【4歳からのピアノ入門】少し早いうちから身につけるべき練習方法や教材を徹底解説!

悩ましい…4歳からピアノを始めるのは早い?遅い?

幼児教育の一つとしてピアノを選ばれることは定番ともいえます。何歳になったらピアノを習わせるのがよいのでしょう。小さなお子さんにピアノを習わせたいと考えた時、最も気になるのが“何歳から始めるのがよいのか”ということでしょう。

4歳は早いのでしょうか?音楽を聴く・音楽を感じるということであれば、0歳から始められます!
しかし、ピアノを弾くとなると0歳は難しいと考えられます。4歳から受け入れてくれる教室が多いようです。

大手音楽教室では、4歳からピアノを始める理由を次のように紹介しています。

・4歳は手指の発達において、楽器の演奏に無理なく取り組める時期である。
・4歳は認知の発達において、楽譜を理解できるようになる時期である。
・ピアノ学習は、鍵盤と楽譜の関係を理解しながら進めることで上達が早くなるので、ピアノを始めるのに4歳は最適な年齢である。

文部科学省が発表した「幼児教育の無償化の論点(資料7)」において脳科学的知見として、幼児期(4~6歳児)からの楽器演奏(ピアノやヴァイオリン)などの練習・訓練は脳に変化を起こすが、この変化は一定の年齢を過ぎると生じにくくなると書かれています。

子どもの脳は、0~3歳の時期に脳の細胞数が増加する時期であり「心が伝わる脳」を育てる、3~7歳は間引きという現象が起こり、神経回路の質が高まる成長期であり「勉強やスポーツができる脳」のベースを育てるとしています。(子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!.林成之.幻冬舎新書)

ノーベル経済学賞を受賞したヘックマン教授は著書で、「就学後の教育の効率性を決めるは、就学前の教育にある」と主張し、就学前の教育(3歳~)によって学習意欲の伸びが顕著に高くなることを示しました。この学習の意欲などの能力は社会的に成功するうえで重要であると述べています(幼児教育の経済学.ジェームズ・J・ヘックマン他2名.東洋経済新報社)。

以上のことから、4歳の音楽経験は脳の発達にさまざまな影響を及ぼすことがわかります。
4歳は、ピアノを習い始めるのは決して早くない、最適な時期だ!といえます。

4歳の子どもにピアノを習わせると良い3つの理由とは

①自己表現が高くなる
4,5歳児1,845名を対象とした研究の結果、ピアノが自己表現の発達との有意な関連があることを示しました(細川陸也 他2名.就学前のスポーツ活動・文化芸術活動と社会的スキルの発達との関連.2016)。

②音楽を聴き取る力が言語能力を発達させる
4,5歳児100名を対象とした研究で、楽譜を読み、音を聴き取ることが言語能力の発達に深く影響を与えていることを明らかにしました(Anvari SH,et al.J Exp Child Psychol.2002.)。
この研究では、音楽技術を持つ4,5歳の子どもは、それを持たない子どもに比べて語彙、読解力、数などの成績が優れていたという結果をもたらしました。
 
③ピアノレッスン絶対条件「イスに座る」について Luriaは、調整的な言語による行動調整は3歳~3歳半ごろから発達し、4歳半~5歳半ごろ外言化(口に出して言う)によって反応を抑制されることを示しました(Luria,A.R.1961.松野豊・関口昇訳.言語と精神発達)。

4歳の子どもは、先生やお母さんからイスに座るよう(調整的な言語)促されて座れるようになり、さらには「自分一人で大丈夫」というような自分で自分を励ますような言葉を口にするようになると、自分の気持ちや行動を調整するようになり、イスに座ることは定着すると考えられています。

4歳の子ども向きのピアノの練習方法について

ママ(パパ)と楽譜を読む練習
ママが弾いて、ドレミで一緒に歌うことから始めましょう。楽譜には音符のほかに速度や表現を表す記号が書かれています。音とリズムの間違いに気づきながら修正していくことで片手ずつの練習がスムーズになります。

楽譜を読む練習はとても大切なことです。楽譜から多くの情報を読み取れるようになるために、楽譜を読むことと楽譜を見ながら弾くことは小さいうちから身につけておきたいです。

ママと片手ずつ分担練習
両手の練習に入る前に片手ずつの練習が必要になります。お子さんが右手でママは左手、次はママが右手でお子さんが左手と進みましょう。1小節または2小節をママが弾いたらお子さんが弾くという練習もよいと思います。

両手の練習に入る前に片手ずつの練習が必要になります。お子さんが右手でママは左手、次はママが右手でお子さんが左手と進みましょう。1小節または2小節をママが弾いたらお子さんが弾くという練習もよいと思います。

