幼児教育に効果はあるのか?効果がある理由から自宅で試せる方法まで徹底解説

幼児教育には効果があるのか、不安を感じていますか?

幼児教育には効果があるの?幼児教育は頑張らないといけない?
不安がよぎる気持ちはよくわかります。

文科省「初等中等教育企画教育制度改革室」によれば、幼児教育は、目先の結果のみを期待しているのではなく、生涯にわたる学習の基礎をつくること、「後伸びする力」を培うことを重視している。幼児教育は、幼児の内面に働きかけ、一人一人の持つよさや可能性を見いだし、その芽を伸ばすことをねらいとするものであります。

つまり、幼児教育は、目に見えてすぐ効果があるとはいえないことの方が多いと考えられます。
しかしながら、近年、さまざまな研究から、幼児教育に効果があることが明らかになってきました。 今回はその効果をご紹介します。

幼児教育に効果がある3つの根拠

①就学前の教育によって学習意欲の伸びが顕著に

ノーベル経済学賞を受賞したヘックマン教授は著書で、「ペリー就学前プロジェクト」とその分析から、「就学後の教育の効率性を決めるは、就学前の質の高い教育にある」と主張し、就学前の教育(3歳~)によって学習意欲の伸びが顕著に高くなることを示しました。

この学習の意欲などの能力は社会的に成功するうえで重要であると述べています。その能力は、学力テストでは測れない非認知能力であり、その力を伸ばすのは幼児期が最も効果的だと報告しています。

就学前の教育を受けた子どもは、受けなかった子どもよりも学力検査の成績が良く、学歴が高く、収入が高く、持ち家率が高く、逮捕者率が低かったことなどが示しました。幼児期への投資が最も費用対効果が高い(就学後の教育の効率性を決めるのは、就学前の教育にある)こと結論付けました(幼児教育の経済学.
ジェームズ・J・ヘックマン他2名.東洋経済新報社.)。

② 0歳から3歳までの脳の発達が著しく

子どもの脳は、0~3歳の時期に脳の細胞数が増加する時期であり「心が伝わる脳」を育てる、3~7歳は間引きという現象が起こり、神経回路の質が高まる成長期であり「勉強やスポーツができる脳」のベースを育てると言われています。

0歳から3歳までの脳の発達が著しく、0歳の脳はまだまだ未熟ですから、知識を詰め込む早期教育は必要ではなく、お母さんが、子どもが嬉しくなる気持ちを込めて声掛けや会話をすることが非常に大切である、と述べています。(子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!. 林成之.幻冬舎新書)

③就学前教育での、家庭外の幼稚園・学校で教師と出会いが重要

アメリカNICHD(National institute of Child Health and Human Development)の研究では、
3歳と4歳半時点で質の高い就学前教育を受けていた子どもはその後の学業成績が高く、特に、経済困難な家庭において就学前教育による影響が大きかったことが示されました。

親子関係が不安定でも、就学前教育での、家庭外の幼稚園・学校で教師と出会い、良好な関係を持つ経験が、小学3年時の学業成績に影響を与えました。特に、母親とのアタッチメント(愛着)が不安定である場合、教師との良好な関係を持つ経験の効果が大きいことが示されました。

認知能力(IQ、言語、算数、科学に関するものなど)と非認知能力(自己理解、表現力、調整力、他者理解、感情の理解・表現、コミュニケーションなど)いずれも幼児期以降に幅広く発達がみられたと結論づけています。
https://www.nier.go.jp/05_kenkyu_seika/pf_pdf/20141203.pdf

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幼児教育の効果を最大化させるための基本的な考え方

①質の高い幼児教育を選ぶ

自発的な「遊び」を通して楽しく取り組めることから始めましょう。お子さんが主体となってやりたいこと、やりたいと思えることを探してみましょう。

興味や関心をもって取り組むことには積極的に学ぼうとします。地道に努力することは小学校に入ってからの学習の意欲につながります。

②家庭でできないことを幼児教育で補完する

集団教育など家庭でできないことは幼稚園や保育園、習い事で補完しましょう。文化や習慣、社会や自然に触れる機会は家庭だけでは十分ではありません。

③基本的な生活リズムの獲得や食育に取り組む

家庭で基本的な生活リズムの獲得のため、就寝時間と起床時間を決め、意識して寝かせる工夫をし、習慣化させましょう。 

そのためにはテレビの視聴時間や外遊び、排泄習慣などの取り組みが重要になります。朝食を一緒に食べて、朝食を食べる習慣をつけましょう。健康な体は、家庭の取り組みが重要です。

