弾けるようになるぐらいです。通常月二回のレッスンでここまで一年かかります。最初から洋楽器と会わせたいという方には希望に添って教えますが結局遠回りになりがちで急がば回れという所ですね。

津軽三味線では「千本桜」が人気あります。メロディーも含めつつかっこよくなるように教えていますが、かっこよく見せる演奏ができるまでには、やはりある程度の技術が必要になってきます。しかし、知っている曲ややりたい曲は覚えるのが速いので、あんまり心配しなくても大丈夫。講師が見本を弾いて見せることで、そこまで難しく考えなくてもいいということを実感していただいています。

ある程度のレベルに達した生徒さんにはよりうまくなってほしいので、曲中の音の強弱や盛り上がるフレーズの練習をします。さらに音を揺らしたり、あえて切ったりを練習します。さらに王道のじょんがら節では、拍手を待つフレーズを教えたりします。技術の問題ではなくなってきたら路上演奏やボランティア演奏を勧めて現場の雰囲気 反応を味わってもらいます。

初心者の会員様には音を鳴らすことや、アンサンブルのなかで演奏することの楽しさを感じていただきたいと思っています。うまくできたかどうかは後回しで大丈夫です。ステージに立って音を鳴らして、存分に高揚感を感じていただきたいです。そうすることによって、音楽がより楽しくなるでしょう。ぜひ一緒に楽しみましょう。

弾き語りは「歌うこと」と「楽器伴奏」の2つを同時にするので、まずは一つずつできるようになっていただきます。最初に歌を1曲通して歌えるように（カラオケで歌える程度）なりましょう。その後、原曲の歌を聴きながら楽器伴奏を1曲通してできるように。そして、楽器伴奏をしながら歌ってみる。このの三段階でチャレンジしていただければと思います。

バンドは他の楽器と一緒に演奏することです。そのため、まずは基本となるドラムのリズムに合わせて演奏するとよいかと思います。もしもドラムがいない場合はメトロノームを使って、他の楽器とリズムを合わせることが大切です。わからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。何事もわかりやすくご説明いたします。

一つ上のレベルに進みたい会員様には、アーティストのカバーをおすすめします。自分の知らないコードや音階やリズム、音色、強弱などを取り入れていくことで、さらに幅が広がるからです。好きなアーティストがあれば、それをやってみましょう。特にない場合は、どの人をカバーするか選びたいので、どのような音楽が好きか教えてください。

簡単なやり方なら、iphoneのボイスメモで録音できます。また、ビデオ撮影だったら、自分のフォームや表情なども合わせてチェックできますよ。そのほかには、レコーディングスタジオでの録音もおすすめです。機材は必要になってしまいますが、自宅で録音する宅録という方法もあります。録音で迷ったら、ぜひご相談ください。

DTMという制作ツールがあり、DAWソフトやパソコン、オーディオインターフェース、マイク、ケーブル、楽器などがあれば自宅でも制作ができます。録しないならば、DAWソフトとパソコンがあれば制作可能です。また、MACをお使いの方はガレージバンドというDAWソフトが標準搭載されているので、ぜひ使ってみましょう。