習い事を嫌がる子供への対処法は?原因から理解して自然に楽しめる環境作りをしよう

子どもが習い事を嫌がって大変…

子どもが習い事を嫌がる、そういう状況は、どんなにか親御さんの心を痛めていることでしょう。 1度や2度ならともかく、毎回となると悩みは深くなります。出かけようとしたら嫌がる、習い事に向かう途中も嫌がる、習い事先で嫌がる…イライラが募ったり、恥ずかしかったり、落ち込んでしまうことがあると思います。習い事が終わると何でもない顔をしていることもあるのに、習い事の日になると、同じことを繰り返してしまう、これはどういうことでしょう? その原因と対処法についてご紹介します。

習い事を嫌がるのは何が原因なのか?

株式会社イオレ「子どもの習い事に関するアンケート調査」(2018)は、0~12歳の子どもを持つ親御さん1,751人を対象に実施されました。 この結果のうち「辞めた理由」を抜粋しました。

・辞めた理由(複数回答)

子どもの意思 35.3%  
他の習い事を始めるため30.6%
子どものやる気がみられなくなったため18.7%
月謝や備品などの費用が高いため8.8%
引っ越しなどで継続が難しくなったため7.5%
習い事先の都合のため7.3%
先生と合わなかったため6.3%
他の生徒と合わなかったため18.8%
その他13.9%

そこで、NTSB(National Transportation Safety Board 米国の国家安全運輸安全委員会)の指針で示された事故分析手法(厚生労働省www.mhiw.go.jp)を用いて原因について考えます。
NTSBの指針では、4つの要因と不安全な状態や不安全な行動が合致することによりに災害が発生すると考えています。ここでは、4つの要因のうち、人的要因の3項目(心理的要因、生理的要因、職場的要因を習い事先要因として)を用いて、辞めた理由から推測される行動を分類すると、以下のようになります。

①心理的要因

心理的要因を含む行動を指します。
行動とは、習い事の日、時間を忘れて他のことをしている、時間的判断を誤る、宿題など他に気になることがある、ママから離れられないなどです。また、その心理的要因によって引き起こされる身体の症状(腹痛、下痢、嘔吐、咳、だるさ)がみられることがあります。生理的要因とは区別します。

②生理的要因

生理的要因とは、疲労、睡眠不足、空腹または満腹、衣服の締め付け・不快感、疾病、年齢、アレルギー、暑い・寒い、天気などがあります。

③習い事先要因

習い事先要因とは、先生、他の生徒との人間関係、コミュニケーションの問題、成績が振るわない・上達のペースがゆっくり(不適切な教材・指導法、配慮不足など)、など、また習い事先の環境(居心地の悪さ、音、臭い、近くに犬がいて怖いなど)のようなものも含まれます。

辞めた理由「子どもの意思」の詳細は結果から読み取れませんが、習い事を継続できない不安や緊張といったストレス反応を引き起していたと考えられることから、③習い事先要因が強いと考えられます。
技術の向上が求められる場合には成績が振るわないなどから人間関係が悪くなる(またはその逆)という要因がかさなることがあるでしょう。
元々の気質的に失敗を嫌う傾向が、これらの要因に影響しているかもしれません。

辞めた理由「やる気がみられなくなったため」という理由のやる気がないと感じられる行動には、単一または複数の要因が絡み合っていると考えられます。嫌がる行動が連続する、または頻度が高いことが推測されます。

低年齢のお子さんは、生理的要因の影響を受けやすいです。自分の気分に左右されやすく、1つの生理的要因による不快に別の生理的要因による不快が重なって、もともとの原因がわからなくなることはよくあります。怒って泣いて、そのうち寝てしまうと、原因は家にいたかったのか空腹か眠いのかがわからなくなるといったことです。

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習い事を嫌がる子どもへの5つの対処法

具体的な対処法は、文部科学省は「子供の心のケアのために」の中で、家庭での対応の5つのポイントに沿って検討したものが以下になります。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1355565.htm

①対応に迷う時は、まず行動を観察する

お子さんの行動をよく観察しましょう。いつ、どのような場面で、嫌がる様子が見られるか、 嫌がる強さの程度など、できるだけ多くの情報を集めましょう。

②対応の仕方を変えてみる

今まで、嫌がっても連れて行かれたなら、近くまで行って気持ちを確認してからどうするかを話し合う、思い切って1回休んでみるのはいかがでしょう。今まで、休ませていたなら、近くまで行って気持ちを確認してから話し合ってみてはいかがでしょう。ただし、物で釣る、交換条件を出すことはお勧めしません。