自宅で簡単に試せる幼児教育について

五感に働きかけることをポイントに考えましょう。ご自宅にあるものを使って簡単に試してみましょう。

・読み聞かせ
ママやパパが読んであげましょう。最も身近な人の声に安心します。絵本を見ながら、絵についてお話をして想像力を助けましょう。

動物や乗り物などお子さんが興味を示すものや擬音。擬態音など面白がる本を選びましょう。文字が読めるようになったお子さんでも、読んでもらうことで内容の理解を助けます。興味や好奇心を伸ばしましょう。

読んでほしい本を選ぶようになるかもしれません。読み聞かせは、図書館や児童館などでも行われることがありますから、一緒に利用されてはいかがでしょうか。

・積み木
積み木を一つ、二つと積み上げては壊すような遊びから、右手で積み上げて左手で倒れないよう支えようとするような手指の発達がみられます。

積み木を打ち鳴らして音を楽しんだり、何かに見立てて形を作ったり、想像し、空間を認識しながら、いろいろな表現を発見しながら楽しめます。

握ることは段々上手になりますが、手から離して置くことは力のコントロールを必要とするため、投げたり、叩きつけるようになったりします。そうしながらコントロールが上手になっていきます。

・料理
食育ということばがあります。これは、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることである。「生きる上での基本であって、知育、徳育および体育の基礎となるべきもの」と位置づけられている(Wikipedia)。
つまり、食べ物の大切さや栄養、味などを教えます。

野菜を洗うことや固くないもの(豆腐など)を包丁で切る、などできることを通して、新しい経験を増やしてチャレンジする気持ちを持たせましょう。

包丁や火など危険なことを教えながら安全に気を配ってください。おままごとをするようになるかもしれません。ママが言っていることのやり方を真似て、想像力や記憶、手順の再現などいろいろな能力を駆使して遊ぶようになります。

幼児教育ならまずリトミックをおすすめ

家庭での幼児教育と組み合わせてリトミックを利用してみましょう。

リトミックをご家庭で気軽にお楽しみいただけるようなCD音楽付きの教材が、本屋さんや通販で購入することができます。ママもパパもお子さんと一緒に歌うことや身体を動かすことで発散し、リフレッシュにつながります。
ママ(パパ)が笑うとお子さんも笑う、お子さんが笑うとママ(パパ)も笑うという相乗作用があります。

リトミックの効果には「集中力、反応力、表現力、反射神経、協調性、コミュニケーション能力、想像力、注意力、思いやり、記憶力、優しさ、創造力、敏捷性」があるといわれています(子どものリトミック実践の現状と課題に関する研究.善本桂子.2009)。これらの効果は、教育分野で関心が寄せられている非認知能力といわれている「生きる力」です。

家庭で簡単にできるといっても、いつもとなると何をしようか迷ってしまうことがあります。
そんなときは、リトミック教室に通ってみませんか?

リトミックを習わせるならEYS音楽教室へ

EYS‐kids(EYS音楽教室)では、音楽脳と心を育む全国No.1の子供教育プログラムをご用意しております。
リトミックは、演奏家として活躍しつつ、リトミックの豊富な指導経験をもつ講師が担当します。

リトミックコース 通常(日本語)は、ダルクローズが考案した教育法をEYSが10年かけて進化させた月齢別の6つのクラスがあります。

音感と同時に英語も身につけさせたい方におすすめなのが、ネイティブ講師によるリトミックコース 英語です。年齢で分けて3つのクラスがあります。どちらのコースも生後6ヶ月から始められます。

生後6ヶ月~1歳のころは、寝返りから、つたい歩き、ひとり歩きと運動能力がアップ!
音や音楽に反応したり、ピアノやタンバリンといった音の出るものに興味が出たりする時期です。

2~3歳ではママ(パパ)と一緒に身体を動かすことが楽しめるようになり、少しずつことばで意思疎通ができるようになります。

4~5歳は、音楽に合わせて自由に動くことができます。演奏したり、リズムを取れるようになったりします。ママやパパと踊ったり歌ったり、1人でも楽しめるようになります。自分でアイディアが出せるようになり表現が広がってきます 。

最後に

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(「保育所保育指針)「幼稚園教育要領」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」)の10項目を示しました。
それは、「健康な心と体、自立心、協同性、道徳性・規範意識の芽生え、社会生活との関わり、思考力の芽生え、自然との関わり・生命尊重、数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚、ことばによる伝え合い、豊かな感性と表現」です。

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿と聞くと、小学校前に達成すべき目標なのかと思われがちですが、そうではありません。
幼児教育を通して、子どもたちがどのように育つか、その目指す方向を示したものです。「できる・できない」を図るものではありません。

子どもにどのような「資質・能力」が育っているかを読み取る目安です。
10の姿を照らし合わせてみると、お子さんなりの育ちが見えてくると思います。

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