チェルニーとは何か
出版社:全音楽譜出版社
価格:990円
ピアノを弾いたことがある人の多くが練習してきた「チェルニー」。あまりいい思い出がないという方も、正直多いかもしれません。
チェルニーとは、1791年にウィーンに生まれたピアニストであり作曲家、ピアノ教育者のカール・チェルニーが作った教則本のことを指します。
初級~中級者向けの練習曲集で、後に詳しくご紹介しますが、収録してある曲数によって何冊も出版されています。
ちなみに、チェルニーは優秀なピアニストを育て上げた教育者。有名なリストもそのひとりなんだとか。
教育者としても優秀であったチェルニーが作った教則本について、ご紹介していきますので確認していきましょう。
チェルニーには種類があった!
先述した通り、チェルニーと一言でいっても教則本は1冊だけではありません。収録されている曲数によって、何冊も出版されています。
100曲収録されている「100番」があるほか、「30番」「40番」「50番」……とあります。
「今はチェルニー何番をやっているよ」というように、番号がとっても重要。といのも、番号によって難易度が異なるのです。
次ではどの順番で練習していくのがいいのかご紹介しますね。
どの順番でチェルニーを練習したらいいのかご紹介!
チェルニーは何冊もあることをご紹介してきましたが、どの順番で練習していくのが正解なのでしょうか。
番号だけ見てみると、一番数の少ない「30番」から練習すればいいのかと思いがちですよね。しかし、一番難易度が低いのは「100番」です。
初級がチェルニー「100番」、そしてその後は「30番」「40番」「50番」と続いていきます。30番以降は曲数が少ないものから取り掛かればOKです。
最初だけ「100番」というのを覚えておけばいいでしょう。
ちなみに、「100番」と併用して練習することが多いのが「ブルグミュラー」など。そのため、子どもの場合は特にチェルニーに取り掛かる前に「バイエル」や「バーナム」を練習するといいでしょう。
チェルニーの練習の仕方を要チェック
チェルニーを上手に活用するための練習方法もチェックしておきましょう。せっかく練習するのなら、意味のあるものにしたいですよね。
ただ弾いてしまうだけではもったいない!しっかりと力をつけるためにも、練習方法を確認しておきましょう。
①まずはゆっくり正確に弾けるようにする
まずはゆっくりでOKなので、正確に弾けるように練習しましょう。全音楽譜出版社から販売されている「ツェルニー30番練習曲」には、
「指の迅速、正確、音の平均」「より音楽的に演奏する」ことを目的に練習する
とあります。さらに、
つかえたり、間違ったりしているうちは、決して速く弾かないように
とも記されています。そのため、楽譜に書かれているメトロノーム記号の通りに弾くというよりは、ゆっくりでいいので正確に弾けるようになるまで練習しましょう。
無理して速く弾いてしまうと、手や指を故障してしまう原因にもなります。正確に弾けないのにも関わらず速く弾いてしまうことで、力んでしまうことが考えられます。力を入れた状態で弾いてしまうと、手首や指を痛めてしまうのです。
スピードを意識するのは先の話。とにかく正確に弾けるように、ゆっくりと練習してくださいね。
②細かい音楽記号もしっかり表現する
正確に弾けるようになってから、楽譜に書かれている音楽記号を表現するようにしましょう。スラーやアクセントはもちろんですが、音の強弱やスピードも楽譜通りに弾けるように練習しましょう。
音楽記号を覚えるのは大変かもしれませんが、作曲家が作成した通りに弾くためには音楽記号をしっかりと理解して表現する必要があります。
チェルニーを練習しながら、音楽記号についても勉強していくといいかもしれませんね。
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チェルニーの練習するコツとは!
チェルニーの練習方法をご紹介しましたが、練習するコツについてもここで紹介していきたいと思います。コツをつかむとより効率的にピアノのレベルを上げていくことができるはず。
確認して試してみてください!
①力を抜くことを意識する
力を抜いてピアノを弾くことがとても大切です。力んだままチェルニーを弾いてしまうと、先述した通り、手首や指の故障に繋がります。
力を抜いた状態でチェルニーを練習することを意識してください。弾く前に肩を思いっきり上げて、ストンと落としてから弾き始めるのがおすすめですよ。
力を抜くことは意外と難しいです。力が入っていないか意識しながら練習してみてくださいね。
②つまらないと思いがちだけど……楽しむことも大事!
チェルニーは曲によってはつまらないと感じてしまうこともあります。難しい、つまらないと感じてしまうと、なかなか上達しませんよね。
つまらない曲であっても、ピアノを弾くためのテクニックを磨くために大切な練習だと思い、真剣に向き合ってみてください。
チェルニーを練習することで得られることとは?
チェルニーを練習することで、楽譜を読む力が身につきます。チェルニーは楽譜にわかりやすくメッセージを残しています。というのも、強弱記号などの音楽記号をわかりやすく残しているのです。
作曲家が伝えたいメッセージを楽譜を見ることで理解していく必要がありますが、読み込み理解する力を身につけるためにチェルニーを活用するのがおすすめです。
音楽記号を覚える、楽譜を読む力を身につけるために、チェルニーを練習していきましょう!
実はチェルニーを活用するかしないかは講師によって異なる
実は「チェルニー」は練習した方がいいとする講師と、練習しなくてもいいとする講師にはっきりわかれる教本でもあります。
ピアノを習う講師によってはチェルニーの練習をしない場合もあります。
チェルニーを練習する前に、講師がどのような教本を使っていこうと考えているのかを確認した方がいいでしょう。
パパママは子どものピアノの先生に、どのようにレベルを上げていくのか、確認してあげてくださいね。
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「チェルニー」などを活用して独学でピアノを練習するよりも、プロの講師に習った方が効率的にピアノを練習していけるでしょう。
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独学で間違った弾き方やクセを付けてしまうと、後々大変ですよ。
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最後に
ピアノを習ったことがあるパパやママなら練習してきたであろう「チェルニー」についてご紹介してきました。賛否両論ある教本なので、学ぶ前に講師にチェルニーが必要かどうか確認しておきましょう。
チェルニーを練習する場合は紹介してきた練習方法やコツを試してみてくださいね。より上達していけるはずですよ。
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