③肯定的なコミュニケーションを心がける

お子さんの話をよく聞いて共感しましょう。話してくれたことを褒めてあげてください。ママ(パパ)との思いと違っていても、「そう思っていたのね。話してくれて嬉しいよ」とお子さんの気持ちに寄り添うと、お子さんも安心すると思います。
習い事を始めた時の気持ちや今の気持ちを確認し、納得した答えを出せるのはベストかもしれません。ママ(パパ)もお子さんの意思にどのように応えるかを話し合ってみてください。

上手に伝えられないお子さんもいますから、表情や話し方でことばにならない思いを感じてあげてください。
全くお話ができないお子さんの場合は、生理的要因を踏まえて習い事の時間を含めて生活のリズムを見直しましょう。

④保護者が自分を責め過ぎない

ママ(パパ)自身の頑張りや努力を自分で褒めてあげましょう。迷ったり悩んだりすることは、頑張っている証です。

⑤信頼できる人に相談してみる

同じような経験の共有や別の視点に気づくきっかけになるかもしれません。

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リトミック教育とは

リトミックは、スイスの音楽教育家エミール・ジャック=ダルクローズによって考え出された教育法です。もともと表現力の高い音楽家を育てるために作られました。全身を使った身体運動で音楽を感じるとることが表現力につながるという考えです。リトミックの効果は、協調性・社会性などコミュニケーションの向上、リズム感や即時反応など身体能力の向上、集中力が身につく、表現力の向上、表現することで心身のバランスを図るなどが揚げられます。

なぜリトミック教育が子どもに対して効果的なのか?

善本研究は、0~1歳コースから小学生を対象としてリトミックを実践している指導者144名を対象に15項目のアンケート調査を行いました(子どものリトミック実践の現状と課題に関する研究.善本桂子.2009)。

この研究結果から、リトミックの主な効果は、リズム感、表現力、音楽を聴き分ける力であることが示されました。

中でも表現力は、自分の感情を感じ取って表現することでもあり身体運動することで想像・想像力がつき表現力が向上します。豊かな感性に結びついていきます。

リトミックは、心身に働かけています。言語能力が未熟なお子さんにとって、自分のことばで自分の気持ちなどを説明することは難しいことです。しかし、音楽に合わせて身体を動かし、ことばにならない自分の気持ちを表現できたら素敵なことだと思います。

また、グループでのリトミックでは、自分以外の人の表現力に対して順応できる力(例えば、模倣して表現する、自分の動きに取り入れて新たな表現をする)をつけることで、協調性や思いやり、コミュニケーション能力を高めることにつながります。

子どもを対象にしたリトミックは、年齢別にクラスが設定されていることが多く、年齢別に子どもの能力に応じて最適なレッスンが設定されています。例えば、0歳で独歩がこれからというお子さんには、ママ(パパ)と一緒にスキンシップを中心にレッスンを行うなどです。このように、年齢と身体的特徴を考慮した柔軟なカリキュラムがお子さんの心身に働きかけ、潜在的な能力を引き出し、さらに楽しめる要素になっています。

4,5歳児100名を対象とした研究で、楽譜を読み、音を聴き取ることが言語能力の発達に深く影響を与えていることを明らかにしました(Anvari SH,et al.J Exp Child Psychol.2002.)。この研究では、音楽技術を持つ4,5歳の子どもは、それを持たない子どもに比べて語彙、読解力、数などの成績が優れていたという結果をもたらしました。

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EYS‐kids(EYS音楽教室)では、音楽脳と心を育む全国No.1の子供教育プログラムをご用意しております。0歳から培った音楽脳が、芸術的感性の基礎を創ります。

リトミックレッスンは、演奏家として活躍しつつ、リトミックの豊富な指導経験をもつ講師が担当します。質の高い音楽でみなさんの心と身体に語りかけます!

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リフレッシュして、健康な心と身体を育てましょう!
ママ(パパ)もお子さんと一緒に健康な心身を育みましょう!

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・音感と同時に英語も身につけさせたい方におすすめなのが、ネイティブ講師によるリトミックコース 英語です。年齢別の3つのクラスがあります。

最後に

習い事を嫌がる、駄々をこねる、思うようにならないこと、子育て中のママ(パパ)なら何度も経験することでしょう。お子さんのストレスは、ママ(パパ)にとってもストレスになります。
子育ての大変さは、このようなストレスの積み重ねと日々の連続性だと思います。育児は思うようにならないことの連続です。正解のない子育ては達成感を得られにくいものです。時々、発散してください。
ストレスを感じていないと思っているママ(パパ)も、リトミック教室に親子で通うことで教室や先生との出会い、同年代のお子さんをもつ親同士の出会い、音楽との出会い、教室で見せるお子さんの普段にはない表情、教室までの道のりの風景だって新しい出会いになるでしょう。リフレッシュできるかけがえのない時間になると思います。
習い事を嫌がる、その原因がわかったら(わからなかったら推測して)対策を考え、どのように進めていくことが最善なのか考えていただく際の一助となりますよう願っております。

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