子供の歌声や発声を整える方法とは?発声を整える重要性についても解説

子供のボイストレーニングというと、「まだ早いんじゃない?」、「別にトレーニングするほど悪い声じゃないから必要ない」と考える親は多いのではないでしょうか。

しかし、子供の歌声や発声方法は、小さいうちからボイストレーニングで整えておくべき重要な理由があるのです。

そこで今回は、子供の歌声や発声を整える重要性と、その方法をご紹介します。

子供に正しい発声方法を教える重要性

なぜ、子供のうちからボイストレーニングで発声方法を整える必要があるのでしょうか。その3つの理由を見てみましょう。

声帯に負担をかけてしまう

喋る時や歌う時など、普段何気なく出している声ですが、実は間違った発声方法や歌い方をしている子供は多くいます。

力の限り大きな声を出したり、のどが苦しいのに無理やり歌ったりするのは、間違った声の出し方です。この間違った発声方法を続けると、声帯に負担がかかってしまい、声が枯れてしまうことがあるのです。

声帯の病気になる危険もある

間違った発声方法が危険な理由は、声が枯れてしまうだけではありません。一度傷付いた声帯は治りにくく、そのままダメージが蓄積されて行きます。その結果、声帯にポリープ(イボのようなできもの)ができてしまうことがあります。

ポリープの治療方法は、声帯の炎症が治まるのを待つ自然治癒と、手術が挙げられます。軽症の場合は自然治癒で治ることがありますが、長年のダメージでできたポリープは、手術でしか取り除けなくなることもあるので注意が必要です。

歌うことへの自信を失くしてしまう

正しい発声方法を知らないでいると、裏声の出し方が分からなかったり、裏声への切り替え方が上手に出来なかったりするので、いわゆる音痴と言われてしまうことがあります。

子供の心は繊細で、一度音痴とからかわれるとトラウマになってしまい、歌うことへの自信を失くしてしまうことがあります。

声変わり期にコンプレックスになりやすい

子供は思春期に入るころから、身体が大人へ成長するにつれ、声変わりが起きます。声変わりと言うと、男の子にのみ起きるイメージですが、実は女の子にも起こります。

この声変わりの時期は、のどがデリケートな状態です。すぐに音がひっくり返ってしまったり、枯れたりするので、声がコンプレックスになってしまうことがあります。

正しい発声方法を知っていれば、声変わりの時期でも比較的声が出せるようになるので、声がコンプレックスになるのを回避できる可能性があるのです。

子供に正しい発声を覚えさせるステップとポイント

子供に正しい発声を覚えさせる際は、急ぐことは禁物です。ステップを踏んで、少しずつ教えていきましょう。子供に正しい発声を教えるステップとコツをご紹介します。

1.地声の出し方を無理のない方法へ変える

子供が息の混ざったザラザラした声や、まるで叫ぶような大きな声など、間違った声の出し方をしているのであれば、まずは地声を無理のない出し方へ変える必要があります。

息が混ざったザラザラした声は、声に関する筋力が不足していることが原因です。このタイプは姿勢が悪い子供がなりやすいため、まずは姿勢を正し、腹筋や背筋をしっかり使えるようにしましょう。

そして、叫ぶような声を出す子供は、大人の注意を引こうとしたり、大勢で歌う際に自分が目立とうとしたりして、不必要に大きな声を出すようになってしまったことが考えられます。このタイプの子供には、無理に声を出さなくてもきちんと聞こえていることを伝え、小さく細い声を出す練習をさせましょう。

2.裏声の出し方を教える

地声の出し方を直したら、次は裏声の出し方を教えます。地声は声帯と声帯粘膜(ヒダ)の両方を振るわせて出しますが、裏声は、声帯の筋肉は停止させたままで、ヒダだけ振動させて出す声です。

裏声を練習すると、のどの力を抜いて歌えるようになるので、声帯に負担をかけにくい歌い方ができるようになります。

3.ミックスボイスを教える

地声と裏声を正しく出せるようになったのであれば、最後にミックスボイスの練習をしましょう。

ミックスボイスとは?

ミックスボイスとは、地声と裏声が自然に混ざり合った声のことです。一見すると地声のようですが、裏声のように楽に出すことができるので、余計な力を入れずにきれいに歌うことができるのです。

また、地声から裏声を出す際の切り替えがなめらかになりので、ひっくり返ってしまうことがなくなります。そのため、声変わりの時期に地声で喋っていたのが、いきなり裏声になってしまって恥ずかしい、という思いをせずに済みます。

ミックスボイスの出し方の指導方法

ミックスボイスは、のどを開いた状態で声帯を締めながら出します。

あくびをする時に、のどの奥が広がったように感じますよね。それがのどを開いた状態です。そして、声を出さずに息を長く吐き、その途中で止めると声帯付近が引き締まったように感じるかと思います。これが声帯が締まった状態です。

この状態で、お腹の中から頭まで突き抜けた感覚で声を出す練習をしましょう。難しく感じますが、のどを開く、声帯を締める感覚をそれぞれマスターすることで、ミックスボイスを出せるようになりますよ。

子供に正しい発声方法を教えるならEYS-Kidsがおすすめ

子供に正しい発声方法を教えようとしても、声の出し方は感覚でしか伝えられないので、なかなか伝わらないという人も多いでしょう。

子供に正しい発声方法を効率よく教えるには、プロの元でボイトレを受けると良いでしょう。ボーカルトレーニングを行う教室は多くありますが、おすすめはEYS-Kidsです。その2つの理由を見てみましょう。

子供の個性に合わせたカリキュラムをご用意

EYSでは、画一的なカリキュラムでは、子供の個性や才能を潰してしまうと考えています。そのため、子供の年齢はもちろん、一人一人に合わせたカリキュラムをご用意しますので、弱点はしっかりと克服し、長所は今まで以上に伸ばすことができるのです。

子供と相性の良い講師を探せる

先に述べたように、発声方法は感覚的にしか伝えることができません。そのため、子供と講師の相性次第ではお互いの意図が伝わらず、全くトレーニングにならないことも。

しかし、せっかく探して入った教室だからと、なかなか辞められないパターンも多くあります。それではただ時間とお金が無駄になるだけです。

EYS-Kidsでは、子供と相性の良い講師を探すシステムが充実しているので、ご安心ください。他の生徒から寄せられた講師の評価を公開しているので、それを参考に最適な講師を探すことができます。

また、もしも子供が「講師が怖かった」、「レッスンがつまらなかった」と、講師に不満を感じたのであれば、Enjoy保証を申請することで、別の講師で無料でレッスンをやり直すことも可能です。

まとめ

子供の歌声や発声方法を間違ったまま放っておくと、将来的にコンプレックスや病気の原因になってしまうことがあります。

そのため、小さいころからボイトレで、正しい発声方法を身に付けることが重要です。ボイトレはとくに道具は必要ないので、家でも気軽にできます。しかし、素人のトレーニングでは、方法が間違っていても気が付けない可能性があるので、注意が必要です。

子供に効率的に正しいボイトレをさせるには、EYS-Kidsがおすすめです。無料体験レッスンもあるので、ぜひお試しください。

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