【どうしよう】5歳からピアノを習わせるのは遅くないか心配
5歳からピアノを習わせようと思ったとき、もしかしたらピアノを始めるのはもう遅い?と心配になってしまうことがあるかもしれません。
しかし、結論からいいますと、5歳でピアノを始めるのは、遅くはありません!
3歳、4歳からピアノを習っていたり、音楽教室のグループレッスンに通っている子がまわりにたくさんいるという方もいるでしょう。それだけ、現在では乳児、幼児から通える習い事がたくさん溢れています。
また、もしかしたら4歳でピアノを習わせるのが適していると聞いたことがあるかもしれません。これらの理由から、5歳でピアノを始めるのは、遅いと悩んでしまう方が多いです。
しかし、4歳でピアノを始めるのがいいというのは、指の発達にも大きく関係しています。ピアノの鍵盤を押すのは、指が未発達である小さい子どもには負担が大きいです。そのため、指が発達する4歳を過ぎた頃から習わせるのがいいといわれているのです。
そのため、鍵盤楽器を始めるのは5歳で全く遅くはないのです。さらに、ピアノという大きな楽器を受け入れ、スムーズに習えるのは5歳頃とも考えられています。
また、日経DUALでも、
赤ちゃんから3歳までは脳細胞が増え続ける時期なので、未熟な脳に負担をかける知識の詰め込みは良くないし、3、4歳ぐらいから脳細胞の間引き現象が起きるので学習効果がない。その一方、4歳から7歳ぐらいまではいらない脳細胞が減り、反対に生き残った細胞で神経回路が組み込まれるので、この時期に五感からどんな情報が脳に伝達されたかで脳の回路の大枠が決まる。そして7歳から10歳ぐらいの間に組み込まれた神経回路が発達するので、学習効果が高まります。
「脳」と「音楽教室」の絶妙な関係とは? 幼児教育は何歳から始めるのがいい? 脳蘇生のプロが語る「才能を育てる脳の仕組み」
https://dual.nikkei.com/article/048/76/
と紹介しています。つまり、ピアノに限りませんが、5歳から幼児教育を受けるのは、決して遅くはないということです。
子どもが5歳のうちにピアノを習わせてみようと思いついたのであれば、何の問題もないため、すぐに習わせてみるといいでしょう。
5歳からでも子どもにピアノを習わせると良い3つの理由とは
5歳からでもピアノを習わせるのが良いといわれる理由を3つご紹介していきます。先にも紹介しましたが、5歳でピアノを習わせるのは、遅くありません。せっかくピアノを習わせたいと思ったのであれば、ぜひ、良いといわれる理由を確認したうえで、ピアノを始めてみてください。
①絶対音感が身につく
5歳でピアノや音楽に触れることは、絶対音感が身につく可能性が高いといえます。絶対音感とは、「ド」の音を聞いたとき、鍵盤などを見なくても「ド」と答えられる能力のことを指します。つまり、音を聞いただけで、何の音(ドレミ)かを理解できるの能力です。
絶対音感が身につく条件のひとつに、聴覚の成長が盛んな3歳~6歳くらいまでの期間に訓練を始めることがあげられています。
ピアノを始めたからといって、必ずしも絶対音感が身につくとは限りませんが、5歳でピアノを始めるということは、身につく可能性が十分にあるということなのです。
ちなみに、絶対音感が身につく条件として、相対音感がついていないこともあげられます。相対音感とは、ある音を基準にすれば、他の音の高さを認識できる能力です。つまり、「ミ」を聞いただけではこの音が「ミ」とは理解できませんが、「ド」を聞いた後に「ミ」を聞くことで、「ミ」と理解できる能力のことを指します。
相対音感が先に身についていると、絶対音感が身につく妨げになるといわれているのです。
②脳が活性化される
ピアノを習うと頭が良くなると聞いたことがありませんか?ピアノを弾くことは、脳が活性化されるとも言われています。これには理由があります。
- 左右の指で違う動きをするから
- 譜面を先読みし、後追いしながら弾く
脳科学者である澤口俊之氏も、PTNAのインタビューでこう答えています。
ピアノ演奏は驚くほど脳に良いのです。 我々が幼少期で重視しているのはHQ=人間性知能なのですが、一般知能gFがHQの中心的な脳機能であるワーキングメモリと相関します。ワーキングメモリは問題解決能力、社会性、創造性など、人生の成功に関係する全ての基礎となります。これがピアノで伸びます。
ピアノが脳を発達させるという実証データはたくさんあります。
今こそ音楽を!第3章 脳科学観点から~澤口俊之先生インタビュー(1)
http://www.piano.or.jp/report/04ess/livereport/2015/07/29_20010.html
脳が活性化され頭が良くなるだけでなく、問題解決能力、社会性、創造性などを伸ばすこともできるのです。
そして、より効果を得るためには、6歳頃まで、遅くても8歳頃までにピアノを始めるといいのです。つまり、5歳でピアノを始めるのは、遅すぎることはなく、むしろ丁度いいともいえます。
③身体が安定する頃からスタート!
