リトミック何歳までにはじめるべき?
もともとリトミックは、音楽学校の生徒を対象として音楽表現を高めるために作られました。その後、リトミック教育の対象を子どもにまで広げ、子どもの創造性を高めるという目的をもって学校教育へ広がっていったという経緯があります。
したがって、リトミックは何歳までということなくいつからでもはじめることができます。
「幼児のための」としているリトミック教室では、0歳または1歳からはじめられるところも多く、就学直前の年齢までを対象としています。就学後にリトミックをはじめたいという方は、各教室にお問い合わせされることをお勧めします。ピアノなどの楽器レッスンの前段階として設定されていることもあります。
リトミックは早い方がいい!その3つの理由
①0歳は知識よりもコミュニケーションが大切
子どもの脳は、0~3歳の時期に脳の細胞数が増加する時期であり「心が伝わる脳」を育てる、3~7歳は間引きという現象が起こり、神経回路の質が高まる成長期であり「勉強やスポーツができる脳」のベースを育てると言われています。
0歳から3歳までの脳の発達が著しく、0歳の脳はまだまだ未熟ですから、知識を詰め込む早期教育は必要ではなく、お母さんが、子どもが嬉しくなる気持ちを込めて声掛けや会話をすることが非常に大切である、と説明しています( 林成之. 子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!.幻冬舎新書) 。
また、赤ちゃんは、「気持ちを込めて話す相手に興味を持つ、相手を好きになる、相手を尊敬する」と述べています( 林成之.子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!.幻冬舎新書)。
リトミックは、ママやパパとのコミュニケーションを深めるプログラムから、同年齢のお子さん同士へ、そして音楽とのコミュニケーションを大切にしています。
②0歳ころから音楽を聞かせる環境が大切
生物学者、脳科学評論家の澤口は、「脳教育」を唱えており、「0~4歳に受けた環境要因 の影響は生涯にわたって存続する」と主張し、「良質な音楽を0歳ころから絶えず聞かせる」 ことで「子どもが得意とする知性を発見し、熱中することや喜ぶことをさせる」ことが大切だとしています(澤口俊之.幼児教育と脳.文春新書.1999)。
マーセルは、乳幼児期における音楽的反応は美的な喜びを育てる基盤になり、その後の音楽性の発達に大きくかかわるものとして重要であると述べています(J.L.マーセル.訳 美田節子.音楽的成長のための教育.音楽の友社)。
リトミックは、良質な生演奏を集中して聴きながら行います。日常生活でも音楽に興味をもち、流れている音楽に、耳を傾けられる、つまり集中して聴く力を育てます。
③幼児期は身体活動量増加のための工夫が大切
中野研究では、幼稚園に通う園児152名を対象に970日にわたって身体活動量(歩数)と体力テストや生活習慣との関係について調査を行いました。その結果、週末は平日に比べて約3,400歩少なく、有意な差がみられました。学年が進むにつれて差が大きくなることも示されました。休日に外遊びを1時間以上の群においては週末の平均に有意な差がみられました。
さらに、約30年前から幼児における活動量の研究を概観し、1997年ごろから活動量は減少し、増加は観察されなかったこと、保育園児は幼稚園児よりさらに活動量が少ないことを確認しました(中野貴博. 生活習慣および体力との関係を考慮した幼児における適切な身体活動量の検討.発育発達研究.2010)。
この研究から、日中に活動量を増やすことは、睡眠などの生活リズム獲得につながり、平日や週末の活動量増加の工夫は、リトミックのように就園前の年齢から取り組めるものによって運動習慣をつけることで、幼児期の体力向上へ効果が期待されると考えられます。
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やってみよう!自宅でできる年齢別のリトミック
①0~1歳:コミュニケーションを育てる
この頃は、まず生理的不快を取り除いてあげましょう。おむつの汚れや眠気のほかに、疲労、睡眠不足、空腹または満腹、衣服の締め付け、疾病、アレルギー、暑い・寒い、天気などから、機嫌が悪そうに見えたり、泣いたりします。
妊娠16週頃から耳が聞こえるようになって、1歳頃には大人と同じくらい聞こえます。歌をうたったり語りかけてあげたりしてください。身体が揺れる感覚、聴覚、視覚、触覚などの感覚を親子で体験しましょう。
