ピアノは好きだけど歌うことが苦手…歌えなくてもいい?
子どもがピアノを好きで楽しそうにしていれば、歌うことが必要なのか疑問に思うことがあるのではないでしょうか。人前で歌うことが苦手ならなおのこと。
しかし、ピアノを弾く上で歌うことがとても大事ということを知っていますか?
幼児期は聴覚の発達が目覚ましい時期なので、歌うことでピアノを始める前から耳を育てて、歌いやすい歌や馴染みのある歌を通して音感を育んでおくことが理想的です。
そこで、ピアノにおける歌うことの意味と家庭で歌を楽しむ方法をご紹介します。家庭ではあまり歌をうたっていないなと感じているなら、ぜひ子どもと一緒に楽しんでくださいね。
ピアノに合わせて歌詞で歌う意味とは
歌う楽しさを知る
3歳前後から歌の一部だけでなく全体が歌えるようになってきます。歌詞に合わせて手遊びや動作をつけると楽しさが広がっていきます。
歌う時には大きな声を張り上げる必要はありません。ピアノの音を聴きながらピアノに合わせて歌うからです。歌によって明るい声や優しい声といった表現の方が大事になります。
「楽しいね」「上手に歌えたね」と共感して、言葉で伝えてあげると歌うことへの意欲を高めていくことができます。
音楽を聴いて歌の雰囲気を感じる
歌を一曲通して聴くと、音楽の三要素「メロディ・ハーモニー・リズム」やテンポ、高低、強弱などからワクワクした感じ、悲しい感じなどを感じ取ります。
歌を聴いていると自然に体が動き出して、手足や首をリズミカルに振りながら楽しむことができます。これは、リズム感だけでなく、自分の感情や歌詞の意味を伝えることに役立っていきます。
歌詞から歌のイメージをもつ
子どもは身近な動物や色の名前など歌詞の中で部分的にわかることからイメージを広げていくことができます。 言葉の理解が進んでくると、言葉の響きの面白さやストーリーを捉えるようになります。
音楽を聴いただけでは捉えることが難しいイメージも歌詞があることで、文字に親しみ語彙が豊富になるとともに、具体的に思い浮かべて想像力を育んでいきます。
このように歌は聴覚にとどまらず、さまざまな感覚に働きかけて音楽性を高める基礎になっています。
ピアノに合わせてドレミで歌う意味とは
正しい音程を身につける
ドレミといった音名や実際の音の高さを理解します。また、1つの音だけではなく音から音へと正確に歌えるようにします。
そのためには、歌っている音より少し先の音の高さや音のまとまりを理解して歌えるようになることが必要になってきます。ピアノを弾く時にも少し先の音を読みながら弾くのと同じです。
正しい音程が身につくと、自分が歌っている音の高さがピアノの音と合っているかどうかにも気づくことができます。さらに具体的にもう少し高く、または低くなどはっきりとわかるようになります。
正しいリズムを理解する
音符1つずつの正しいリズムを理解して、全体に滑らかな感じや弾む感じなどリズミカルに感じられるようになります。さらに、4拍子や3拍子など拍子の特徴も理解します。
ピアノは左右の手のリズムが違いますから、リズム感を鍛えることは重要です。音は合っていても違う歌に聞こえてしまうことがないようにしなければいけません。正しいリズムを理解すれば間違えた時に修正することができます。
楽譜を読む力を育てる
ドレミで歌って音程やリズムを理解することは、楽譜を素早く正確に読める力を育てていくことにつながっています。
楽譜を読むだけでは、その力はついていきません。楽譜を見て歌い、ピアノを弾くことで楽譜を読むスピードが上がっていきます。
ピアノを弾くうえで楽譜を読む力は、なぜ必要なのでしょうか。それはピアノを弾きながら間違えた場所に気づくことができて効率の良い練習ができるからです。楽譜を読む力が弱いと何度も間違いを繰り返してしまったり音を探って弾くことがクセになってしまいます。
歌うことは、声楽を学ぶ人だけでなく、ピアノなどすべての楽器や作曲を学ぶ人にも大切な勉強なのです。
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家庭で子どもと一緒に歌を楽しもう
ピアノを弾きながら歌おう
歌うことの楽しさを十分に味わうために、子どもに馴染みのある歌をうたいましょう。
できれば正しい音程で歌うためにピアノに合わせて歌いたいものです。試しに歌い始めをピアノで音をとってから歌ってみてください。歌い終わると音がずれているかもしれません。ピアノを弾くのが難しいようなら、CDやDVDなどに合わせて歌いましょう。
歌を絵に描いてみよう
歌のイメージにそった絵を描くことで想像力を育てます。まだ絵が描けないという子どもでも線や点などでテンポやリズムを感じて描くことができます。子どもの表現を楽しんでください。
絵描き歌を子どもと一緒に描いてお互いの絵を楽しむこともよいと思います。歌う速さを変えたり色を変えたりすることで同じ絵描き歌でさまざまに楽しむこともできます。
楽器を鳴らしながら歌ってみよう
マラカスやタイコなどの楽器を演奏しながら歌うと楽しさが増します。楽器がなければ手作りのものや手拍子といったボディパーカッションでも楽しめます。
子どもは歌や音楽に対して、反射的に体を動かすことがとても上手です。歌いながら楽器を演奏して、自然に音楽的な感覚を高めていきます。
歌をうたうようにピアノが弾けたら楽しい!そのためには…
家庭で歌を楽しめるようになって、ただの遊びにしてしまうのはもったいないです。 歌をうたうようにピアノが弾けたら楽しいですよね。子どもが、もっとやってみたいと思う気持ちやわかった!という喜びをピアノの基礎に結びつけてあげたいものです。
正しい音程やリズムの取り方を知っておくことは重要です。ただし、家庭で専門的に歌を教えるのは難しいこともまた確かです。ですから、歌うこと(ソルフェージュ)もピアノもレッスンしてくれる音楽教室に通うのがおすすめです。
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最後に
ピアノは、音の名前や高さがわかっただけでは作品の内容を理解するには不十分です。例えば、ひらがなが読めても、言葉の意味や内容を理解できないことと同じというとわかりやすいでしょうか。
歌うことはソルフェージュといわれる音楽の基礎的な教育の1つなので、表現力をつける前段階となります。だからといって、ソルフェージュを学んでからピアノレッスンに移行すると演奏テクニックを身につけることが遅れてしまいます。ぜひ、ピアノレッスンと並行して学びましょう。
そして家庭では、伸び伸びと子どもらしい表現で歌を楽しんでくださいね。