楽譜が読めない子ども…ピアノを楽しむ方法はある?
弾きたい曲があっても楽譜が読めない…でも弾くことを諦めるのは残念ですよね。では、弾きたい曲を楽しむにはどうしたらよいのでしょうか。
そんな時は聴いた音を覚えてピアノで弾けばいいのです。そんなことできるわけない!と思うかもしれませんが、聴いた音を覚えて歌ったりハミングしたりした経験はありませんか。聴いた音や歌った音がドレミでわかれば弾くことができます。これが耳コピといわれる方法です。
そこで、ピアノを使った耳コピのコツや耳コピがピアノ学習の基礎力になることをご紹介していきます。楽譜が読めなくてもできて、楽譜が見つからない時や楽譜が販売されていない曲を演奏する時に耳コピが役立ちますから、ぜひチャレンジしてくださいね。
子どもでも耳コピはできる?
耳コピって?
耳コピとは、耳で聴いた音やリズムをコピーしたものを楽器で再現すること。耳コピの中でも、聴こえてくる音すべてを完璧に真似て再現することを完コピといいます。
完コピといえば、アイドルや有名ダンサーのダンスをそっくりに真似て踊ることにも使われます。ただ、耳コピは基本的に耳で聴き取るので特殊な能力がないとできないのでしょうか。
耳コピは絶対音感がなくてもいい
絶対音感とは、聴いた音がドレミとして認識できる能力です。確かに絶対音感があれば耳コピはしやすいですが、絶対音感がなくても大丈夫です。
聴いた音をピアノで「この音かな?こっちかな?」と探していけばいいからです。音の違いがわかれば耳コピはできますよ。音楽はメロディー・伴奏パート・ハーモニーなど同時にいろいろな音が聴こえてきますね。どこの音からとればいいのでしょうか。
耳コピはメロディーから
初めての耳コピで完コピを目指すのはかなり大変!ましてや同時に聴こえる音をすべて聴き取っていてはごちゃごちゃになってしまいます。まずはメロディーを聴き取ることから始めましょう。
聴き取る音源がなくても覚えている簡単な曲や短いフレーズ(音のまとまり)でやってみるのがおすすめ。そして、たくさんメロディーを耳コピして自信をつけていきましょう。
ピアノを使った耳コピのコツ
出だしのフレーズを歌ってみる
出だしのいくつかの音を何度もハミングして音程を覚えてから、最初の音が何の音から始まっているのかピアノを弾いて探しましょう。最初の音がわかったら次へ次へと進めて行けばいいです。
最初の音を見つける時は、慣れるまではドレミファソラシドと順に弾いて確かめるようにしてください。ド・♯ド・レ…と半音ずつ探すと微妙な音程の違いに混乱してしまうかもしれません。ピアノで音を出しているうちに実際の音が何だったかわからなくなってしまうことも。その時は正しい音程のフレーズを確認しましょう。
音源を繰り返し聴く
耳コピできた部分をピアノを弾いて確かめて、わからなくなったら音源を聴いてハミングで音を聴き取って、ピアノで探すという作業を繰り返しましょう。
音の違いを聴き分ける時は、目を閉じると集中できますよ。何気なく音を聴いていると聴き逃してしまいがち。メロディーに集中しましょう。
せっかく音を聴き取っても忘れてしまってはモチベーションが下がってしまうので、必ずメモしてください。楽譜にするのが理想ですが、見直した時にわかるようにしておきましょう。
動画で視覚的に覚えるのもあり!
どうしても音が聴き取れない時は、ピアノで弾いている動画があると便利です。動画で弾いている鍵盤が何の音かを見て確認できますね。撮影の角度によってはわかりづらいこともありますが、手がかりにはなります。
音が聴き取れたら必ずピアノを弾いて確かめましょう。最終的に通して弾いてみると間違いに気づくこともありますよ。地道な作業ですが出来上がると嬉しいです。根気よく耳コピしてくださいね。
耳コピはピアノに必要なソルフェージュ力!
音を聴き取る力を養う
耳コピは音の聴き取りの繰り返しです。この正しい音程を意識した聴き取りによって確実に耳の力を鍛えることができます。
つまり耳コピは音楽教育の基礎であるソルフェージュの聴音のことなのです。聴音では楽譜を書くためのルールを学んで聴き取った音を楽譜にします。
聴音は「何の音か全くわからない」と苦手意識をもつ子どもが多いので、耳コピができたら音を聴き取る力がついていたとなればこんなに素晴らしいことはありません。
音感を鍛える
耳コピには絶対音感は必要ないと説明しましたが、どんな音感が鍛えられるのでしょうか。ここでは聴いた音をピアノで探した時に弾き始めの音を確認しましたね。この弾き始めの音を基準にして次々と音を耳コピすることを相対音感といいます。
耳コピに慣れてくると、弾き始めの音がわかるとピアノで音を探さなくてもわかるようになってきます。相対音感がついてくると、違う音から弾き始めてもその曲を弾くことができるようにもなります。
リズム感を鍛える
耳コピは音だけではなく、リズムも聴き取っています。拍子感を意識していなくても耳コピすれば4拍子か3拍子かを感じているのです。
いろいろな曲を耳コピするようになると複雑なリズムに出会います。途中で拍子が変わることもあるでしょう。これを一定のテンポを保って弾けるとますますリズム感が鍛えられます。
ソルフェージュでもリズム練習があります。練習曲では経験できないようなさまざまなリズムを学びます。リズム感は音楽だけでなく運動や会話にも役立つ重要な要素です。
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耳コピをもっと音楽的にピアノを弾くためには
耳コピしたメロディーに伴奏をつけたり、おしゃれなアレンジを加えることができたらいいと思いませんか?
レベルアップした曲を耳コピするには、ドレミやコード(伴奏に使う和音)について知っていれば今以上に楽に耳コピができるようになります。毎回耳コピでは時間がかかりますから、やっぱり楽譜は読めるようになるとよいです。
楽譜を読みながら演奏テクニックを身につけるなら音楽教室に通うことにがおすすめです。音楽教室でレッスンしながら、耳コピしたメロディーに簡単な伴奏をつけてもらえたらラッキーですよね!そのうち自分で伴奏をつけられるようになりましょう。
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最後に
耳コピができたらすごいですよね。 耳コピは数多くすることでスピードアップできます。 しかも、ピアノなど音楽の基礎学習のソルフェージュ力を鍛えることにつながっています。
メロディーから始めて、できそうならベース音やメロディーのハーモニーなど範囲を広げていきましょう。ぜひ、耳コピにチャレンジしてくださいね。