【子どものピアノ練習でイライラしたときの対処法】親子で楽しいレッスンを実現しよう

「自分からピアノをやりたいと言ったのに、子どもがピアノの練習をしない」

「一生懸命教えているのになかなか上達しない」

子どもにピアノを習わせているママなら、一度はこのような理由でイライラしてしまったことがあるのではないでしょうか。

ピアノはスラスラと弾けるようになるまでにかなりの練習が必要な楽器です。そのため、子どもが飽きてしまったり、挫折してしまったりすることが多いのです。

今回は子どものピアノ練習でついイライラしてしまう親御さんへ、イライラしない方法や子どもが練習しないときの対処法を解説します。

まずは何にイライラしてしまうのかを考えてみて

実はイライラは習慣化する感情です。一度イライラすることがあると、ストレスが溜まってしまい、イライラしやすくなってしまうという負のループが生まれてしまいます。その結果、前まではイライラしなかったような些細なことでもイライラするようになってしまうのです。

子どものピアノ練習でイライラしてしまうのであれば、まずはそもそもどんなことにイライラしているのか、原因を探ってみましょう。例えば、練習をしない、練習はしているけど自分の子どもだけなかなか上達しないなど原因はいくつかあります。

原因を知り、冷静に対処することがイライラの習慣を止めるコツです。

子どもが練習しない場合の対処法

「ピアノやってみたい!」というからピアノを始めさせたのに、子どもが練習を嫌がったり、サボりがちになったりすると「自分がやりたいって言ったんでしょ!」とつい怒りが湧いてしまいますよね。

しかし、そこで怒鳴って怒ってしまっては、子どもが「じゃあもうピアノ止める!」と逆効果になりかねません。子どもはまだまだ精神が成長しきっていないので、大人より飽きやすいのは仕方のないことです。その点を頭に入れて、冷静に対処しましょう。

いきなり叱りつけない

まず、子どもをいきなり叱りつけるのはNGです。親御さんたちの中にも昔、宿題をやろうかなと思った瞬間に親に「宿題やりなさい!」と言われてやる気がなくなったという経験がある人は多いのではないでしょうか。

もちろん時には叱ることも大切ですが、それはあくまで一通り注意した後の最終手段です。いきなり叱りつける前に、優しく声かけをすると意外と素直に練習することがありますよ。

練習時間を決めてメリハリを付ける

ピアノの練習は1回にどれだけ時間をかけるかより、1回10分程度でも良いので毎日練習することが重要です。10分程度の短い時間ならば子どもも「そのくらいならやってみよう」と練習意欲が湧くでしょう。

そして一旦練習を始めると、最初は10分と決めていた練習時間を超えて練習することも少なくありません。そのため、子どもが練習を嫌がるときは「10分だけやってみようよ」と、短い練習時間を提案してみましょう。

練習に入る前のハードルを下げてあげることで、練習をしやすくなりますし、毎日決まった時間に短時間の練習をするようにすれば、練習が習慣化されて苦にならなくなるでしょう。

子どもの承認欲求を満たす言い方をする

誰かに物事を教えてあげるという行為は承認欲求が満たされ、良い気分になるもの。そこで、子どもの承認欲求を満たす言い方で練習するように仕向ける方法があります。

例えば「〇〇ちゃんにこの曲弾いてもらいたいなぁ」「ママ、ピアノを弾いてみたいんだけど弾き方を教えて」という感じの言い方をすることで、子どもは良い気分でピアノを弾いてくれるでしょう。

そして子どもがリクエストに応えてピアノを弾いてくれたのであれば「ありがとう、また聞かせてね」「次の曲も教えてね」とお礼を伝えることを忘れずに。これにより、子どものモチベーションが上がるだけでなく、何かをしてもらったらお礼を言うマナーも身に付きます。

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子どもの上達が遅い場合の対処法

練習は素直にしてくれるけれど、他の子より上達が遅かったり、何度言っても同じ所を間違えてしまったりするときも、親としては焦りもあってイライラしてしまいますよね。

ここでは子どもの上達が遅い場合の対処法を解説します。

完璧を求めない

まず第一に、子どもに完璧を求めてはいけません。まだまだ成長途中の子どもは完璧でないのが当たり前だからです。親が完璧を子どもに求めてしまうと、子どもにも親にもストレスが溜まってしまいます。

また、完璧を求められることで子どもが萎縮してしまい、緊張から上達が遅れてしまうこともあります。

間違える=悪いことという概念を捨てる

子どもが演奏を間違えると、ついつい「ダメじゃない!」とイライラしてしまうかもしれません。そんなときは、間違える=悪いことという概念を一度頭から無くしてみてください。

そして、失敗は成功の素という考え方に変えてみましょう。今、子どもが間違えている場所は、重点的に練習をするべき場所です。そこが見つかったということは、成功へ一歩近づいたということです。

子どもが何度やっても間違えてしまう場所があるなら「どうしてできないの?!」と叱らずに「ここをクリアしたらきっと完璧に弾けるね。頑張って練習してみよう」と声をかけてあげてくださいね。

叱るより褒めることを意識する

子どもは叱ると萎縮してしまいます。そして萎縮してしまうと、その緊張からますます弾けなくなってしまい、負のループにはまってしまうことも。

子どもは叱るより褒めることを意識して、まずは長所を伸ばし自信を付けてあげましょう。

自分もピアノを一緒に練習してみる

子どもがなかなか上達しないとイライラしてしまう親御さんは、一度自分のことを棚に上げていないか考えてみてください。もし、自身がピアノを弾けないのであれば、子どもと一緒に練習してみましょう。

すると、ピアノの演奏が思った以上に難しいことに気が付くでしょう。

苦手な部分を集中して練習させる

ピアノが上達しないと言っても、全体が全く弾けないわけではありませんよね。必ずつまづいている苦手な部分があるはずです。

子どもがなかなか上達しないときは、苦手な部分をまずは見つけ出しましょう。問題なくできる部分と苦手な部分を通して練習するより、苦手な部分を重点的に練習することで上達が早まりますよ。

教室の先生に任せるのも1つの方法

子どもがピアノを練習しない、上達しないからとイライラしてしまうのは、親の愛情からくることでもあります。子どもにピアノを上手になって欲しい一心から、ついつい口出ししてしまったり、焦ってしまったりするのです。

しかし、子どもとしては親がイライラしていると萎縮してしまい、余計に練習しなくなったり、上達できなくなってしまったりすることも。また、子どもも親だからこそ、甘えて駄々をこねることもあります。

そこで、子どものピアノ練習でイライラしてしまう場合は、思い切ってピアノ教室の先生に全て任せるのも1つの方法です。先生に全て任せることで、子どもも甘えを出さず練習に励むようになるでしょう。

まとめ

親としては子どもにピアノを上手になって欲しいのですよね。そのため、練習をしない、上達しないというときにはついイライラしてしまう親は多いもの。

しかし、イライラしたままだと子どもにもその感情が伝わり、悪影響を及ぼしてしまうこともあります。イライラしてしまったときは、まずはなぜイライラしてしまうのかを考え、原因に合ったフォローをしてあげてくださいね。

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