子供のオーボエは何歳からがベスト?その歴史やメリット〜習う際の注意点も解説

哀愁を帯びた音色が特徴的な「オーボエ」。独特な音色に魅了される人は多く、親が子供に習わせたいと思ったり、子供自身が習ってみたいと言い出したりすることもあるでしょう。

そこで今回はオーボエについて、そもそもどのような楽器なのか、歴史や種類などの基礎から、子供にオーボエを習わせるメリット、開始適齢期などを解説します。

オーボエとは?歴史も解説

オーボエを見たり、音色を聞いたりしたことがある人は多いですが、オーボエという楽器について詳しく知る人は少ないでしょう。そこで、まずはオーボエとはどのような楽器なのか、特徴や歴史、種類を解説します。

メロディ、中高音を担当する楽器

オーボエは吹奏楽やオーケストラにおいてメロディ、中高音を担当する楽器です。その音色は「哀愁が漂う」「神秘的」「甘い音」と評されることが多く、他の楽器にはない独特の雰囲気に惹かれる人も多いです。

その独特な音色は唯一無二であり、ソロパートを担当することもあります。また、オーボエはオーケストラや吹奏楽のイメージが強いですが、実はジャズやポップスなど様々なジャンルの音楽に合うのです。

オーボエの歴史

オーボエは2枚のリードを振るわせることで音を出す、ダブルリードの楽器の1種です。このダブルリードの楽器の歴史は古く、たどって行くとなんと古代エジプトにたどり着きます。実際に古代エジプトの壁画には、ダブルリードの楽器の祖先である楽器が描かれています。

エジプトが発祥のダブルリード楽器は、その後世界中に広がりました。そして、トルコに伝わった「ズルナ」という楽器がヨーロッパに伝わり、オーボエの祖先となったと言われています。

オーボエには5つの種類がある

オーボエは「オーボエ」、「オーボエ・ミュゼット」、「オーボエ・ダモーレ」、「イングリッシュホルン(コール・アングレ)」、「バス・オーボエ」の5つに分かれます。

オーボエは、一般的にオーボエと呼ばれるタイプのものです。

オーボエ・ミュゼットはオーボエの2/3程度の長さで、高い音域が特徴です。オーボエ・ダモーレはオーボエより少し長く、音は少し低くなります。

イングリッシュ・ホルンはオーボエ・ダモーレより少し大きく、ボーカル部分が曲がっています。そしてバス・オーボエはオーボエの2倍もの長さがあり、音は1オクターブ低くなっています。

オーボエは演奏が難しい!その理由とは?

オーボエは演奏が難しい楽器です。その難しさは、「世界一演奏が難しい木管楽器」としてギネスに登録されているほど。なぜそれほどまでに難しいのか、理由を見てみましょう。

パーツが複雑

オーボエのパーツは非常に複雑で、なんと400~500個のパーツから成り立っており、音を決める穴は25個もあります。リコーダーの穴の数は8個なので、なんとその3倍近くもの穴が開いているのです。

それらの穴の押さえ方と出る音を覚えるだけでも大変ですが、演奏の際は素早く指の位置を変える必要があるので、いかにオーボエの演奏が大変か、お分かりいただけたでしょう。

息を吹き込む管が細い

オーボエは吹いて音を出すだけでも難しい楽器です。なぜならば、オーボエを吹くためには肺活量が必要である上に、息を吹き込む管が細いため、位置の調整をしなければならないからです。

オーボエを習うメリットとは?

ギネスに登録されるほど演奏が難しいオーボエ。それだけ難しい楽器を習うことにメリットはあるのでしょうか。

オーケストラでソロパートが多い

オーボエは、その独特の音色ゆえにオーケストラでソロパートが多い楽器です。さらに演奏が難しいオーボエは奏者が少ないので、オーボエを習うことで吹奏楽やオーケストラで活躍できる可能性が高いと言えます。

吹けるようになると達成感を得られる

オーボエはそもそも音を出すまでが大変な楽器です。音を出せるようになるまで、肺活量を鍛えたり、吹き方の練習をしたりと大変な苦労があるでしょう。だからこそ、吹けるようになったときは大きな達成感が得られます。

オーボエは何歳から始められる?

演奏が難しいオーボエですが、何歳辺りから始められるのでしょうか?

オーボエは小学校高学年からがおすすめ

オーボエを子供に習わせるのであれば、小学校中~高学年からが良いでしょう。オーボエは重量がある楽器です。演奏する時は両腕と右手の親指で支え、その他の指は動かさなければなりません。そのため、重くて構えることができなければ演奏できないのです。

また、オーボエの穴は一度に数個抑えることもあり、指が届かなければきちんと音を出すことができません。これらのことから、身体がある程度成長した小学校中学年以降でないと、オーボエを習うことは難しいと言えます。

オーボエを習う上での注意点とは?

子供にオーボエを習わせる上で、注意しなければならないことを解説します。

楽器の取り扱いが難しい

オーボエは先述したように、400~500もの細かい部品を組み合わせてできています。そのため、楽器のメンテナンスが難しく、怠ってしまうと楽器が劣化し破損の原因となるので注意が必要です。

吹けるようになるまで時間がかかる

演奏が難しいオーボエは、最初から音を鳴らすことは難しいでしょう。息の吹き込み方を練習し、指使いも特訓して初めてきちんとした音が出せるもの。そのため、子供が「難しいから」と途中で嫌になって挫折してしまうことがあります。

親はオーボエが演奏が難しい楽器ということを十分に理解し、子供をフォローしてあげましょう。

子供にオーボエを習わせるならEYS-Kidsがおすすめ

子供にオーボエを習わせたいのであれば、「子供の個性に合った講師を探せる」、「子供に合ったカリキュラムを用意してくれる」という理由からEYS-Kidsがおすすめです。詳しく見てみましょう。

子供の個性に合った講師を探せる

オーボエは吹けるようになるまでが大変な楽器です。そのため、途中で嫌になってしまう子供も多いもの。そこで講師が厳しくしては、逆効果になることもあります。

EYSでは、子供の個性にピッタリ合う講師を探すことができるので、子供がレッスンを続けられるように導いてくれますよ。

子供一人一人に合わせたカリキュラムを用意

EYSでは、画一的なカリキュラムは子供の可能性を潰してしまうと考えています。

皆が全く同じレッスンを受けていれば、一見スムーズにレッスンが進んでいるように感じるでしょう。しかし、中には分からないまま周りに流されている子供もいますし、逆にすでにできることを周りに合わせて何度も繰り返させられている子供もいます。

それでは子供の個性や可能性を十分に引き出すことはできません。そこで、EYSでは子供一人一人に合わせたカリキュラムをご用意します。

まとめ

オーボエは「世界一演奏が難しい木管楽器」としてギネスに登録されている楽器です。しかし、哀愁漂う音色は他の楽器にはないもので、オーケストラや吹奏楽でも重要なポジションを任されることが多くあります。

子供のオーボエは小学校中学年辺りから習わせることができます。早めに習わせ始めることで、子供の才能をより引き出すことができるでしょう。

EYSでは無料体験レッスンもあるので、ぜひ一度お試しください。

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