【子どもにピアノを習わせたい】無理なく始められるきっかけの作り方について

子どもの習い事として人気のピアノ。集中力や音感が身に付くと言われており、「うちの子にも習わせたい」と思う親は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、子どもにピアノを始めさせたいときのきっかけの作り方や、ピアノを習わせるメリット、そもそも何歳からピアノを始められるのかということについて解説します。

ピアノを習わせるメリット

子どもにピアノを習わせたいと思ってはいるものの、「でも子どもがピアノに興味を持たなければ、習わせなくてもよいか」と思っていませんか?

ピアノを習わせることには多くのメリットがあるので、ぜひ小さいうちから習わせることをおすすめします。ここではピアノを習わせることにどのようなメリットがあるのかご紹介するので、詳しく見てみましょう。

小さい頃から音に触れることで音感が養える

ピアノは高音から低音まで幅広い音域がある上に、メロディーと伴奏を同時に演奏する楽器です。そのため、自然と音感が身に付くのです。

音感が養われると、ピアノ以外の楽器を弾くときや、歌を歌うときなどに役立ちます。さらに、英語など外国語を習う際、微妙なイントネーションを聴き取れるようになるので、上達が早まります。

このように、音感が鍛えられていると音楽以外の部分でも役立つので、ピアノで鍛えておくのが良いのです。

楽譜を覚えることで記憶力を鍛えられる

ピアノを弾くときは、最初は楽譜を見ながら演奏しますが、演奏会などでは楽譜をいちいちめくっている暇がないので、暗記しなければなりません。

この楽譜を暗記する作業が脳のトレーニングとなり、記憶力が鍛えられます。そのため、ピアノを習っている子は頭が良くなると言われているのです。

手足を使って演奏するので集中力が身に付く

ピアノは両手をバラバラに動かしながら、足でもペダルを踏んで演奏する楽器です。手足が別々の動きをするため、演奏中は一時たりとも集中を切らすことができません。

そのため、ピアノを習わせることで集中力が身に付きます。

微妙な音色を表現することで感性が高まる

ピアノは鍵盤を押せば音がなるので、一見単純な楽器に見えます。しかし、鍵盤の押し方によって音の大きさや余韻の感じが微妙に異なってくるのです。そのためピアノの演奏には、曲に込められた想いを再現する感性が必要であり、ピアノを練習することで感性を磨くこともできます。

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そもそもピアノは何歳から始められる?

子どもにピアノを習わせたいと思っても、子どもがまだ1、2歳など非常に幼い場合、そもそも何歳から始められるのかが気になりますよね。子どもがピアノを始めるのにベストな年齢を見てみましょう。

3~4歳からがベスト

ピアノを始める年齢は個人差はありますが、3~4歳がベストと言われています。子どもは3~4歳辺りから集中力が付き始め、レッスンを受けられる状態になるからです。

きっかけ作りは1歳からでも始められる

ピアノ教室に通わせるなど本格的なレッスンは3~4歳程度にならないと難しいですが、1~2歳の子どもでもピアノに興味を持たせるきっかけ作りは始められます。きっかけの作り方については後程詳しく説明しますね。

子どもにピアノを習わせたいのであれば、子どもが小さいからと言って何もしないより、きっかけ作りからまずは始めてみましょう。

子どもがピアノを始めるきっかけの多くは「母親」!

カシオ計算機株式会社が、ピアノ経験者である東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学の文系または理系学部の在校生・卒業生300名に対して行ったアンケートによると、ピアノを始めるきっかけとなったのは、母親が71%という大多数を占める結果となりました。

一方自主的に始めたのは24%で、いかにピアノのレッスンにおいて母親の影響が大きいかが分かりますね。

(参考:“ピアノを習う子は頭が良くなる”は本当? ウワサを検証 実に43%がピアノ経験者! 東大、京大、早慶生は平均5.1歳スタート)