先にも紹介しましたが、ピアノはとても大きい楽器のため、子どもが演奏しようと思うと負担がかかります。鍵盤は重く、指が発達していない段階でピアノを弾いてしまうと、指に負担がかかります。
さらに、長時間椅子に座っていられる体幹が発達していません。
4歳頃から全身のバランスをとる能力が発達し、5歳頃にはより運動能力が伸びるといわれています。
文部科学省が公開している幼児期運動指針の4歳から5歳ごろ運動の発達の特性と動きの獲得の考え方では、
それまでに経験した基本的な動きが定着しはじめる。友達と一緒に運動することに楽しさを見いだし、また環境との関わり方や遊び方を工夫しながら、多くの動きを経験するようになる。特に全身のバランスをとる能力が発達し、身近にある用具を使って操作するような動きも上手になっていく。
幼児期運動指針
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/undousisin/1319771.htm
とあります。身体のバランスをとる能力、そして体幹が鍛えられてくる5歳頃は、子どもの身体の成長的にも、ピアノを始めるいいタイミングといえるでしょう。
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【必見】5歳の子ども向きのピアノの練習方法について
5歳の子どもにピアノの練習をさせるには、どのような練習方法が向いているのか、悩んだことがある方も多いかもしれません。いざやる気になったとしても、難しい楽譜を前にしてしまうと、一気にやる気をなくしてしまったり、さらには、親が無理やりピアノの前に座らせてしまうなんてこともあるでしょう。
そこで、ここでは、5歳にはどのような練習方法が向いているのか、どんな教え方をしたらいいかをご紹介していきます。
①リトミック要素を取り入れる
ピアノを練習するというと、ピアノの前に座り、楽譜と鍵盤とにらめっこすると思いがちですが、それでは5歳の子どもは楽しくありません。
ピアノが楽しいものではなくなってしまうと、今後ピアノに向き合ってくれなくなるおそれもあるので、それは避けたいところです。
そこで、おすすめしたいのがリトミック要素を取り入れてみるということ。
リズムを教えたいのであれば、あえてピアノは使わずに手拍子をしてみる、または歌ってみるのもいいでしょう。四分音符、八分音符、二分音符のような基礎リズムから教える場合は、動物カードを用いてもいいかもしれません。
四分音符はイヌ、八分音符はリス、二分音符はゾウなどで表せば、楽しく、そしてわかりやすく教えることができるでしょう。
②指番号は子どもの前で記す
子どもにピアノを教える時、楽譜には指番号が書いてあることが多いですよね。書いていない場合は、書き加えることがほとんどでしょう。
指番号を書くのはもちろんOK!しかし、必要のないところまで記入するのはNGです!子どもと一緒にピアノを練習している時に、指番号を記入するようにすれば、必要なところ、不必要なところがすぐにわかりますよね。
また、ピアノ指導に関する研究という論文でもこのように発表されています。
時間はかかるが、生徒の前で指番号を書き込むことにより、指番号の意味を理解させることができ、指番号=音というような読譜上の過ちを防ぐことができる
ピアノ指導に関する研究
file:///C:/Users/mirumoppu/Downloads/KJ00004702708.pdf
時短になるからといって、先回りして指番号を記入するのはやめ、子どもと一緒に指番号の記入が必要かどうか、確認していきましょう。
③右手左手別々に!
