【ピアノの黒鍵の役割とは】子供への教え方のポイントも解説

「黒鍵」 とは、ピアノの鍵盤で黒く短い鍵のことです。子供にピアノを習わせていると、黒鍵が上手に弾けず、つまづいてしまうことがあります。

今回はピアノの黒鍵について、そもそもどのような役割があるのか、子供が黒鍵でつまづきがちなのはなぜか、子供に黒鍵の使い方を教える際のポイントを解説します。

ピアノの黒鍵の役割とは?

ピアノの黒鍵は、演奏する上でどのような役割があるのでしょうか。見てみましょう。

シャープやフラットで使用

黒鍵は2つの白健の間にある鍵です。つまり、白健の音の中間の音ということです。

楽譜に#(シャープ)や♭(フラット)の記号が付いた音を奏でる際に使います。#はその音より半音高い音で白鍵の右側、♭は半音低い音で白鍵の左側です。

演奏するキー位置の目安になる

黒鍵は演奏する鍵の位置の目印でもあります。もしもピアノに黒鍵が無かったとしたら、白健が並んでいるだけとなります。白鍵は52鍵あり、それぞれキーの音が書いてあるわけでもないので、その中から瞬時に弾きたいキーを選ぶことは至難の業です。

白健より数が少ない黒鍵を目印にすることで、弾きたい音の白鍵をすぐに見つけられるのです。

黒鍵の注意点

白鍵の半音違いの音を出すことができる黒鍵ですが、弾く際には注意するべき点が2つあります。どのような点に注意が必要か、見てみましょう。

読み方が2つある

黒鍵は隣の白鍵の半音高い、あるいは低い音を出す際に使いますが、一つの黒鍵は読み方が2つあるので注意が必要です。

これはどういうことかと言うと、例えば「レ」と「ミ」の間にある黒鍵は、「レ」の右側にあるため、「レ」のシャープですが、「ミ」の左側でもあるので、「ミ」のフラットでもあるのです。

黒鍵がない場合もある

黒鍵は全ての白鍵の間にあるわけではありません。そのため、音によっては黒鍵が存在しない場合もあるのです。「ド」のフラット、「ミ」のシャープ、「ファ」のフラット、「シ」のシャープが黒鍵が存在しない音です。

では、これらの音を出したいときはどうするかというと、隣の白鍵で表現します。例えば、「シ」のシャープは隣の「ド」の白鍵をタッチするという具合です。

子供の黒鍵の音が冴えない理由

子供は黒鍵を弾くのが苦手な傾向にあり、黒鍵の音が冴えないと言われます。なぜ子供の黒鍵の音はさえないのか、その理由を解説します。

指の筋力不足

子供は身体が未発達で、筋力があまりありません。指先はとくに力が弱いため、黒鍵を押す際に力が足りず、弱々しく冴えない音色になってしまうのです。

また、逆に力がない分、余分な力を指先に加えてしまい、手が硬直した状態になってしまうことも。手に余分な力が入っていると、動かしづらくなり、早いテンポの曲が弾けなくなってしまうのです。

さらに、ピアノの演奏は指を思った以上に酷使しています。そのため、指の筋力が少ないと、故障しやすくなってしまいます。

これらのことから、子供の演奏力を上げるためにも、故障を防ぐためにも、手指の筋力を上げることが重要なのです。指の筋力を上げるだけで、演奏が劇的に上手になったというケースも多くあります。

指の筋力を鍛える方法

指の筋力を上げる具体的な方法をご紹介します。まずは指のストレッチから。

  • 手のひらや指を反対の手で揉んだり引っ張ったりする
  • 手を強く握り、握りこぶしを作る
  • 握った手を思いっきり開く
  • 2と3を5回繰り返す

たったこれだけですが、手指の筋肉がほぐれることで、鍛えやすくなります。次に指を上げ下げする運動で鍛えます。

  • 両手の指を開き、机など平らな場所に手の平を下にして乗せる
  • 親指から小指まで、1本ずつ順に上げ下げする
  • この動きを1日に3セット行う

こちらも簡単ですが、指を高く上げることを意識して行うことで、指の筋力を上げることができます。

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子供へ黒鍵の使い方を教える際のポイント

子供は黒鍵を押すことが難しいので、無意識に苦手意識を持ってます。そのため、黒鍵の使い方をきちんと教え、苦手意識をぬぐい取ってあげることが重要です。ここでは黒鍵の使い方を教える際のコツをご紹介します。

