合奏相手と呼吸を合わせて音を奏でることが、私のライブ（舞台演奏）の楽しみ方です。緊張でミスタッチしても、曲を止めず弾き直しもせず、うまく流れに戻ってくるコツをお伝えします。また、原曲に対し音数を減らして弾きやすく編曲をして、音を楽しんで弾く喜びを体感いただけるようにサポートしていきたいと思っています。

質素で簡素にしつらえたもの、完璧でなく曖昧なものに備わる趣を味わう感性を“ワビサビ”とすれば、箏はまさにワビサビの世界、音でワビサビを体感できます。筝曲ではあえて不協和音を用いて音を聴かせるなど、音の伸びを含む余韻の“間合い”で音楽を作ります。レッスンでは、楽器の扱い方、弾き方にも日本の美意識が『型』として継承されていることを理論的にお伝えします。

日本の伝統楽器である箏曲には『春の海』のように自然の情景を表現したものが多くあります。「雨や水の流れる音や風の音を箏で表現するならどうなるかな」と日常の中にある音にも耳を傾け味わってもらえるように、楽曲の作られた時代背景から曲を考察し、その当時にタイムスリップして弾くひとときをレッスンとしていきます。

楽曲の精度を上げようと時間をかけて練習しても、指が動かなかったり、音に雑音が発生したり、気持ちよく弾けない場合があります。身体の癖がスムーズな動きの邪魔をすることもあれば、弾く位置の違いでまろやかな音を発見をするなど、目から鱗なくらい簡単なコツや骨格の使い方もあります。一小節でもできなかったフレーズが弾けると嬉しいものです。小さな成功体験を積み重ね、自信のある音を育てるサポートをします。

箏は13本の絃で表現する世界ですが、琴柱をドレミ調に並べるなど、調律次第でさまざまな曲が弾けるのが魅力です。アニメや歌謡曲など、耳馴染みのある曲を箏で弾くと、日本っぽい和の趣が漂います。いつになっても不思議で楽しいと感じされてくれる部分です。ポップスをしてみたい方はぜひお気軽におっしゃってください。

箏曲の古典には唄いながら弾く楽曲が多くありますし、現代曲のポップスでも歌いながら弾くとメロディがつかみやすい利点があります。なにより自分で弾いて歌うと、独りカラオケのように楽しめます。弾き歌いの場合、手を動かしながら唄うと言葉としての発声が疎かになりがちです。母音と子音の聴こえの違いに意識をもって、言葉として唄えるよう息継ぎのコツなどをサポートします。

間違いを怖がらずに演奏することが大切です。誰だって最初は失敗するものです！失敗はもっと上手になるための大きな一歩でもあるんですよ。緊張することもあると思いますが、気にすることはありません。自分の音を楽しめるように、人とのアンサンブルを楽しめるように、丁寧にサポートいたします。ぜひついてきてください！

お箏などの日本音楽では、あえて作られた不協和音や、楽器特有の余韻による「間」が存在します。風や波、虫の音などの情景描写を表す奏法も多く、いわゆる雑音と呼ばれるものも大切な音の一つなんですよ。一緒に曲の中に隠された景色を見つけてみましょう。きっと慣れると新しい世界にワクワクするに違いありません。楽しみですね。（項目2と同じでした）

「今よりも、もっと素敵な演奏がしたい！」そう思っていただけたら、とてもうれしいです。そのときには、今できていることはもっと伸ばせるように、つまずいてしまうところにはさまざまな方法を提案いたします。一緒に一つずつ解決していきましょう。疑問点がありましたら、お気軽におっしゃってください。できる限りお答えします。

実はお箏でポップスの演奏は可能なんですよ。ポップス曲を演奏できるのもお箏の魅力の一つだと思います。アニメやドラマの主題歌などをお箏で演奏すると、少し雰囲気が変わるのも楽しいポイントです。楽譜がない場合でも、一緒に楽譜を書くことができますので安心してください。弾いてみたい曲があったら、お気軽にお声がけください。

お箏の古典では、歌いながら演奏する曲もあります。お箏の歌では特に "ことば" を大切にして歌います。「歌も演奏も…」となると難しく感じてしまうかもしれませんが、きっとできるようになります。まずは簡単な曲から始めましょう。声の出し方についても少しずつお伝えしていきます。しっかりと指導しますので、ぜひレッスンを受けてみてくださいね。