かっこいい楽器の代表とも言えるのが「ギター」。ギターが弾けたらなぁと憧れる大人は多いですが、それは子供も同じ。ギターは子供にも人気なので、子供に「弾いてみたい!」と言われてギター教室を探すという親御さんも多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、そもそも子供は何歳からギターを始められるのかということや、教室の選び方のポイント、ギター教室にかかる費用について解説します。
子供にギターを習わせるには、思わぬ注意点もあるので、ギターを習わせたいという親御さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子供は何歳からギターを始められる?
子供がギターを弾いてみたいと言ったり、親が習わせたいと思ったりしてもあまりに子供が小さいうちはギターを抱えられないので、習わせるのは難しいと言えます。しかし、せっかくギターを習わせるならなるべく小さいうちから教えて、早く弾けるようにさせたいですよね。
では、具体的には何歳くらいから子供はギターを始められるのかというと、大体2~3歳くらいからです。
2~3歳くらいまでは、まだギターに興味はあっても、弾き方を教えても理解できません。そのため、2~3歳未満の子供にはギター型のおもちゃを与えておいて興味を持たせ、3歳くらいから子供用のギターを持たせて教え始めると良いでしょう。
ギター教室の選び方のポイント
親がギターを弾くのであれば、親が子供に弾き方を教えられますが、そうでない場合はギター教室で習うと良いでしょう。
とはいえ、たくさんあるギター教室の中からどの教室を選べばよいのか迷ってしまいますよね。そこでここではギター教室の選び方のポイントを解説します。
教室の規模は「大手」「個人」がある
ギター教室の規模は、大きく分けて「大手」と「個人」の2つがあり、それぞれにメリット・デメリットがあるので見てみましょう。
大手教室のメリット・デメリット
ヤマハなどの大手が運営している教室は、とりあえず見学だけでもOKなど、敷居が低いことが特徴です。また、数名の講師がいた場合、もしも講師が合わなければ、別の講師のレッスンに変えてもらえることもあります。
ただし、大手教室で数人まとめて練習する場合は、一人一人の対応がどうしても一対一のマンツーマン指導より簡素になりがちです。
個人教室のメリット・デメリット
個人教室は、こちら側の希望に柔軟に対応してもらえる場合が多いことがメリットです。例えば急な用事でレッスン日を変えて欲しいなどの希望や「この曲を弾きたい」と希望すればその曲を弾くための最適なカリキュラムを組んでもらえるなどです。
しかし、個人教室の場合、講師は1人ですので、もしも講師と子供の相性が合わなければ困ったことになってしまいます。また、個人とのやり取りなので、辞めると言い出しづらい部分があるのもデメリットと言えるでしょう。
口コミは必ずチェック
大手の教室でも個人の教室でも、口コミは必ずチェックしてください。なぜなら公式HPなどの記載は、運営側が魅力的な言葉しか書いていないので、その教室の本当の評価は分からないからです。
口コミはグーグルマップや口コミサイトで確認したり、周囲にその教室に実際に通っている人がいれば、その人から教室の様子などを詳しく聞いたりしましょう。
体験レッスンを受けるのがおすすめ
もしも気になる教室が体験レッスンを開催しているのであれば、ぜひ受けてみましょう。体験レッスンならば、実際に子供がレッスンを受けた感想を聞くことができるので、子供が気に入った教室を見つけることができます。
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ギター教室にかかる費用はどのくらい?
子供をギター教室に通わせる場合、費用面も気になりますよね。ギター教室に通わせるなら、教室の月謝の他にもギター本体などの費用も必要となります。
具体的にはどの程度の費用が必要になるのか見てましょう。
月謝の相場【小学生の場合】
ギター教室に小学生を通わせた場合の月謝の相場は、個人教室なら4,000~10,000円程度で、大手教室ならば6000~10,000円程度です。
しかし、月謝は教室やレッスンの回数、また個人レッスンかグループレッスンかによっても差が出ますので、必ず教室の公式HPを見たり、問い合わせたりして詳細な金額を確認しましょう。
月謝以外のギターの費用
ギター教室に通う場合の月謝以外に費用がかかるものは以下の通りです。
・楽器本体
・教本
・発表会代
まずは楽器本体ですが、メーカーや品によって値段は異なります。平均は10,000~15,000円程度です。楽器は通販でも購入できますが、実際に持ってみないと分からないことも多いので、ぜひ楽器店で選ぶようにしてください。
そして教本は1ヶ月に1冊購入するかしないか程度の頻度で、レッスンの進み具合や子供のレベルによって異なりますが、1回の購入で1,000~4,000円程度必要です。
最後に発表会代ですが、教室によって大きく値段が異なるので、相場を決めることはできません。しかし、場合によっては参加費だけで10,000円以上かかる場合もあるので、たかが参加費と考えず、事前にしっかりと確認するようにしましょう。
子供にギターを習わせる注意点
子供にギターを習わせる際に注意したい点が2つあります。それぞれの注意点について見てみましょう。
ギターは基礎を覚えるまでに時間がかかる
まず初めに注意して欲しいのは、ギターは基礎を覚えるまでに時間がかかる楽器だということです。始めてからしばらくのうちは、思うように弾けないどころか基本の持ち方や姿勢を覚えるので精いっぱいになるでしょう。
すると、最初はギターを習いたいと積極的だった子供も「つまらないからギター止めたい」と言い出す可能性があるのです。また、親としては「どうしてこんなに覚えられないのかしら」とイライラしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、そんなときに叱っては逆効果です。叱らず、上手におだてて子供に練習を継続させましょう。練習を続ければ、少しずつでも上達して必ず弾ける日がきます。
消耗品が多く費用がかかりがち
ギターは弦の消耗が激しく、1か月に1度は張り替えなければなりません。そのため、メンテナンス費用がかかることを頭に入れておきましょう。
また、ギターがエレキギターの場合は、ギター本体の他にもエフェクターやアンプといった様々な機材が必要になるので、その点も注意が必要です。
このようにギターは普通のギターもエレキギターも本体を買えば良いというわけではありません。メンテナンス費や周辺機材代がかかることを忘れないようにしましょう。
まとめ
子供がギターに憧れて、弾いてみたいと言ったとき、教室に通わせようと思う親御さんは多いです。しかし、教室を適当に選んでしまうと後々の後悔につながってしまいます。
そのため、選ぶ際は今回解説した口コミをチェックする、体験レッスンを受けてみるなどのポイントを参考に、しっかりと選ぶようにしてください。
また、ギターは基礎を覚えるまでが大変な楽器です。途中で子供が投げ出しそうになってしまったら、叱らずに「もうちょっとだけやってみようよ」と優しく声をかけて、練習を継続させるようにしましょう。