大好きなアニメソングをもっと上達させたい!
子供が、アニメソングを楽しそうに歌っていたら、もっと上達させたいと考える人は、多いのではないでしょうか。子供も、もっと上手になりたいと思っているかもしれません。
そこで本記事では、子供に人気のアニメソングをご紹介して、上手に歌うポイントも解説します。ポイントをつかめば、表現力が増していくので、ぜひ参考にしてみてください。
【子供に人気のアニメソング5選】上手に歌うポイントとともにご紹介
①『鬼滅の刃』より紅蓮華
LiSA/作詞:LiSA/作曲:草野華余子/編曲:江口 亮/2019年
2019年に社会現象にまで発展した『鬼滅の刃』のオープニング曲です。幅広い年代から厚い支持を得て、現在のアニメソングの定番ともいえる1曲となりました。和とパンクロックのテイストが、アニメの壮大さとマッチしています。
【上手に歌うポイント】
シンコペーション(本来の強い拍ではない拍を強くするリズム)の多い曲なので、盛り上がるサビでは、シンコペーションを意識しましょう。例えば「ありがとう かなしみよ」のように、シンコペーションになっている部分を強調すると、カッコよくなります。
冒頭からのシンコペーションは淡々と歌い、サビからはシンコペーションを目立たせることが、上手に歌うポイントです。
②『ドラえもん』よりドラえもん
星野源/作詞・作曲:星野源/2018年
超ロングランのTVシリーズ『ドラえもん』のオープニング曲です。もともと『映画ドラえもんのび太の宝島』の主題歌として書き下ろされました。コミカルで心も体も弾む、歌って踊れる楽しい1曲です。
【上手に歌うポイント】
息つぎと、小さなフレーズの 始まりの言葉に空白を作って、リズムをはっきりさせましょう。例えば、「す〇こしだけふしぎな/ふ〇だんのおはなし/ゆ〇びさきとつくえの/あ〇いだにじげん」のように、〇は空白、/で息つぎをします。
サビからは、「だからここにおいでよ/いっしょにぼおけん/なにものでもなく/でもせかいをすくおお」のように、重要な意味をもつ言葉を部分的に強調させましょう。
小さなフレーズで息つぎをすることと、言葉に空白を作ったり強調させたりして歌詞とリズムを目立たせることが、上手に歌うポイントです。
③『それいけ!アンパンマン』よりアンパンマンのマーチ
ドリーミン/作詞:やなせたかし/作曲:三木たかし/1988年
こちらも超ロングランのテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』のオープニング曲です。イントロのシンバルの音を聴くだけで、アンパンマンが飛び出してくるような気がして、引き込まれていきます。放映当初から変わらない曲なので、子供から大人まで親しまれている1曲です。
【上手に歌うポイント】
この曲は、①繰り返しのメロディーが多い②リズムが単純③すぐ歌が始まることが特徴です。
「そおだ!うれしいんだ」と滑舌よく強調して歌い始めることが大切です。「あ◯あ◯アンパンマン」では、区切って強調しないと母音が歌いにくく、流れてしまいがちです。
細かな強弱・だんだん強く・すぐ弱くを意識しましょう。「わすれないでゆめを/こぼさないでなみだ」と歌うことで、そのあとの「だから/きみはとぶんだ/どこまでも」の高音が活かされます。
繰り返しのメロディーとリズムが単純だからこそ、単調にならないように、強弱を駆使することが、上手に歌うポイントになります。
④『ヒーリングっど♥プリキュア』よりミラクルっと♥Link Ring!
Machico/作詞:こだまさおり/作曲:高取ヒデアキ /編曲:籠島裕昌/2020年
2020年から放送された、プリキュアシリーズ『ヒーリングっど♥プリキュア』のエンディング曲です。地球をお手当てする癒やしのプリキュアがテーマで、歌も踊りもかわいい1曲です。
【上手に歌うポイント】
歌詞と伴奏のリズムがぴったりと合わせる必要があります。特に、バックで流れているドラムのリズムとメロディーを聴き込みましょう。
この曲は、高音域がポイントになります。地声のようなパワフルさはそのままに、裏声をミックスさせる歌い方ができると、かなり上手に聞こえます。完全な裏声にならないよう、地声と裏声のバランスが重要です。
キーの高い曲は、裏声が地声と同じくらいの声量で出せるように鍛え、地声と裏声が切り替わる部分の声量が極端に落ちないようにすることが、上達のポイントです。
⑤『忍たま乱太郎』より勇気100%
Hey! Say! JUMP/作詞:松井五郎/作曲:馬飼野康二/1993年
NHKのアニメ「忍たま乱太郎」のオープニング曲です。放送当初は光GENJI、現在はHey! Say! JUMPが歌っています。ジャニーズアイドルによって受け継がれた名曲は、光GENJIを知らない子供たちや幅広い世代に親しまれている1曲です。
【上手に歌うポイント】
基本的に長調の曲なので、はつらつと元気なイメージに間違いはありません。しかし、サビの前に部分的に短調になって雰囲気ががらりと変わるところがあります。
ゆめはでかくなけりゃ/つまらないだろう/胸をたたいて/ぼうけんしよう
短調は、悲しい・寂しいと表現されることが多いのでが、この曲では、葛藤から強く前進するときの、「不安定な感情」を表しています。そこから、サビへ「そうだ!100%勇気」と確信をつかんだ強い感情へと、再び長調になります。
気持ちを込めるだけでは、表現が足りないので、雰囲気が変わる部分は、特に音程やリズムを正確にし、声のトーンを変えることが必要です。短調の部分を大げさなくらいにがらりと、歌い方を変えることが上手に歌うポイントといえます。
子供向け歌のレッスン内容
子供向け歌のレッスンは、大人のレッスンと内容には大きな違いがありません。飽きないように、分かりやすく楽しめるものになっています。
歌は、自分の体が楽器になるので、簡単なストレッチをして、体をほぐしていきます。喉の準備運動として発声練習で、大きな声、小さな声、高い声、低い声を出しながら、声帯をほぐすことも必要です。
歌う準備が整ったら、いよいよ曲を歌います。歌の基礎的な音程・リズム・強弱・ボリュームの付け方を学びます。かっこよく表現するのは、基礎練習の後です。
正しい姿勢と腹式呼吸は、すぐに身につくものではありません。時間をかけて丁寧に取り組む必要があります。レッスン自体は、楽しいので、我慢しているという意識を持つことは、ほとんどないでしょう。
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最後に
今回は、子供に人気のアニメソングと曲ごとに上手に歌うポイントについて解説してきました。表現力をアップさせるためには、音程やリズムなど基礎的なことを理解することが必要です。
もっと楽しく、自信を持ってアニメソングを歌えるように、ぜひ歌のレッスンを受けることを検討してみてください。
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