最初は指の運動から始める

スムーズに黒鍵を押せるようになるためには、指の柔軟性が欠かせません。最初は先に紹介した、指の筋力を高める運動やストレッチから始めましょう。

黒鍵の並びの法則に合わせた指遊びをする

黒鍵は2本並んでいる箇所と、3本並んでいる箇所があります。この並びの法則を利用して、ゲームで子供に黒鍵の押し方を教えましょう。

例えば、子供とじゃんけんをして、「チョキで勝ったらその指で2本並んでいる箇所を押す」、「パーで勝ったら指を3本にして、3本並んでいる黒鍵を押す」、「グーで勝ったら白鍵を押す」という具合です。

遊びを通して黒鍵に触れさせる機会を作ることで、子供は楽しみながら黒鍵に親しむことができるようになります。

黒鍵は1の指を使わないようにする

ピアノを弾く際は、指に振った番号で指示を出します。指の番号は、親指から1、2、3、4、5となっており、例えば「ファを右2の指で押しながら、ドを左の3で押す」という感じです。

黒鍵に触れる遊びをする際は、1の指は使わないようにしましょう。なぜなら、1の指である親指は他の指より短いため、鍵盤の奥に位置する黒鍵を押すためには手全体を大きく移動させなければなりません。そして、このクセがついてしまうとピアノをスムーズに弾けなくなってしまうからです。

子供のピアノはEYS-Kidsがおすすめ

子供に苦手意識を持つ黒鍵に慣れさせるのは、なかなか大変なことです。子供に楽しくピアノを学ばせたいのであれば、EYS-Kidsがおすすめです。EYS-Kidsがおすすめである理由を3つご紹介します。

一人一人の子供に合わせたカリキュラム

一般的なグループレッスンでは、他の子供との進捗具合を揃えなければならないので、苦手な箇所も克服できないまま進んでしまうことも。それでは子供のピアノは上達しません。

EYSでは、子供一人一人の成長に合わせたカリキュラムを設定します。そのため、例えば黒鍵がなかなか上手に弾けない子供には、黒鍵がスムーズに弾けるようになるサポートをしっかり行います。

講師をじっくりと選べる

音楽教室では講師の腕前や実績を重視しがちですが、子供との相性も重要なポイントです。EYSでは他の生徒から寄せられた意見を参考に、子供に合いそうな講師を選ぶことができます。

また、もし子供がレッスンをつまらないと感じた場合は、別の講師で無料でレッスンをやり直すことができるので、子供と相性の良い講師をじっくりと探すことができるのです。

入会者にはピアノを無料プレゼントも

EYSがおすすめであるポイントは、授業や講師のレベルの高さだけではありません。なんと、入会者にはピアノの無料プレゼントがあるのです。

プレゼントされるピアノは、アップライトピアノと電子ピアノの2種類から選ぶことができます。子供にピアノを習わせる際に、高価なピアノを購入する必要がないため、初期費用をグッと抑えることができますね。

まとめ

ピアノの黒鍵は、#や♭の音を出すための重要なキーです。また、白鍵の目印にもなります。鍵盤の奥まった部分にある黒鍵は、子供の未発達な手で弾くには難しく、苦手意識を持ってしまう子供が多いです。

しかし、黒鍵がスムーズに弾けないと演奏は上達しません。EYSでは子供が黒鍵が苦手な場合でも、優しく丁寧に指導するので、自然と苦手意識も取り除くことができます。

無料体験レッスンもあるので、ぜひ一度、どのようなレッスンが受けられるのかお試しください。

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