【手が小さくてもピアノを諦めないで】小さな手でオクターブを弾く方法もご紹介

まだまだ成長する子どもの手

子どもの手は小さくてかわいいですね。小さいといっても指の長さや太さ、手の厚みや硬さにはそれぞれ個性があります。なんといってもピアノは子どもにとっては大きな楽器ですから、小さな手で弾けるのか心配になるのも無理はありません。

ピアノを習う前の子どもの手は広がりにくかったり、力のコントロールが十分でなかったりします。どの子どもも小さな手で弾くテクニックは限られているので、習い始めは基本的に左右片手から一音ずつ隣の鍵盤へ弾き進み、いきなり離れた鍵盤へ飛ぶことは少し先になります。

つまり、レッスンでは小さな手でできることから始めて基礎的なテクニックを学んでいきます。そこで、小さい手で身につけるべき手の形やオクターブ奏のテクニックをご紹介します。

やっぱり小さい手は気になる

サイズをチェック!子どもと大人の手

子どもと手のひらを合わせてみると大きさの違いがはっきりわかりますね。1オクターブの標準寸法(日本)は165mmで、ピアノを習っていると小学校高学年くらいからオクターブが届くようになります。体の成長とともに手も大きくなっていきます。

しかし大人でも1オクターブが届かないことがあるのです。日本人の手の長さは男性の平均が189.6mm、女性の平均が175.4mm(人工知能研究センター 日本人の手の寸法データより)。大きな手でも届かない!

では、小さな手でも1オクターブが届くのは、届かない大人と何が違うのでしょうか。それは、指と指の間が伸びるか伸びないかの違いです。ですから、小さいうちからピアノを弾いて指を動かすトレーニングを続ければ、より大きく手を広げることができるようになります。

そもそも日本人の手は小さい

同じ楽曲でも何種類もの楽譜が出版されています。大きく分けると原典版と校訂版です。作曲家が外国人だったり、校訂版は専門家が自分の手を基準に考えた指使い(どの指で弾くか指示したもの)であることが多いので、そもそも体格の小さな日本人では弾きにくいということがあります。

ですから子どもであれば、たとえ指使いや弾き方が楽譜の通りであっても、指が短くて次の音に届かないということは起こりやすいのです。

「夏の思い出」作曲家も手が小さかった

日本のシューベルトと呼ばれる作曲家の中田喜直先生。現在の東京芸術大学ピアノ科を卒業してから本格的な作曲活動を始めました。手が小さかったためピアニストを断念したともいわれています。

愛用したピアノは、ショパンのピアノサイズを参考にして1オクタ-ブを1cmほど狭くした特注品。実は、ショパンも手が小さかったのです。

中田喜直先生は子どものためのピアノ曲は「絶対にオクターブ以下で」「手首や腕にできるだけ無駄な力が入らないような自然な指使いを」と強い信念で作られました。

ピアノのための基本的な手の形を知ろう!

手首が下がらないように

正しい手の形は、手首をまっすぐにしておかなければいけません。小さな子どもは手首を下げて鍵盤に力を入れようとすることがあります。指の力が弱いことと手首を少し上げておくための筋力がついていないことが原因です。

手首の形を覚える時には、手をぶらぶらさせて力を入れないまま鍵盤に手を置くとよいです。下がった手首を上げると肩も上がってしまうことがあるので、肩にそっと手を当てて肩の力を抜いてあげてください。

指を伸ばさずに曲げる

習い始めの子どもは、強い音を出そうとボタンを押すように指先を伸ばしてしまいがち。また手を丸めることを意識し過ぎて第一関節が内側に折れてしまうことも。悪いクセにならないためにも正しい形を覚えましょう。正しい形とはどのようなものでしょうか?

手を「卵の上にのせたような形」にして、指の付け根から少し上げて押すようにします。鍵盤に触れるポイントは、指先とハラの中間辺りです。

手の甲はふんわりとアーチのように

手の甲がへこんでしまうと手首も硬くなって、ぎこちない音になってしまいます。手首を移動させて鍵盤を広く使うために手の甲をふんわりとしたアーチを保ちましょう。へこんでしまったら、手をぶらぶらさせて手の形を作り直すようにしてくださいね。

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オクターブ奏を小さな手で弾くテクニック

弾かなくてもいい音を抜く

オクターブが全く届かない場合は、楽譜をアレンジしましょう。とてもシンプルな方法で、オクターブは高低の違う同じ音なので、高低のどちらかの単音を弾きます。

オクターブが届かないからといって弾きたい曲を諦めてしまうのは残念。まずはシンプルな方法で弾くことをおすすめします。

オクターブの低い音を別の音に

オクターブは届かないけど、もう少し鍵盤の幅が狭くなれば抑えられるという場合に試してみてください。

例えばオクターブがドレミの場合だと、高い音はド・レ・ミのままで低い音をミ・ファ・ソやラ・シ・ドにします。

この方法は、単音で弾くよりも厚みが出ます。曲の雰囲気が保たれればおすすめです。ただし、調性(長調か短調か)によって選ぶ音は変わります。いろいろな音を試してみるのもアレンジの勉強になります。

同時ではなくバラバラで

ほぼオクターブ奏なので難易度は上がりますが、もう少しで届きそうな人やオクターブを余裕もって弾けない時におすすめの弾き方です。

オクターブで弾く2つの音をバラバラにして弾きます。例えば、オクターブでドレミと弾く時に、低いドの次に高いド、同じようにレレ、ミミと弾きます。

テンポが乱れないように速く指を動かさなければいけないので、ゆっくりから確実に弾けるように繰り返し練習しましょう。

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最後に

手が小さいからといってピアノを諦めないでくださいね。原曲に忠実に弾くことだけを目指していたら、手が小さいうちに弾けるクラシックはほとんどありません。音楽を楽しむことができなくなりますよね。

練習曲や弾きやすくアレンジされたものを併用して楽しくピアノに親しみましょう。弾きたい曲があれば、ぜひチャレンジさせてあげてください。

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