ピアノは右手と左手で違う動きをすることが良いと説明してきましたが、5歳の子どもに最初からそれを期待してはいけません。まずは、右手と左手別々で弾く曲を練習してみましょう。
さらに、まずが「ド」だけなど1つの音だけを楽譜に書いてあるリズムで弾く練習からスタートです。両手での演奏は、5本の指、全てで楽譜にあるリズム通りに弾けてからの話。
「こんなの簡単!」と思うかもしれませんが、左手だけで弾くことは意外と難しいのです。とはいえ、ピアノをより楽しく感じてほしいので、同時に弾かずとも、右手で「ド」のリズムを弾いた後にすぐ左手で同じリズムを弾くなど、両手を使っている感覚は教えてあげてもいいでしょう。
このように少しずつレベルを上げ、楽しく、そして長くピアノと付き合っていけるようにしてあげてください。
ちなみに、発表会など特別な時は少し難しい曲へチャレンジしていくのがいいですよ。通う予定のピアノ教室に発表会開催があるのであれば、参加しましょう。男の子はスーツ、女の子はドレスを着て人前でピアノを披露することは、ピアノへの意欲にも繋がります。
また、練習時間を増やすこともできますし、他の子どもの演奏を聞くことも刺激になるのでおすすめです。
5歳の子ども向きのおすすめのピアノの教材について
5歳の子どもに向いているピアノの教材を3つご紹介します。もちろん、ピアノ教室や講師によって、選ぶ教材は違いますし、子どもによってその教材が合う、合わないも出てきます。
どんなものが販売されていて、どんなものなら自分の子どもに合うのかを確認する程度の気持ちで、みていってみましょう。
①初級ピアノテキスト ぴあのどりーむ [幼児版] はじめてピアノをならう幼児のために
出版社: 学研プラス 児童・幼児事業部 音楽事業室
1,540円
「ぴあのどりーむ」もありますが、5歳からピアノを始めるのであれば、幼児版から使用するのもいいでしょう。ページをめくるたびに可愛らしい絵がかいてあり、どんどん練習を進めたくなる1冊です。
②ピアノランド(1) せんせいといっしょにうたってひける
出版社: 音楽之友社
1,430円
「ピアノランド」を活用する講師も多いのですが、こちらの教材は全てのページがカラーのため、子どもにも見やすいのがいいですね。また、指番号の記入がないため、子どもと一緒に指番号を書き足しながら練習を進めていくことができます。
③新版 みんなのオルガン・ピアノの本1
出版社: ヤマハミュージックメディア
1,100円
1冊を練習し終わることには、かなりレベルが上がっていることが期待できる一冊が「新版 みんなのオルガン・ピアノの本1」です。どんどんピアノをうまく弾けるようになりたいと意欲がある子どもに、おすすめできる1冊でしょう。
5歳児にピアノを習わせるならEYS音楽教室へ
5歳の子どもにピアノを習わせたいと考えているのであれば、おすすめしたい音楽教室がEYS音楽教室です。EYS音楽教室をおすすめできる理由をご紹介すると、
- 楽器のプレゼントがある
- レッスンのやり直しが可能
- レッスンの振り替え可能
- 通うスタジオが選べる
- イベントが豊富
EYS音楽教室は、音楽を始めやすいように楽器のプレゼントがあります。もちろん条件はありますが、それを満たせば楽器を購入する必要がなく、ピアノを始めることができるのです。これは、嬉しいポイントでしょう。
また、レッスンに満足できなかった場合は、別の先生でのレッスンやり直しが可能です。子どもに合った講師をしっかりと選べることができるので、安心して通うことができます。
また、体調不良や急用でレッスンに行けなくなったとしても、無料で振り替えをしてもらえます。月謝を無駄にすることなくレッスンを受けることができるます。
また、関東だけでも22のスタジオがあるので、通いやすいスタジオを選ぶことができます。通いやすい場所を選ぶのが、長く続けるコツでもありますよ。
そして、EYS音楽教室では、ハロウィンやクリスマスなどのイベント時にパーティーを開催しています。イベントがあることで、ピアノを習うだけでなく、楽しく教室に通うことができるようになります。5歳の子どもも喜んで参加してくれるはず!
ぜひ、EYS音楽教室の魅力を実際に感じるためにも、体験レッスンを受講してみてください。体験レッスンは無料で受けられますよ。
最後に
5歳の子どもにピアノを習わせるのは、遅くないということをご紹介してきました。遅いどころではなく、子どもの身体の成長を考えたうえでも、ちょうどいい時期とも言えます。
悩んでいる時間はもったいないので、ぜひ子どもにピアノを習わせてみましょう。音楽的感覚が身につく以外にも、様々な効果が期待できますよ。
ピアノは子供が小さいうちから始めよう!まずは無料体験から
お子さんをピアノ教室に通わせてみませんか?
早いうちから、楽器を触り音を出す習慣をつけることで、感性を磨いていくことができます。3歳からでも全然早くなく、早ければ早いほど良いのです。
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まずは無料で、お試ししてみてはいかがでしょうか。