【子供におすすめの尺八練習曲10選】練習のコツや注意点も解説

尺八は日本古来の楽器で、竹をそのまま使った素朴な見た目をしています。演奏のための穴も5つしか開いていないのにも関わらず、尺八の音色は非常に豊かで、演奏者次第でその表現力はどこまでも伸びていきます。

そんな尺八に魅了されるのは、大人だけではありません。子供でも尺八の音色のとりこになり、「尺八を吹いてみたい!」と思う子は少なくないのです。

しかし、尺八は「首振り3年ころ8年」という、まともに音が出せるまで最低でも3年はかかるということわざがあるほど、演奏が難しい楽器です。そこで今回は、子供が尺八を練習する際の注意点とコツ、練習におすすめの曲をご紹介します。

尺八は音が出にくい?練習のコツと注意点 

尺八は非常にシンプルな楽器ですが、音を出すのは簡単ではありません。そこで、子供が尺八を練習する際のコツと注意点について解説します。

最初から鳴らそうと力まない

尺八は、ただ息を吹き込むだけでは音が出ない楽器です。なぜならば、尺八はそのままではそもそも音が鳴らない仕組みになっているからです。

尺八は吹奏楽器にあるようなリードがないため、下唇とあごを使い、それらを楽器の一部、他の吹奏楽器で言うところのリード代わりとしてこそ初めて音が出ます。

そのため、下唇やあごの使い方が分からない素人が、ただ息を吹き込むだけでは尺八は音を出すこともままならないのです。

尺八はまずは音を出す練習を何回もして、やっと音が出せるようになる楽器なので、子供が尺八を習いたいといった時は、最初から簡単に音は出せないことを伝えておきましょう。また、子供がしばらく練習しても音が出ないのは、仕方がないことです。

大人でもきちんとした音が出るまで時間がかかるので、長い目で見てあげましょう。

尺八の譜面は流派によって違う

尺八を始め、三味線や琴など、多くの和楽器には流派があります。流派によって基本の奏法や音色の特徴が変わりますが、尺八も例外ではなく、流派によって譜面の書き方が異なります。

そのため、例えば流派が違う2冊の尺八のテキストを購入すると、同じ曲でも譜面の書き方が異なるので、混乱してしまうことがあるのです。

尺八のテキストを買ったり、譜面を見たりする際は、流派が同じであるかチェックしましょう。

子供の尺八練習でおすすめの曲

子供の尺八練習におすすめの曲をご紹介します。

ほたるこい

日本の夏の夜の情景を描いた「ほたるこい」。「ほ~、ほ~、ほ~たるこい」の部分では、同じ音を続けるので、初心者におすすめの曲と言えます。

赤とんぼ

日本童謡の代表曲のひとつである「赤とんぼ」。ゆったりとしたテンポが特徴です。音の変化がなだらかで、尺八の音を出すということに集中できるため、初心者におすすめの曲です。

メリーさんのひつじ

アメリカの民謡が元となっている「メリーさんのひつじ」は、他の楽器でも練習曲に使われることが多いです。「メ~リさんのひつじ、ひつじ、ひつじ」と、同じフレーズをくり返す部分が多いので、くり返しの音を練習したい時におすすめの曲です。

さくらさくら

尺八の音は基本的に低く、高い音を出す際には練習によってコツを掴む必要があると言われています。「さくらさくら」は低めの音で構成された曲なので、初心者でも吹きやすくおすすめです。

君が代

国歌の「君が代」は、非常にゆったりとしたテンポの曲であるため、ひとつひとつの音を確かめながら吹くことができます。

ただし、ゆったりしているがゆえに、ひとつの音が長いので、肺活量を鍛えないと音の途中で息切れしてしまうことも。また、息継ぎのタイミングも重要なので、息継ぎの練習におすすめの曲です。

十五夜お月さん

秋の夜の美しい十五夜の月を歌った「十五夜お月さん」。「じゅうごぉ~やぁ~」と基本的に伸ばす音が多いため、一定の音を伸ばす練習をする際はこの曲を使うと良いでしょう。

春が来た

「春が来た」も、先に紹介した「メリーさんのひつじ」と同じく、「は~るがき~た、は~るがき~た」と繰り返すので、同じ音をくり返す練習におすすめです。ただし、「春が来た」の場合、2回目の節の最後が上がることがあるため、「メリーさんのひつじ」よりも難易度がやや高いと言えます。

エーデルワイス

小・中学校の音楽の教科書に載っていることも多い「エーデルワイス」。高い音が多いので、吹くためにはまず高い音が出せなければならず、全くの初心者には向きません。高い音の練習にはおすすめの曲です。

きよしこの夜

「きよしこの夜」は、「き~ぃ~よ~し~こ~のよ~る」の後、「ほ~しは」と、急に高くなる部分があることが特徴です。この部分では素早く音を切り替えられるかが重要なので、音の切り替えができるようになったと感じたら、試してみてください。

もののけ姫/映画「もののけ姫」より

スタジオジブリの名作である「もののけ姫」のテーマソング「もののけ姫」。ゆったりとしたテンポですが、高い音から急に低い音に切り替わる場面もあるので、初心者向けの曲の中でも、やや難易度が高いと言えます。

子供の尺八教室はEYS-Kidsがおすすめ

子供の尺八教室をお探しであれば、EYS-Kidsがおすすめです。EYSには、他の教室にはないメリットがたくさんあります。詳しく見てみましょう。

入会で尺八をプレゼント!

EYS-Kidsは、入会特典として、楽器を無料でプレゼントしています。プレゼントされる楽器は、その楽器のプロが監修したデザインで、EYSと楽器メーカーがこだわりを持って作ったものです。

尺八コースでは、プロも愛用する泉州尺八工房で作られた本格的な尺八をプレゼント。尺八は最初から音を出すことは難しい楽器ですが、EYSがプレゼントする尺八は、初心者でも音が出やすいようにこだわって作られた物なので、音が出にくいからと子供が飽きてしまうこともないでしょう。

面倒な家元制度なし

尺八やその他の和楽器の多くには、家元制度というものがあります。家元制度では、流派による対立などがありますが、EYSではそれらの家元制度は、音楽を学ぶ上では重要ではない、むしろ邪魔になると考えています。

そのため、EYSの和楽器コースでは、家元や流派は関係ないため、安心してご入会いただけます。ただし、「この流派の奏法を学びたい」ということであれば、もちろん対応しますので、そちらについてもご安心ください。

オンラインレッスンで家でもレッスンが受けられる

尺八は最近ひそかに人気が出てきている楽器ではありますが、教室は全国的にそれほど多くはありません。そのため、子供を教室に通わせたいと思っても、近くに教室がなくて断念せざるおえないこともあるでしょう。

EYS-Kidsでは、オンラインでレッスンを受けることができるので、日本中どこからでもレッスンを受けることが可能です。最近では感染症の不安もあるため、外出をためらっている人にもおすすめです。

まとめ

日本の伝統的な楽器である尺八。シンプルな作りですが、その分演奏者の腕次第で表現はどこまででも広がります。ただし、シンプルがゆえに音を出すことがそもそも難しい点があります。なかなか音が出せないと、子供が飽きてしまうこともあるので注意が必要です。

尺八を子供に尺八を習わせたいのであれば、尺八教室でプロによる指導を受けることが最良と言えます。

子供の尺八教室をお探しならば、楽器のプレゼントもあり、全国どこからでもレッスンが受けられるEYS-Kidsがおすすめですよ。無料体験レッスンもあるので、ぜひ一度お試しください。

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