子どもにバイオリンを習わせるなら3歳からがベスト?練習方法や注意点も紹介

バイオリンを習うことには姿勢がきれいになったり、記憶力や精神力が上がったりとメリットがたくさんあります。また、小さい頃からバイオリンを習っておくと、将来プロのヴァイオリニストになれる可能性もあります。

そのため、子どもにバイオリンを習わせたいと考える親は多いでしょう。そして、気になるのはバイオリンは何歳から始められるのかということではないでしょうか。

そこで今回は子どもは何歳からバイオリンを弾けるのかということについて、3歳児に焦点を当てて解説します。ちょうどお子さんが3歳近くで、バイオリンを習わせようか迷っているのであれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。

子どものバイオリンは何歳から?

子どもにバイオリンを習わせたいと考えたとき、気になるのはそもそも何歳から始められるのかということですよね。

プロのヴァイオリニストの人は2歳や3歳からバイオリンを弾いていたという人もいますが、果たして自分の子どもも同じように習わせるべきか悩みますよね。子どもは何歳からバイオリンを弾けるのか、バイオリンを始めるのにベストな年齢は何歳なのか見てみましょう。

2歳以下は最小サイズのバイオリンを持つのも一苦労

子どもが1~2歳までは、子どもというよりまだまだ赤ちゃんの時期。この頃から立つことはできますが、まだふらふらとしていて、とてもバイオリンを持って立つことはできないでしょう。

そもそも子ども用のバイオリンの最も小さいサイズは、大人用バイオリンの1/32です。かなり小さいですが、2歳児でも持てる子と持てない子に分かれます。また、例え持てたとしても、片手でボディを支え、もう片手で弓を操って弾くことはかなり難しいです。そのため、2歳ではバイオリンを始めるのには少々早いと言えます。

3歳はバイオリンを始めるのにベストな年齢!

3歳にもなると、2歳の頃と比べて身体も精神面も大きく成長します。子ども用のバイオリンが持てるようになり、大人の言うことを聞き分けられるようにもなってくるので、バイオリンを始めることもできるでしょう。

そのため、バイオリンを習わせるのに3歳はベストな年齢であると言えます。

プロのヴァイオリニストの9割は5歳までに始めている

3歳はバイオリンを始めるのにベストな年齢であると先述しましたが、親御さんの中には「それでもまだ早いのでは・・・?」と悩む人もいるでしょう。

しかし、子どもにプロのヴァイオリニストになる道も用意してあげたいのであれば、3歳から始めさせるのがおすすめです。なぜならプロのヴァイオリニストの実に9割が5歳までには始めているからです。5歳からではプロになるには遅すぎるという意見もあります。

このことから、子どもの可能性を増やしてあげたいのであれば、3歳から始めるのがおすすめなのです。

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3歳児にバイオリンを習わせる注意点

バイオリンを習わせるには3歳からがベストですが、いくつかの注意点があります。

バイオリンのサイズは子どもに一番合ったものを

3歳からバイオリンを始めるのであれば、子ども用のバイオリンを用意する必要があります。ここで注意したいのが、今の子どもにピッタリなものを用意するということ。

子どもの成長は早いので、成長を見越して多少大きいサイズのものを買おうとする親御さんも中にはいるでしょう。しかし、身体のサイズに合ったバイオリンでなければ、上手に演奏ができないので意味がありません。

成長の度にバイオリンを買い替えるのが負担になるのであれば、レンタルという手段もあるので、バイオリンは子どもに一番合ったサイズを用意しましょう。

3歳は一次反抗期であることを忘れずに

3歳になると魔の2歳を超える頃で、自立心も芽生えて心身ともに成長するので、一気に大人に近づいたような気がします。しかし、3歳は一次反抗期の真っ最中という子も多いので、2歳の頃より成長したと感じても、まだまだ子どもであることを忘れないでください。

叱るより褒めることを意識して

一次反抗期の真っ最中の3歳児は、叱るとすねてかんしゃくを起してしまうことも。また、そこまでではなくても、反抗期ゆえに扱いにくい年齢です。

3歳児にバイオリンを習わせるときは、できないことを叱るよりも、できるようになったことを褒めるようにしてあげてください。3歳のうちは、まずは基礎的なことを学ぶときです。細かい注意点は基礎ができるようになったら追々直していけば良いので、まずはバイオリンを続けられるように、とにかく褒めてモチベーションを上げるようにしましょう。

練習時間は子どものペースに合わせて

自宅で子どもに練習をさせるとき、親が練習時間を決めてはいませんか?小さな子どもは集中力が大人ほどないので、練習を長く続けるのは難しいです。そして集中力が切れているのに、いやいや練習をさせても練習内容も身に付きません。

また、無理に練習させるとバイオリンが嫌いになってしまうことも。それでは元も子もありませんよね。3歳児の練習は、子どものペースに合わせて無理はさせないようにしましょう。

3歳児のバイオリンの練習方法

3歳児にバイオリンを習わせる場合、自宅ではどのように練習させるべきでしょうか。ここでは3歳児のバイオリンの練習方法をご紹介します。

短時間でも1日1回はバイオリンに触れるようにする

バイオリンはまとめて練習するより、短い時間でも毎日コツコツと練習することが大切です。そのため例え10~15分でも毎日バイオリン練習することを心がけましょう。

親も一緒に練習してみる

親にバイオリン経験がないと、子どもが練習しているのをただ見ているだけという場合が多いです。しかし、子どもは親が一緒に練習してくれることでモチベーションが上がるので、練習も好きになってくれることがあります。

親御さんはぜひ、子どもの練習を見ているだけではなく、教室の先生のアドバイスを一緒に聞くなどして、積極的に子どもと一緒に練習をするようにしてみてください。

読譜とリズム練習もしっかりと

バイオリン練習では、バイオリンの演奏だけではなく読譜やリズムをとる練習など、音楽の基礎練習もしましょう。リズムが上手に取れないと、演奏も上手にできません。そのため、とくに小さいうちはまずはリズムをつかむことも重視しましょう。

子どもが飽きない工夫をする

3歳児は集中力もまだまだ発達途中です。そのため、練習をしていてもすぐに飽きてしまうことも。嫌がるのを無理に練習させるのはNGですが、なるべく練習時間を長くできるように工夫することも大切です。

ご褒美を用意する

3歳の子どもが飽きないようにする方法としては、ご褒美を用意することが有効です。例えば、練習後にチョコレートや飴などのおやつを用意すると良いでしょう。

普段からご褒美をあげるのはあげ過ぎではないかと気になる場合は、ノートに練習の度にシールやスタンプを溜めて、10個溜まればご褒美をあげる、という方法がおすすめですよ。

ライバルや目標を作る

3歳のバイオリンは、正直親が習わせているから従っているだけという面もあります。そのため、モチベーションがなかなか上がらないという問題に直面する親も多いでしょう。そこでおすすめなのが、ライバルや目標を作ることです。

他のバイオリンを習っている子や、演奏会に出ることを目標にしてみましょう。目標を見つけることで、達成しようという意欲が沸いてくるので、モチベーションも上がりやすくなります。

まとめ

将来子どもにプロのヴァイオリニストになる選択肢も用意してあげたいのであれば、バイオリンは3歳から始めるのがベストです。

とはいえ、3歳児はまだまだ赤ちゃんに近い子どもの部分もあるので、始めた頃はとにかく褒めて基礎を覚えることを目標にしましょう。

また、練習の際は親も一緒になって練習することでモチベーションも上がりやすくなりますよ。今回ご紹介したその他の教え方や練習方法も、ぜひ試してみてくださいね。

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