ピアノの音階練習は子どもでも弾いた方がいいの?
プロの演奏家でも毎日ピアノの隅から隅まで使って音階を弾く人がいます。準備運動でもあり、指の調子をみるバロメーターになっているのかもしれません。
では、子どもがピアノで音階練習をする目的はどのようなものでしょうか。目的がわかれば単調な繰り返し練習というよりは一つの音楽作品として楽しめると思います。
そこで、ドから始まる音階から音階練習の目的と必要なテクニックを用いた練習方法などをご紹介していきます。
ドから始まる音階って何だろう?
音階とは
音階とは音を階段状に順番に並べたものです。スケールとも呼ばれます。ドレミの歌をうたったことはありますか。「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・ド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ド」という歌詞がありますね。これはドから始まってドで終わるハ長調の音階といわれているものです。
ハ長調とは
ハ長調はドからドまでの音でできていてシャープやフラットがつかない基本的な音階です。では、楽譜で見てみましょう。左からド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドと読みます。
次に、下の楽譜を見てください。クリスマスの頃に流れてくる「もろびとこぞりて」はハ長調の音階を高い音から順番にド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ドと下がってきています。音階を身近に感じませんか。音階はいろいろな曲に使われています。
音階練習の前に知っておくべきこと
音階練習の目的
指の準備運動ともいわれる音階練習。子どもにとってはどのような目的があるのでしょうか。
子どもにとっては正しい指使いを身につけて、ドだけでなくいろいろな音から始まる音階を弾けるようになることが目的の1つです。
さらに指を速く動かしつつ音符の長さを揃えて弾くことが2つめの目的。
先ほどご紹介した「もろびとこぞりて」のように多くの作品の中に音階が出てきます。音階を弾くことは作品を演奏するためにあるというのが大きな目的なのです。
音階を弾くためにはテクニックが必要
ドからドまでを片手で弾こうとすると、どこかで指が足りなくなってしまいますね。そこでスムーズに弾き切るためにはテクニックが必要になります。
まず指番号を覚えましょう
左右どちらの手も親指から小指に向かって1〜5の番号がついています。指番号はどのジャンルの音楽でも共通です。
右手でドから始まる音階を指番号で表すと、1→2→3→1→2→3→4→5になります。高いドからドへ下がる場合は5→4→3→2→1→3→2→1と使った指番号で逆戻りさせます。
上がる時も下がる時もファの音で1の指(親指)を使います。ここで指使いのテクニックが必要になります。
指くぐりと指またぎ
それでは2つのテクニックを使ってドから始まる音階を右手で往復しましょう。
まず、上がる時に3の指(中指)まできたら、1の指(親指)を3の指の下をくぐらせます。下がる時には1の指まできたら3の指で1の指をまたぎます。
左手で弾く時は、5→4→3→2→1→3→2→1、1→2→3→1→2→3→4→5と弾きます。
音が上がる時は「指くぐり」下がる時は「指またぎ」というテクニックを使います。このテクニックは基本の指使いなので覚えておきましょう。
指が短い子どもの場合
指が短くて、このテクニックを使うには無理!という子どもはどのように弾いたらよいのでしょうか。
指番号通りに弾いてファまできたら手首をスライドさせましょう。音階練習に初めて取り組む時にも手首をスライドさせて、スムーズに弾けるようになってから指使いのテクニックを使うとよいです。
続いて、具体的な練習方法へと進めていきます。一緒にチェックしていきましょう。
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子どもに無理のない音階練習を
ドから始まる音階は、簡単そうで難しいですね。小さな子どもでも取り組めるように無理のない進め方をご紹介します。
音階は音が同じでも左右の指番号が違いますよね。両手で音階を弾く時にハードルが高くなって挫折してしまうことも。子どもにとって非常に難しいことです。
そこで左右対称になる動きで練習することをおすすめします。次のようにステップアップしていきましょう。
①右手で上がる 1→2→3→1→2→3→4→5
②左手で下がる 1→2→3→1→2→3→4→5
③右手①と左手②を合わせて弾く
④右手①と左手②を合わせて上がったり下がったり
ゆっくりと確実に身につけるためにも一つひとつのステップに時間をかけましょう。練習中も練習後も「頑張ったね」と褒めてあげてくださいね。
自宅で子どもに親が教えるのは難しい
親が子どもに適した練習方法を考えて教えることは、とても難しいですね。テクニックを身につけさせるとなればなおのこと。
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最後に
今回は、ドから始まる音階から音階練習の目的と必要なテクニックを用いた練習方法などをご紹介してきました。音階はこれから学ぶ作品に使われていますから、しっかりと練習してほしいものです。
自宅で親が教えることに限界を感じた時には、EYS音楽教室に問い合わせてみてください。レッスンが始まれば先生から自宅での練習ポイントを教えてもらいましょう。