【悩ましい】2歳の子どもにピアノを習わせて意味がある?
子どもの習い事を考えた時に、ピアノを習わせたいと思う方も多いでしょう。それは、子どもの年齢が低いうちからピアノを習わせれば、絶対音感が身につくのではないかと考えるからではないでしょうか。
「ダルクローズ・システムにおるリトミック指導」という著書によれば、
音楽的感覚陶冶の時期は早期であることが望ましい
とあります。つまり、音楽的な感覚を教育するには、子どもが小さいうちに始めた方がいいということ。
しかし、2歳の子どもに音楽的な感覚を身につけさせるには、本当にピアノが適しているのでしょうか。次でご説明していきます。
2歳児にはピアノレッスンはまだ少し早い
実は、2歳の子どもにはピアノレッスンを受けるのはまだ少し早いといえます。
というのも、ピアノはとても大きな楽器です。鍵盤を押すのにも、力が必要です。
しかし、2歳の子供の指は発達途中。ピアノの鍵盤の重さは指に負担がかかります。さらに、椅子に長時間座っていられる体幹が発達していません。
文部科学省が発表している幼児期運動指針にも、
幼児期の初期(3歳から4歳ごろ)では、動きに「力み」や「ぎこちなさ」が見られるが、適切な運動経験を積むことによって、年齢とともに無駄な動きや過剰な動きが減少して動きが滑らかになり、目的に合った合理的な動きができるようになる。
文部科学省 幼児期運動指針
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/undousisin/1319771.htm
とあります。目的に合った動きができるようになるのは、3歳~4歳頃だとされているため、2歳ではやはりまだ少し早いのです。
また、体幹も問題だけでなく、2歳の子どもの精神的成長では、長時間椅子に座ってじっとしているのは無理があるでしょう。
- 指に負担がかかる
- 体幹が未発達
- 長時間椅子に座っていられない
これらの理由から、2歳の子どもにピアノレッスンを受けさせるのは、まだ少し早いといえるでしょう。
2歳の子どもならまずリトミックから習わせるべき3つの理由
2歳の子どもにピアノを習わせるのはまだ早いと説明してきましたが、音楽的感覚を身につけさせるには、早期がいいともお伝えしました。
となると、2歳の子どもに音楽関係の習い事をさせるのは、良いことなのです。それがピアノではないというだけのこと。
そこで、2歳の子どもにおすすめしたいのが、リトミックです。リトミックが2歳の子どもになぜいいのかご紹介していきますので、確認しておきましょう。
①楽しみながら学べる
リトミックは、2歳の子どもでも楽しみながら音楽的感覚を学ぶことができる教育法です。ピアノのようにじっと座っている必要はありません。
後で紹介しますが、リトミックは音楽に合わせて身体を動かし、リズムや音楽的な要素を学んでいきます。音楽を身体で表現する楽しさを味わうのです。
「ジャック=ダルクローズのリトミック-「聴くからだ」と「演奏するからだ」をつくる音楽教育の基礎として」にも、 リトミック教育を世にひろめたジャック=ダルクローズの言葉として
本来リズミカルな性質のものである音楽的感覚は、からだ全体の筋肉と神経の働きにより高まる
ジャック=ダルクローズのリトミック-「聴くからだ」と「演奏するからだ」をつくる音楽教育の基礎として
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjomep/6/2/6_55/_pdf/-char/ja
と紹介しています。つまり、音楽的感覚を身につけるには、座学ばかりではなく身体を動かす必要があるということです。
これを2歳のうちからできるのがリトミックです。
ちなみに、2歳であればママやパパと一緒にレッスンに参加できる楽しさも味わえますよ。
②社会性を養える
リトミックは、楽しく音楽に合わせて動いているだけに思われがちですが、これから大人になって社会に出た時に必要となる様々な能力を養うことができます。
例えば、音楽を聞いて身体で表現することは、感じて考えて、そして行動するという人間にとって大切な行動パターンを身につけることに繋がります。
さらに、即興で身体で表現することで、自発性を養うことができますし、音楽に反応するために集中力を鍛えることもできます。
リトミックひとつで、社会に出てから必要となる能力をたくさん身につけることができるのです。2歳でできる習い事で、こんなのもたくさんのことを学べるものはなかなかありません。
③コミュニケーション能力の向上
リトミックは、同じ年ごろの子どもたちと集団で行ないます。2歳の場合はママやパパと参加する親子リトミックとなるため、ママやパパ以外の大人と同じ空間にいる環境にもなるわけです。
リトミックを通しお友達と過ごすことで、協調性を養うことにも繋がります。
さらに、リトミックでは決まった動きをするというよりも、それぞれが感じたままに身体で表現します。そのため、自分とは違う動きをするお友達もいます。そういったお友達を受け入れることで、柔軟性や適応能力も養っていきます。
リトミックって何をするの?
