子どもにピアノを習わせているけれど、練習を嫌がって続かない・・・そんな悩みを持っている親御さんは多いのではないでしょうか。
ピアノが上達するためには、毎日コツコツと練習することが最も重要です。しかし、練習嫌いだとなかなか上達できず、ピアノが続かないこともしばしば。
そこでこの記事では子どもにピアノを続けさせるコツを解説します。子どもが練習嫌いで困っている親御さんは、ぜひ試してみてくださいね。
子どもがピアノ練習を嫌がる理由
子どもがピアノを続けないからといって、理由を考えずに「とにかくやりなさい!」と叱ってしまってはいませんか?
子どもがピアノの練習を嫌がるのにはいくつかの原因が考えられます。そして、その原因を取り除くことで練習するようになることもあるのです。そのため、子どもが練習を嫌がる場合は、まずなぜ練習が嫌いなのか、その理由を考えてみましょう。
ここでは子どもがピアノの練習を嫌がる理由をご紹介します。自分の子どもはどのパターンなのか、チェックしてみてください。
上達できなくてつまらないから
練習しているのになかなか上達できないというのも、練習嫌いになってしまう理由のひとつです。頑張って練習しても成果がでないと、ついふてくされてしまいますよね。
友達ともっと遊びたいから
子どもの頃はとにかく遊びたい盛りです。他の子が楽しそうに遊んでいるのに、自分はピアノの練習をしなければならず、遊べない。そんなときに遊びを邪魔するピアノの練習が嫌になってしまう子は多いようです。
先生との相性が悪いから
子どもがピアノ教室に通っているのであれば、先生との相性は良さそうかチェックしてみてください。大人からは良い先生に見えても、子どもとどうしても相性が合わない先生も中にはいます。子どもと先生の相性が悪いと、そのままピアノの練習も嫌いになってしまうことがあります。
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子どものピアノ練習が続くコツ
子どもが練習を嫌がる場合、つい叱ってしまってはいませんか?もちろん、ときには厳しく言うことも大切ですが、頭ごなしに「練習しなさい!」と叱るだけでは逆効果になってしまうことも。相手は子どもなので、親が練習を続けられるように工夫してあげることが大切です。
ここでは子どものピアノ練習が続くコツをご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
ピアノがすぐ弾ける環境を作る
子どもは気まぐれなので、やる気が出たと思ったら次の瞬間にはやる気が全く無くなってしまうことも。とくにその傾向が強い子であれば、子どもがピアノを弾きたい!と思ったときにすぐに弾ける環境を整えてあげましょう。
具体的にはピアノの上に物をちょい置きしない(常にピアノの周りを片付けておく)、キーボードタイプの電子ピアノなどしまえるピアノならば、すぐに取り出せるようにするなどです。
また、親も子どもがピアノを弾きたいと言い出したら、できるだけすぐに付き合ってあげるようにしましょう。「今忙しいから後でね。」と時間を置いてしまうと、いざ練習に付き合えるようになったときには子どものやる気が消えてしまっていることがあるからです。
音が気になるのなら電子ピアノがおすすめ
ピアノの音がご近所に迷惑がかからないか気になって、練習時間が限られてしまい、子どもが弾きたいときにピアノを弾けない・・・そんな悩みがあるのであれば、電子ピアノの導入がおすすめです。
電子ピアノはヘッドフォンを付ければ音漏れしないので、例えば静かな昼下がりなどでもご近所に迷惑をかけずにピアノを弾くことができますよ。
練習が楽しくなる工夫をする
子どもがピアノ練習が嫌いなのであれば、練習が楽しくなる工夫をしましょう。練習が楽しいと感じるようになると、自主的に練習をしたがるようになることも。
ご褒美を用意する
ピアノ練習を楽しくする方法として、ご褒美を用意するのはかなり有効です。例えば、練習が終わったら飴を1つ、ビスケットを1枚あげるなど少しのおやつを用意すると良いですよ。
毎度のご褒美はあげ過ぎではないかと気になるのなら、ご褒美帳を作り、シールやスタンプを溜めて、いくつか溜まったらご褒美をあげるという方法がおすすめです。
親が練習に付き添って成長をしっかりみてあげる
もしも今、子どものピアノ練習に親が付き添っていないのであれば、ぜひ付き添うようにしてください。
親も家事や仕事などやらなければいけないことがあるので、色々と忙しいでしょう。しかし、子どもに「練習しなさい」と言うだけでは、子どものやる気はどんどん下がってしまいます。
子どもがピアノをやる理由は、ピアノが弾けるようになりたいということより、ピアノを弾くことで親が喜ぶ顔を見たいからなのです。
子どものピアノ練習は1時間も2時間も必要ではありません。15分程度でも毎日ピアノに触れることが大切です。15分程度ならば、親も時間が作りやすいですよね。ぜひ、毎日の練習に付き添い、子どもの成長を見て、成長できたのならばしっかりと褒めてあげてください。
例え短時間でも毎日ピアノを弾く習慣をつける
人は色々な習慣に沿って生きています。習慣が身に付くと、それをしないと落ち着かなくなることもあるくらいです。例えば寝る前の歯磨きを習慣にしているのであれば、歯磨きせずに寝てしまうのは何となく気持ち悪いですよね。
それを利用して、ピアノの練習も習慣化してしまいましょう。習慣化することができれば、練習しないとなんとなく落ち着かないようになり、練習が苦ではなくなるでしょう。
また、毎日ピアノの練習をすることで上達も早まりますよ。例え1日15分でも、4日まとめて1時間練習するより効果があります。ぜひ、毎日の短時間の練習を習慣化させましょう。
時間を区切ってメリハリをつける
大人でも仕事をダラダラとしていると、だんだんと嫌になってきてしまいますよね。それは子どもも同じです。練習をいつ終わらせるか決めずに、なんとなくダラダラ続けているのでは練習に身が入りません。
そこで、練習時間は〇時〇分まで!と時間を区切ってメリハリをつけましょう。終わる時間が決まれば「それまでは頑張ってみようかな」とやる気も出てきますよ。
一生懸命練習しないのなら辞めさせることを教えておく
子どもが真面目に練習をしないとき、親に甘えている場合があります。相手が親なので、多少駄々をこねても大丈夫だろうという考えになり、つい怠けてしまいがちになってしまうのです。
そこで、「一生懸命練習しないのなら、ピアノ辞めさせるよ」と親にも覚悟があることを伝えておきましょう。辞めさせられてしまうかもと思うと、子どもも甘えが通じないと分かり、練習に真面目に取り組むようになるでしょう。とくに自分からピアノを習ってみたいと言い出した子どもには効果があります。
まとめ
大人と比べて集中力や忍耐力がない子どもにピアノの練習を続けさせるのはなかなか困難です。しかし、ピアノは毎日コツコツと練習を続けることが大切です。
そこで放っておいてしまうと、ピアノが上達しないままになってしまうので、ますますやる気をなくしてしまうでしょう。
子どもにピアノの練習を続けさせるには、親の努力も必要です。レッスンが楽しくなるような工夫をしたり、練習に付き添って子どものやる気を引き出したりしてあげましょう。
ときには少し厳しいことを言うことも必要ですが、親子で頑張ってピアノを続けていけば、必ず上達しますよ。