子供に尺八を習わせる3つのメリットとは?教室の月謝の相場や注意点も解説

竹の形を活かして作られる、日本伝統の笛「尺八」。素朴ながら奥が深い音は、大人も子供も思わず引き込まれるでしょう。最近では尺八の体験イベントが開かれることも多いので、参加させた子供が「もっと尺八を吹きたい!」と言い出すこともあるかもしれません。

しかし、尺八はピアノやギターのようにメジャーな楽器ではないので、「そもそもどういう楽器なの?」「子供に習わせる場合はどうすれば良いの?」と疑問もたくさんありますよね。

そこで今回は、子供に尺八を習わせるメリットや注意点などを解説します。

尺八とは?

そもそも尺八とは、どのような楽器なのでしょうか。尺八の歴史を解説します。

尺八の歴史

尺八は、奈良時代に中国の唐から雅楽の楽器として日本に伝わってきた楽器です。中国が発祥ですが、現在の中国には尺八は存在しません。そのため、最近では尺八の起源は日本だったのではないかという説が有力とされています。

尺八の名前は、標準の管長が一尺八寸(約54.5 cm)あることから付けられたと言われています。

雅楽の楽器として伝わったとされる尺八ですが、江戸時代には楽器よりも法具として使われるようになりました。尺八を吹くのは虚無僧(こむそう:禅宗の一派である普化宗の僧のこと)のみと幕府が取り決めたことにより、一般人は吹いてはならない楽器だったのです。

しかし、明治時代以降は、普化宗が廃止されたことで一般人もたしなむようになり、現代に至ります。

最近では洋楽に合わせられることも

日本の楽器というイメージの強い尺八ですが、最近ではその独特の音色が洋楽にも合うということで、ロックやポップス、ジャズなどとの共奏で注目を浴びています。

尺八を子供に習わせるメリット

尺八を子供に習わせる主なメリットには、「日本の文化も学べる」、「表現力が身に付く」、「コミュニケーション能力が身に付く」の3つが挙げられます。それぞれ詳しく見てみましょう。

日本の文化も学べる

日本の伝統的な楽器である尺八を習うことで、尺八の歴史や日本の文化を学ぶことができます。

また、日本の楽器教室は「礼に始まり礼に終わる」と言われるほど、礼儀作法も厳しく教えられます。尺八を習うことで、正しい挨拶の仕方、敬語・丁寧語、目上の人への接し方、儀礼法式など、礼儀作法も身に付きます。

シンプルな楽器ゆえに表現力が身に付く

尺八は竹を丸ごと使って作られる、非常にシンプルな楽器です。天然素材をそのまま使うので、一つ一つ音の出し方や響きが異なります。

また、同じ尺八を同じ人が吹いても、わずかな息の吹き込み方や指の位置のズレで、音が異なることがあります。

尺八は非常に表現の幅が広い楽器であり、習うことで豊かな表現力が身に付けることができるのです。

年齢を超えたコミュニケーションが図れる

尺八は子供からお年寄りまで親しまれる楽器です。大人になってからも尺八を習ってみたいという人は多く、尺八教室に行けば様々な年齢層の生徒がいます。年齢は違っても、同じ尺八を習う者同士で話をすることもあるでしょう。

年代の違う人との交流を図ることで、コミュニケーション能力が身に付き、物怖じしない子供に育つのです。

尺八を子供に習わせる注意点

子供に尺八を習わせる場合の注意点は、「音を出すのは難しい」、「尺八を買い足す場合がある」の2つがあります。

最初はなかなか音が出せない

尺八には「首振り三年ころ八年」ということわざがあります。これは、尺八の演奏で首を振って音の加減ができるようになるまで3年、さらに指の動きなどの鍛錬を積み、コロコロと良い音が出るまでには8年かかるという意味です。

つまり、それほどまでに尺八の演奏は難しく、最初は音を出すことさえ難しいのです。吹いても吹いても音が出ないと、子供は「つまらない」と感じてしまうことがあります。

また、親としても「習ってそれなりに経つのに、音すら出せないなんて」とがっかりしてしまうこともあるでしょう。しかし、先のことわざのように、尺八は最初から簡単に音が出る楽器ではありません。子供に尺八を習わせる際は、親子で根気よく取り組みましょう。

尺八を買い足さなければならない場合がある

尺八は、長さによって種類と音色が異なります。基本的には、一尺八寸管と一尺六寸管の2つがあれば大抵の曲は演奏可能です。しかし、曲のキーなどによっては、それ以外の長さの尺八が必要になることも。

尺八は維持費はほとんどかかりませんが、曲のバリエーションを広げるために尺八を買い足すとなると、お金がかかるので注意が必要です。

尺八は何歳から始められる?教室の月謝はどのくらい?

尺八を子供に習わせたいと思っても、尺八が吹ける最低限の年齢でないと習わせることはできません。尺八は何歳から始められるのでしょうか。また、尺八教室の月謝はいくらくらいなのかも見てみましょう。

尺八を始められる年齢

尺八を始める年齢は、小学校中学年からがおすすめです。それ以前でも始めることはできますが、最も小さな尺八で指が穴に届かなければ演奏はできません。

そのため、子供が尺八を習える年齢か迷った場合は、楽器店で実際に尺八を持ってみて、指が穴に届くか試すと良いでしょう。

尺八教室の月謝の相場

尺八教室の月謝は、教室によってまちまちですが、相場は以下の通りです。

・月2~3回7,000~10,000円

楽器をレンタルする場合は、楽器のレンタル代がかかる場合があります。また、教室によっては入会費が必要になる場合もあるので、気になる教室を見つけたら、事前に月謝やレッスン回数を確認しておきましょう。

尺八教室はEYS-Kidsがおすすめ

子供の尺八教室をお探しであれば、EYS-Kidsがおすすめです。EYSには、他の教室にはないメリットがたくさんあります。詳しく見てみましょう。

入会でもれなく尺八をプレゼント

EYS-Kidsは、入会特典として、楽器を無料でプレゼントしています。プレゼントされる楽器は、その楽器のプロが監修したデザインで、EYSと楽器メーカーがこだわりを持って作ったものです。

尺八コースでは、プロも愛用する泉州尺八工房で作られた本格的な尺八をプレゼント。初心者でも音が出やすいように、こだわって作られた物なので、音が出にくいからと子供が飽きてしまうこともないでしょう。

選び方が分からない人でも安心

尺八は、竹をそのまま使った非常にシンプルな楽器です。そのため、ひとつひとつ形や音色の出方が異なり、初心者が選ぶのは非常に難しいと言えます。

EYSでは、初心者にも使いやすいように作られた尺八をお渡しするので、「尺八ってどうやって選べば良いのか分からない」という人でも安心ですね。

オンラインで日本全国どこからでもレッスンを受けられる

尺八教室は全国的にそれほど多くはないので、教室に通いたいと思っても、近くに教室がなくて断念せざるおえないこともあるでしょう。

EYSでは、オンラインでレッスンを受けることができます。最近では感染症の不安もあるため、外出をためらっている人にもおすすめです。

まとめ

日本の伝統的な楽器である尺八。シンプルな作りですが、その分演奏者の腕次第で表現はどこまででも広がります。子供に尺八を習わせることで、日本の伝統や文化に触れられる上、礼儀作法を学ぶこともできますよ。

子供に尺八を習わせたいのであれば、楽器のプレゼントもあり、全国どこからでもレッスンが受けられるEYS-Kidsがおすすめです。無料体験レッスンもあるので、ぜひ一度お試しください。

その他」の最新記事

カテゴリから記事を読む