お子さんのパートはドレミを歌いながら弾くようにしましょう。繰り返しの練習によって鍵盤の位置と音の名前が一致するようになります。一致するようになると、自分で間違いに気づくやすくなります。 お子さんが左手を弾きながら、ママとお子さんは右手のメロディーを歌うことも有効です。

両手の練習 
片手ずつの練習ができたら両手の練習がすぐできるとは限りません。両手を弾くということは、右手と左手が違う動きをすることです。例えば、ドレミファソと弾くとき、右手の指番号は親指を1度して「12345」、左手の指番号は小指が5になるので「54321」となります。小さいうちは左右の指が同期しやすいので、左右の手は同じ指番号で弾く方が弾きやすいのです(左右とも同じドの音から指番号「12345」と動かすと、右手はドレミファソ、左手はドシラソファとなります)。この動きを両手のトレーニングとして取り入れてはいかがでしょう。

ゆっくりと2小節ずつ弾いて、弾けると次の2小節を弾き、最初から4小節を通してみるというようなスモールステップで練習するのが上手になる地道ながら近道でもあります。

自由奏
楽譜から離れて、好きな歌や創作の歌をうたいながら両手をそれなりに(手のひらや指を使って)動かしてみるという演奏です。これは案外面白いです。両手の違う動きに慣れるために、楽しんでできる練習になります。

ピアノは子供が小さいうちから始めよう!まずは無料体験から

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まずは無料で、お試ししてみてはいかがでしょうか。

4歳の子ども向きのおすすめのピアノの教材について

①ピアノひけるよ!ジュニア1


https://www.amazon.co.jp/

著者 橋本晃一
価格¥1,100
ドレミ出版社  
おなじみの曲が収録されています。ピアノひけるよ!ジュニア1、レパートリーA、テクニックが揃っています。

②ピアノどりーむ1 初級ピアノテキスト


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ぴあの どりーむ1
著者 田丸信明
価格¥1,540 学研プラス 
児童・幼児事業部 音楽事業部
ぴあの どりーむ1、レパートリー、ワークブックが揃っています。曲はオリジナルが多く、4歳の子どもがよく知っている題材が使われ興味を誘います。

③バーナムピアノテクニック ミニブック


https://www.amazon.co.jp/

著者 エドナ メイ バーナム
価格¥1,100
全音楽譜出版社
1曲ずつは短くシンプルにできています。動作がタイトルになっています。想像を膨らませながらテクニックの練習ができます。

4歳児にピアノを習わせるならEYS音楽教室へ

ピアノ教室を選ぶ際のポイントはどのようなことでしょうか。料金、先生との相性、立地の3点について考えてみます。


・料金 入会金、月謝、教材費、その他の料金を確認しましょう。入会時に必要な総額と明細、月謝総額と明細、月謝はレベルが上がるにつれて高くなっていくか、発表会参加費などについて確認する必要があります。 料金の総額だけでなく、体験レッスンを通して月謝とレッスン内容が合っているかを判断することをお勧めします。

・先生との相性 ピアノや音楽が楽しいと思えることと、演奏技術の向上に最も重要なポイントになるのは先生との相性です。

・立地 自宅から教室までの道のりを確認しましょう。アクセスがしにくい、自宅から遠く時間がかかるなど、時間と体力に無理のない教室を探しましょう。 ここで、ご紹介するEYS音楽教室には、一人ひとりと向き合う音楽教育を提供するため、0歳から始められるリトミックコース、全47種類の楽器コース、ボーカルコースがあります。 前述したピアノ教室を選ぶ際のポイントに照らし合わせて簡単にご紹介いたします。(詳しくはお問い合わせください

EYS音楽教室にはみられない独自のサービスがあります。
・レッスンにオールフリー制度 「日程を選んで」「好きなスタジオ」「好きな講師」「楽器のチェンジ」を自由に選ぶことができます。ご自分のライフスタイルに合わせてレッスンが受けられるサービスです。

・従来型の発表会に加えて、さまざまなイベントなど世界中の人と演奏を通じて交流できる場を提供しています。

最後に

4歳の子どもにピアノを習わせるのは早い?というお悩みに、ピアノを始めるには4歳が最適な時期だということをご紹介しました。

お子様の日頃の様子を観察してみてください。音楽に合わせて身体を動かすことが好き、歌をうたうことが好き、ピアノに興味が出てきた、などの変化がみられたら、ピアノ教室に通い始めるタイミングかもしれません。 お子さんもママも楽しんで続けられる教室を探してみてください。きっとご希望の教室がみつかると思います。

教室や先生、お子さんと同年齢のお友だちとの出会いが待っています。 ピアノレッスンでは、ご家庭での練習法などを先生と相談して、お子さんとの楽しい時間は、かけがえのない時間になることでしょう。

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