首が座ってくると、ママやパパと一緒に全身を動かすことを楽しめるようになります。
「ぎっこんばったん」
ママやパパは足を伸ばして座り、お子さんの両脇を支えながら太ももに座らせます。前後にゆっくり揺らします。慣れてきたら、お子さんを寝かせた状態から引き起こします。
例えば♪お馬の親子のような付点のリズムでゆったりとした曲に合わせてリズミカルに繰り返しましょう。顔が近づいた時に声をかけたり表情を変えたりすると楽しくなります。
「 おひざでぴょんぴょん」
ママやパパは正座で座り、お子さんの両脇を支えながら向かい合って膝の上に立たせます。お子さんを上下に動かしましょう。慣れてきたら、「床でジャンプ」など視界に広がりをもたせると楽しくなります。
例えば♪おつかいありさんの歌詞「ちょん、ちょん」に合わせて動くのも動きの速さに変化が出て楽しくなります。弾みをつけて遅くしたり速くしたりして変化をつけながらリズミカルに繰り返しましょう。
♪バスに乗って
音楽に合わせてママやパパが歌って一緒にやってみましょう。動きの変化やかけ声の面白さが感じられて楽しいです。でこぼこ道を大げさに動かすと喜びます。そのうち自分でも伸び上がる、小さく縮める、など動こうとするようになります。
②2~3歳:表現力を広げる
模倣(動きを真似る)ができるようになるので、手遊びや音遊びを楽しみましょう。少しずつことばで意思疎通ができるようになります。感じる、聴く、見る、歌うという表現力を育てます。
おどり
お子さんの好きな曲に合わせて踊ってみましょう。お子さんの動きをママやパパが真似をしてみるのも双方に意外性があって面白いと思います。スカーフや風呂敷を使って一緒に揺らしてもいいですし、一人ずつ持ってもいいです。音楽を感じて自由な動きで表現をしましょう。
動物まねっこ
鳥、犬、ライオン、ヘビなどの写真や絵カード、絵本を使って、鳴きまねをしながら動物を身体で表現しましょう。「ヘビはにょろにょろ動くよ」「鳥には羽があるよ、パタパタ動くよ」などのようにことばで教えてあげましょう。ことばと絵や写真、ママやパパの動きから子どもなりに想像を膨らませるようになります。
♪パンダうさぎコアラ、げんこつ山のたぬきさん
ことばに合わせて、動物に見立てて遊びます。向かい合って行うのもいいですが、時にはママやパパの膝に座ってみてもいいと思います。
③4~5歳:豊かな表現力を身につけましょう
一定のテンポを保って楽器を演奏することができるようになってきます。ママやパパと踊ったり歌ったり、1人でも表現するようになります。自分でアイディアが出せるようになり表現が広がっていきます。
CDやDVDで音楽に合わせて好きな楽器を演奏してみましょう。手作りの楽器を作って演奏するのも楽しいでしょう。空き缶やペットボトルにビーズやボタン、お米などを入れて、空き缶やペットボトルに絵を描いたり、色紙を貼ったりするとより楽しめると思います。
ウクレレ、太鼓などの手作り楽器キットは、作成から演奏まで楽しむことができます。
おどり
ストーリーのあるDVDを観ながら、自由な発想でおどってみましょう。場面によって音楽が変わるので、それぞれの音楽のビート、拍子、フレーズを感じとって、子どもなりの自由な表現が引き出されていきます。
♪ひげじいさん 基本のバージョンのほかに、アンパンマン、ディズニー、ドラえもん、クリスマスなど替え歌がいくつもあります。具体的なイメージを持ちながら遊ぶことができます。
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最後に
リトミックはいつでもはじめられることや早くはじめると良い理由、そして、自宅でできる年齢別リトミックをご紹介しました。是非、ご家族で楽しんでみてください。
音楽を聴くと思わず身体が動いてしまうのは子どもも大人も同じです。大人になると、どうしたら上手くなるか、美しく見えるかなど技術面を気にすることが多くないでしょうか?
リトミックの身体運動は、決められた動きを覚えて動くのではなく、聴いている音楽を感じて自由な発想や感性を表現するので、練習は必要なく、正解や不正解はありません。
だからこそ、子どもたちの自由な動きに感心させられることが多いものです。子どもたちはこういう音楽体験によって、自分の感情を高揚させ、制御させ、他者の表現を受け入れて、さらに自分の表現を豊かにしていきます。そして、器楽演奏に限らず、自分を表現することに役立てていくことでしょう。
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