「子供に電子ピアノで練習させるのは悪影響だ!」
子供にピアノを習わせていると、こんな意見を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
電子ピアノは通常のピアノと比べて軽量かつ安価であり、なにより音が外に漏れる心配がないので、子供の自宅での練習用に買おうかと思っている人も多いでしょう。しかし、そんなところに「悪影響である」という話を聞くと戸惑ってしまいますよね。
そこで今回は本当に電子ピアノの練習は悪影響なのか、その真偽と電子ピアノでの練習の注意点を解説します。
電子ピアノの練習は悪影響って本当?
「電子ピアノで練習すると、本物が弾けなくなる」という意見を持つ人は多いです。なぜそのように言われるのか、理由を見てみましょう。
悪影響と言われる理由
電子ピアノが悪影響と言われるのには、大きく2つの理由があります。
鍵盤が軽い
電子ピアノは鍵盤を押したときの抵抗(=重さ)が、通常のピアノより軽いという特徴があります。
そのため、電子ピアノの軽い鍵盤に慣れてしまうと、本物を演奏しようとしたときに鍵盤が重く感じてしまい上手に演奏できなくなってしまう場合があるのです。
生ピアノのような表現ができない
通常ピアノの音色は、演奏する際の微妙なタッチの違いで変化するので、繊細な表現も可能です。しかし、電子ピアノはプログラムされた音しか出すことができないので、表現力は本物より劣ってしまいます。
最近の電子ピアノは生ピアノにかなり近い
電子ピアノは通教のピアノと比べて鍵盤が軽く、表現力に乏しいことから、電子ピアノでの練習は悪影響と言われがちです。
しかし、最近では電子ピアノの進化が進んでいます。アコースティックピアノと同じ鍵盤構造であったり、サンプリング音源を多くすることで、表現力が格段に上がったりした電子ピアノも多くあるのです。
そのため、最近の電子ピアノは本物と比べても遜色の無いものが多く、家での練習では十分に使うことができるのです。
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子供のピアノ練習は電子ピアノがおすすめ
子供の自宅での練習で電子ピアノが十分に使えることをお伝えしましたが、むしろ自宅での練習には電子ピアノの方が合っている場合があります。その理由を2つ解説します。
音を気にしなくて済む
電子ピアノはヘッドフォンを付ければ音が外に漏れません。騒音の心配がないので、マンションなどの集合住宅でも気兼ねなく弾くことができます。また、夜間や静かな休日の昼下がりなど時間も気にしなくて済みます。
子供のうちは弾きたいときにピアノを自由に触らせてあげた方が興味が薄れないので、場所を気にせず、好きな時間に練習することができる電子ピアノがおすすめなのです。
ガイド機能がついている
電子ピアノにはガイド機能がついているものが多いです。例えば正しい指使いを音声でガイドしてくれるなどの機能があります。
親がピアノに詳しくない場合、自宅での練習中にもし子供に分からない部分を聞かれても困ってしまいますが、電子ピアノがあれば一緒にガイドを聞いて解決できますよね。そのため、電子ピアノには独学で学ぶよりも上達が早いメリットがあると言えます。
子供におすすめの電子ピアノの選び方
電子ピアノはたくさんの種類があり、どれが良いのか分からず、つい見た目が可愛かったり、とりあえず色々な機能が付いていたりするものを選びがちという人は多いです。
しかし、子供用に購入するのであれば、いくつかの注意点に気を付けなければなりません。
注意点をチェックせずに購入してしまうと、今後の演奏に悪影響が出てしまう可能性があるのです。それでは、どのような点に気を付けるべきか見てみましょう。
鍵盤の素材
電子ピアノの鍵盤は「樹脂」「木製」「アコースティックピアノと同じアクション機構を搭載した鍵盤」の3種類があります。
価格が安い電子ピアノは樹脂製が多く、高い価格帯のものは木製あるいはアコースティックピアノと同様のアクションをする鍵盤が多いです。
そして、実際に演奏するグランドピアノの鍵盤は木製なので、電子ピアノもできれば木製の物で慣れておいた方が良いでしょう。
また、樹脂鍵盤は木製鍵盤より短い特徴があり、鍵盤の奥をタッチしたときの感覚が異なります。そのため、樹脂製に慣れてしまうと、木製を弾いたときに違和感を感じてしまう可能性があるので、その点からも電子ピアノの鍵盤は木製がおすすめなのです。
連打性
通常、ピアノは鍵盤を押すことでハンマーが弦を叩き音がなります。そして電子ピアノは、あらかじめ録音されプログラムされたピアノの音が出る仕組みであり、鍵盤を叩くのは音がなるスイッチを押しているようなものです。
そのため電子ピアノで連打すると、機械が対応しきれず音が鳴らない場合があります。きちんと鍵盤をタッチしているのに音が出ないのでは、演奏していてストレスが溜まってしまいますし、正しく音が出ないので練習になりませんよね。
そのため、電子ピアノを選ぶ際は連打性が高いかをしっかり確認しなければなりません。
表現力
通常、ピアノは演奏する際の微妙なタッチの違いで音色が変化します。しかし、電子ピアノはプログラムされた音しか出すことができないので、表現力はアコースティックピアノより劣ってしまいます。
そのため電子ピアノになれてしまうと、繊細な表現力の差に気が付けなくなってしまい、演奏が上達できません。
しかし、最近では電子ピアノの中にも本物の表現力をできる限り再現したタイプもあるので、表現力が十分かどうかもチェックしましょう。
音源のクオリティ
電子ピアノの音は、録音されたグランドピアノの音が元です。この音源はサンプリング音源と呼ばれますが、サンプリング音源の質の良さ、細かさのレベルによって電子ピアノの音のクオリティは大きく異なります。
タッチの強弱やタッチした時間の長さなどを細かくサンプリングしたクオリティの高い音源ほど、電子ピアノも様々な音を出すことができるようになります。
そのため、電子ピアノを選ぶ際は、音源のクオリティにも注目してみましょう。
電子ピアノでの練習方法の注意点
機能や音色、鍵盤のタッチ具合など、かなり本物に近くなってきている電子ピアノですが、実際に演奏するのはアコースティックピアノです。そのため、電子ピアノで練習する際は、なるべく本物と差が出ないようにする必要があります。
タッチ調整は最も軽くする
電子ピアノは3段階程度にタッチ調整ができます。このタッチ調整は最も軽いレベルに合わせましょう。
タッチを軽くすることで、叩く強さに敏感になり、生ピアノにより近い演奏が可能になります。
ボリュームは生ピアノと同じ程度にする
電子ピアノは音量が調整できます。そのため、本物に近い音量ではうるさいからと音量を下げる人は多いです。しかし、ボリュームを下げると演奏のアラ=弱点が分からなくなってしまうのです。
そのため、あえて本物と同程度のボリュームでしっかりと練習するようにしましょう。
まとめ
子供の自宅でのピアノ練習に電子ピアノは悪影響と言われることがありますが、それはまだ性能が十分でなかった昔の話です。
現在電子ピアノの進化は目ざましく、家での練習には十分なほどです。また、電子ピアノならば音漏れの心配もありません。
音やサイズの問題で、自宅でのピアノ練習を諦めるくらいならば、電子ピアノを購入し毎日練習した方が、上達できますよ。これを機に電子ピアノの購入を検討されてはいかがでしょうか。
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