2歳の子どもにはピアノを習わせるよりもリトミックがおすすめと紹介してきましたが、そもそもリトミックとはどのような教育法なのでしょうか。
リトミックではどのようなことをするのか、さらには、どのような能力を養えるのか、ご紹介していきます。
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そもそもリトミック教育とは
リトミックとは、スイスの作曲家であり音楽教育家であったエミール・ジャック=ダルクローズが発明した教育法です。音楽を身体の動きで創造、表現する教育法を考え出したのが、リトミックの始まりです。
リトミックでは、「リズム」「ソルフェージュ」「即興」を大切にしています。
音楽に合わせて身体を動かし表現することを目的とする「リズム」。音楽のスピードや高低差などの音楽的な要素を身体や空間を使って表現します。
例えば、高い音から低い音へと移動していく音楽が流れた場合、頭の上にあげた手を床まで落とすことで表現できます。この表現で、音の高低差を学ぶことができるのです。
「ソルフェージュ」は、音楽的な耳を養ううえで大切な体験です。音を聞き分けるだけでなく、楽譜に書かれていない音楽的な表現、フレーズを感じるようになります。
そして、音楽をより理解していくために「即興」で表現することを体験します。
リトミックをすることで、どのような体験をするのか、そしてどのような要素が大切なのかをご紹介してきました。そして、これらをすることで子どものどのような能力を育てることができるのか、次で紹介していきます。
子どものどんな能力を伸ばすのか
リトミックが子どもに与える影響は、たくさんあります。
- リズム感などの音楽的要素
- 協調性
- コミュニケーション能力
- 社会性
- 集中力
- 自発性
- 表現力
- 想像力
- 柔軟性
一番わかりやすいのは、リズム感などの音楽的要素でしょう。音楽を聞き、身体で表現することで、リズム感が身に付きます。リズム感は、音楽をやっていく上でも必要なことですが、運動能力にも繋がる大切なもの。
サッカーをやるにしても、ドリブルをするにはリズム感が必要です。これを2歳の子どもから学ぶことができるのは、リトミックのメリットでしょう。
また、集団で行なうリトミックでは、先に紹介した通り協調性やコミュニケーション能力、社会性を身につけることができます。
さらに、即時反応にも対応できるように音楽に集中するため、集中力を養うこともできますし、自ら表現することで自発性や表現力、想像力を養う効果もあります。
そして、自分とは違うお友達を認めることで、柔軟性や適応能力も自然と身につけられるのです。
リトミックといえど、小さい子どものうちからこれだけの能力をのばす可能性があります。
主要な曲目について
リトミックでは、リトミックが始まるよ、リトミックが終わるよの合図として、始まりと終わりの曲が決まっている教室が多いです。
また、リトミックが始まる前に、ボールやおもちゃで遊ぶスタイルの教室では、「おかたづけのうた」からスタートすることもあります。リトミックを続けていくと「おかたづけのうた」が聞こえたら、自ら片づけをしだす子どもがたくさん!
2歳の子どもが自らお片づけをしてくれるのは、とても喜ばしいことです。「おかたづけのうた」を覚えれば、自宅でも活用できますよ。
その他決まって毎回歌う曲は「おへんじのうた」でしょう。「おへんじのうた」は、年齢によって異なりますが、自分のお名前が呼ばれたら返事をする頼もしい姿を見ることができるはずです。
レッスンで使用する曲は、講師によっても異なります。また、季節によって取り入れる曲も変わってきます。
そのため、毎回飽きずに参加できるメリットも持ち合わせているのです。
2歳児にリトミックを習わせるならEYS音楽教室へ
2歳の子どもをリトミック教室に連れて行くとなると、どの教室にしようか迷ってしまうはずです。そこで、おすすめしたいのがEYS音楽教室です。
EYS音楽教室をおすすめする理由はたくさんありますが、ここでは3つご紹介します。
- 同じ年齢の子とリトミックを体験できる
- 子どもが成長したらリトミックから他の楽器に移行できる
- 体験レッスンが無料で受けられる
リトミックは、年齢ごとでレッスンをやる教室と、2学年まとめてレッスンをする教室などがあります。しかし、年齢に差があると、レッスン内容が自分の子どもに合わない場合があるのです。
しかし、EYS音楽教室は学年ごとにクラス分けができているので安心。2歳の子どもは、サーチャークラスに申し込みしましょう。
サーチャークラスでは、音楽に合わせて動いてみる、講師やお友達のマネを楽しむ、リズムカードなどの様々なアイテムを使って音楽要素を学ぶことを体験します。
また、EYS音楽教室はリトミック以外にも様々な楽器のレッスンを行なう教室です。2歳の場合リトミックが適していますが、子どもが成長したらその他の楽器に移行することも可能です。
さらに、コースによっては楽器のプレゼントキャンペーンを開催しているので、お得に楽器を始めるチャンスでもあります。
その他にも、満足できなかったレッスンはやり直ししてもらえる保障、急なお休みでも補講してもらえるなど、EYS音楽教室にはメリットがたくさんあります。
そんなEYS音楽教室は、無料で体験レッスンを受けることが可能です。教室やレッスン、講師の雰囲気を見られるチャンスなので、ぜひ体験することをおすすめします。
最後に
2歳の子どもに習わせるのであれば、ピアノよりもリトミックが向いているとご紹介してきました。長時間じっと座っていることが難しい2歳児は、ピアノよりも楽しみながら音楽要素やその他の能力をのばせるリトミックがおすすめ。
リトミックひとつで、大人になって社会に出るときに必要となる様々な能力を養うことが可能です。EYS音楽教室では、無料の体験レッスンも受講できるので、ぜひ一度リトミックとはどんなものなのか、体験してくださいね。
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