自然にピアノを始めたがるきっかけの作り方

ピアノを始めるきっかけの多くは親にあることが分かりました。しかし、親が一方的に「ピアノをやりなさい!」と言ったところで、子どもがそもそもピアノに興味が無ければレッスンも続かないでしょう。

そこでここでは子どもが自然にピアノを始めたがるきっかけの作り方をご紹介します。

おもちゃのピアノを与える

ピアノに興味を持ってもらうには、ピアノに触れさせるのが一番です。とはいえ、いきなり数十万円もするピアノを買い与えるのはハードルが高いですよね。そこでおすすめなのが、おもちゃのピアノです。おもちゃならば数千円で購入ができますし、子どもにピアノへの興味を持たせるには十分な効果があるからです。

おすすめのおもちゃのピアノ

子どもにおすすめのおもちゃのピアノを5つご紹介します。

mikihouse(ミキハウス)ポカポカフレンズ おんがくえほん

こちらのミキハウスのおんがくえほんは、絵本型のキーボードですが、機能が充実していることが特徴です。おもちゃの中では比較的ピアノに近い本格的な音色で、音量や速度が変えられる他、収録されている曲数も豊富です。子どもがピアノを楽しむきっかけになるでしょう。

ワンワンとうーたんのいっしょにうたってピアノ

NHKの子ども向け番組で人気のキャラクターが付いたキーボード型のおもちゃです。キャラクターのセリフも内蔵されていて、鍵盤を押すとキャラクターの人形が動く仕組みになっているので、キャラクターが好きな子どもは大喜びですね。

エドインター 森のメロディメーカー

こちらのおもちゃはピアノのように弾くことができる他、鍵盤をバチで叩いても音が出るので、木琴のような打楽器として遊ぶこともできます。他の電子式のおもちゃのように、曲が内蔵されているわけではありませんが、その分自分で音を作りだす楽しさを存分に味わうことができるでしょう。

アンパンマン ノリノリおんがく キーボードだいすき

子どもなら皆大好きなキャラクター、「アンパンマン」のキーボード型おもちゃです。内蔵されている音の種類が豊富で、他の楽器や動物の鳴き声も出すことができます。また、曲も多くアンパンマンにまつわる曲はもちろん有名な童謡なども内蔵されています。

カワイ ミニグランドピアノ

カワイのミニグランドピアノは子ども用のおもちゃとは思えないほど本格的な作りが特徴。音も本格的なので、小さい頃から本物の音に慣れ親しむことができます。

このカワイのミニグランドピアノは、盲目ながら天才的な腕を持つプロピアニストの辻井伸行さんが使っていたことでも有名です。

ピアノが出てくるアニメを見せる

ピアノが登場するアニメや絵本などを見せると、自分も登場キャラクターのようにピアノを弾いてみたいと興味を持つことがあります。

ピアノ教室の体験レッスンへ連れて行く

近くにピアノ教室があるのであれば、体験レッスンに連れて行くのも効果的です。子どもは大人がやっていることに興味を示しますが、他の子どもがしていることにも興味を持ちます。

ピアノ教室では他の他の子どもが演奏している様子を見ることができるので、自分の子どもも興味を持ちやすいでしょう。

きっかけ作りの注意点

子どもがピアノへ興味を持つきっかけの作り方をご紹介しました。ここではきっかけ作りにおいて注意して欲しい点を解説します。

子どもが興味を持つのをじっくり待つ

きっかけを作る際、最も気を付けて欲しいのは無理はしないことです。おもちゃや絵本などを与えた後、無理やり遊ばせてみようとすると逆効果になってしまうことも。

子どもが自らの意志でおもちゃなどに触れるのを待ちましょう。

まとめ

子どもがピアノを始めるきっかけの大半は親によるもの。そのため、子どもにピアノを習わせたいと思ったのであれば、親がいかに上手にきっかけを作ってあげられるかがカギとなります。

きっかけの作り方は絵本やおもちゃを与えたり、体験教室に連れて行ったりする方法がありますが、けして無理強いはせず、子どもが自ら興味を示すのを待つようにしてくださいね。

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