2〜10歳までの
STE-LAM学童保育
【代官山】生きる力を育む英語学童!

【代官山】生きる力を育む英語学童!

2022/07/15 / 山田山子
山田山子

山田山子

東京都出身。芸能畑で今でも舞台やダンスを見ると血湧き肉躍る。誰かをプロデュースするのが好き。得意分野は「子役」。

都内でも多数存在し、需要が見込まれる民間学童保育施設。
我が子の可能性を伸ばしたいと選択肢に悩む親御さんも多いのではないでしょうか。
都内有数の高級住宅街、代官山駅に位置する【地球住所】は、STEM教育にLanguage(語学)とArt(芸術)をミックスした、独自の「STE-LAM教育」を行っているそうです。
そんな地球住所にお話をうかがってきました!

地球住所とは

まず気になるのは「地球住所」という不思議な響きのネーミング。
しかしその下に書かれている文章にもちょっと注目してみましょう。
- Live Your Dream and share your passion -
(情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう)
この有名な大人向けのマニフェストが学童に掲げられると、また違う、深い意味合いが感じられます。「自分の夢を生きる」—シンプルだけど奥深い、その言葉がこの学童にこめられた意味とは?まずは室内のつくりをご紹介していきます!

入口のゲートを抜けて視界にとびこんでくるのは、立派なグランドピアノが置かれている広々としたメインフロア。実はこちらのピアノは、世界最高峰の音色を奏でるとされる、かのスタインウェイ。学童にこれを設置する本物志向のこだわりが強く感じられました。
天井の飾りもとってもかわいい!そして床は、クッションが効いているのか、フローリングでありながらも優しい印象です。これが地球住所クオリティ…?
しかし、これはまだまだ序章も序章のようでした。

次に壁面に視線を移すと、カラフルな色彩が視界に入ってきました。
大人心(親心?)をくすぐる、英語いっぱいの絵本や掲示物。外国製のカラフルなおもちゃなど。確実に英語に親しめる予感、子どもの知的好奇心を大いに刺激する予感があふれてきます。メインフロアだけで既に楽しい!ふくらむ期待が隠せません!

2つのセカンドフロア

メインフロアに隣接するかたちで存在するのが、アートスペースと運動スペースが広がるセカンドフロアとなります。

こちらは子ども用のかわいい椅子が並ぶアートスペース。
外に面したガラス窓のペイントは季節やイベントごとに代わっていくそうです。

そして、運動スペース。
見たことのない、不思議なかたちのカラーブロックが並んでおり、子どもたちが全身を使って遊ぶことができる工夫がなされています。屋外グラウンドではないけれど、安全に、かつのびのびと身体を動かすことができるのは、保護者の大きな安心材料につながるはず!

さて、取材を進めていると子どもたちが徐々に入室。
おやつをいただいたり、宿題をしたりと年齢により過ごし方は思い思いですが、先生たちも一緒に同じテーブルで過ごし、英語も飛び交う、確実に賑やかで楽しい空間に徐々に変化していきました。

英語レッスン:子どもの世界はワンダーランド

まずはパスカル先生による英語の時間。
完全英語のレッスンとはいえ、先生のオーバーなリアクションやジェスチャーが子どもたちの心を捉えて離さないのが、手に取るように伝わります。(むしろ見ている私も一緒にひきこまれてしまう!)
子どもたちの英語スキルや年齢にあわせて、みんなが楽しめるように工夫されているのが随所に感じられました。

「子どもの世界はwonderland。
英語をPUSH(押し付け)するのではなくPULL(引き出す)ことを心がけています」
とお話してくれたパスカル先生。
コミュニケーションツールとして英語に触れることで、子どもたちは楽しく英語を会得できます。この中で行う「自分の意見の発表」や「プレゼンテーション」スキルは、この先、人生の大きな武器へと変化していきますね。

アート:無限に広がる世界へ

次はアートの時間。担当するのは来日11年目になり日本語も堪能なシリーン先生です。
子どもの自主性を尊重し、やりたいことや表現したいものを聞きながらアシストする手法を取っていらっしゃいます。

「絵の具の筆がまだ上手に使えない2歳のお子さんには、
指を使ったペインティングなど、
年齢によってレッスンを分けています」

ここでは絵だけでなく粘土などの造形も行うそうです。家庭では挑戦できない画材や素材を使ったり、いろいろ相談しながら制作に取り組めるのは、貴重な経験になるはず。

この日は、絵の具を塗った紙を半分に折って転写する【デカルコマニー】に挑戦していました。「色を混ぜたらどうなる?」「何色を使おうか?」—先生の問いかけに悩みながらも真剣に色を塗っていく子どもたち。その目は真剣そのものです

〇〇に似てる!と興奮した子どもたちにも、そっくりだね!良いね!と投げかけ、その自由な発想を妨げることなく受け止めていました。
強制されることなく、自由に広がっていくアートのかけら。とても楽しそうに取り組む子どもたちの姿がまた印象的でした。
そういえばアートスペースの壁に飾られた作品たちは、まさに「アート」!
掲示の仕方にもシリーン先生のセンスが感じられました。楽しい世界が無限に広がっています。

プログラミング:S+T+E+M=?

アートと並行して行われたのがプログラミングの時間です。
冒頭でも触れたように、地球住所は【STEM】にLanguage(語学)とArt(芸術)をミックスした教育を行っています。でも、そもそも「STEMって、、?」という方も少なくないはず。
【STEM】とは、
-Science(科学)
-Technology(科学技術)
-Engineering(工学)
-Mathematics(数学)
の総称を指し、その頭文字から成っています。一般的には「プログラミング」と呼ばれるものになります。

「作りたいものを作るときに、 身につけてきた知識を使えるようにするのが最終目的です」と語るのは、担当の近藤先生。
初めから文字を打つテキストプログラミングだと、どうしても苦手意識を持ってしまう子どもが多いため、楽しみながら仕組みを理解していけるように工夫をしているそうです。

モノづくり系のレッスンを行う場合は、電気工作などにも取り組むそうです。電池とLEDライトを使って「なんで光るんだろう?」とじっくりと課題に向き合うことも。

子どもの「なぜ」を深めて1つ1つ理解につなげていけるのも素敵!
プログラミングという一見難しそうなカリキュラムを子どもの目線に寄り添い、興味を引き出すテクニックは簡単ではありません。地球住所STEMの良さは、優しく楽しく教えてくれる、近藤先生の人柄もあるのではないでしょうか。

結局ココがすごかった!

30分のレッスンを3つ、計90分という長さは、小さなお子さまには集中力が続かないのではないかと思っていたのですが、子どもたちは皆、最後まで取り組み夢中になっていました。この集中の凄さ!!!!
飽きさせない工夫や多角的なレッスン展開、一人ひとりの習熟度に合わせて進められるのも大きいようです

また、同ビルの1つ下フロアにWeArtがあることで、ダンスやピアノなど多彩なレッスンを受けることができるという利便性も捨てがたい魅力!!
学童から直接レッスンに向かうことができるため、効率よく習い事をさせたいご家庭では大いに活用できるに違いありません。

地球住所の対象年齢は、3歳から8歳まで。したがって、無理なく異世代と温かな関係性を築くことが可能となります。自己肯定感・人や社会とかかわる力・未来につながる力を育むなど、日本財団が提唱する【子ども第三の居場所】として、力強い可能性が大きく感じられる空間でした。

<本日ご紹介した施設>
地球住所 for EYS-Kids
〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町11-6 サンローゼ代官山202
TEL:0120-978-900(9:00~23:00)