リズム感がなくてもダンスは踊れる?
リズム感がない子供でもダンスを踊れるのでしょうか。ダンスには音楽が必須ですから、子供のリズム感は気になる人も多いでしょう。
実際には、リズム感に苦手意識をもっている子どもは意外に多いのです。リズム感がないからといって、ダンスを諦めることはありません。リズム感は育てればよいのです。
そこで本記事では、家庭でできるリズム感の基礎作りと子どものリズム感を育てる有効な方法についてご紹介します。楽しみながら、簡単にリズム感を育てられるので、ぜひ確認してください。
子供がダンスを始める前からリズム感の基礎作り
ダンスを始める前に、音楽に親しむことから始めてみましょう。リズムを教え込むことよりも、まず音楽に合わせて体を動かすことが楽しいという気持ちを育ててることが大切です。ぜひ、親子で思う存分楽しんでください。
音楽に合わせて体を動かす
音楽に合わせて手をたたいたり、踊ったりして体を動かしましょう。リズムを体で感じて表現します。DVDや動画を観ながら、体を動かすことから始めるとよいです。少しくらいズレていても、体を動かすことを楽しめるようにしてあげましょう。
「むすんでひらいて」「グーチョキパーでなにつくろう」などの手遊びもリズム感の基礎作りになります。
音楽に合わせて歩く・走る・スキップ
音楽のテンポに合わせて歩いてみましょう。リズム感がないと、同じテンポで歩き続けることもぎこちないことがあります。歩いたり走ったりして、音楽を体で感じましょう。
また、スキップやギャロップ(馬が走るような足の動き)をすると、リズムを変えることができます。「動くー止まる」を組み合わせると、スピード感が出て面白みが感じられるでしょう。
テンポからずれてしまっても、子供が楽しいと感じることを優先して、子供が飽きないような工夫が必要になります。
音楽に合わせて歌をうたう
子供が、よく知っている曲や好きな歌を音楽に合わせて歌いましょう。音楽を聴くだけではなく、歌うことも音楽に合わせることで、リズムを体で感じることができます。
音楽に合わせて、タイミングよく声を出すこともよいです。例えば『公園に行きましょう』で「ハイ」、追いかけっこ歌の『こぶたぬきつねこ』などがあります。タイミングをとることが、リズム感の基礎作りになります。
子供のダンスでリズム感を育てる有効な方法
ダンスのリズム感を育てるときには、ダンス音楽の特徴をつかんでダンスの動きを取り入れることが有効な方法になります。できそうなことから進めていきましょう。
テンポをつかむ:メトロノームに合わせて上半身を動かす
メトロノームやメトロノームのアプリを使って、規則正しいテンポに合わせる練習をします。リズム感がないと、正確なテンポをとらえていないことが多いです。
メトロノームの動きと同じように、左右に揺らします。メトロノームの振り子が振りきると音がしますから、音がした瞬間に体の動きも止めてください。テンポは、遅くなると体を大きく動かすことができ、速くなると動きを小さくコミカルになります。
ダンスのリズムをつかむ:表拍と裏拍を打つ
規則正しいテンポに合わせて、ダンス音楽特有の表拍と裏拍をとる練習です。
ダンスでは、「1・2・3・4・5・6・7・8」の8カウントのうち、数字の部分をオンカウントと呼び、いわゆる表拍を指します。「・」の部分をエンドカウントと呼ばれ、裏拍と呼んでいます。ダンスで、子供がリズム感がないと感じるのは、裏拍が上手くとれないことがほとんどです。
実際に数えるときは、数字の後にエン(and)を入れて、「ワン(エン)ツー(エン)…」とします。メトロノームに合わせて数えながら、エンで手を打ってみましょう。それができたら、数字部分を足、エンを手で打ちます。この段階で、ダンス音楽に合わせると、十分楽しめるでしょう。
ダンスのリズムをつかむ:さまざまな音符を体で表現する
リズムには、さまざまな音符のパターンがあります。そこで、メトロノームに合わせて左右に揺らしたときに、肩を動かしてさまざまな音符を表現してみましょう。慣れてきたら、揺らした肩の近くで両手で手拍子してみるのもおすすめの方法です。
2回動かすと8分音符、3回動かすと3連符、4回動かすと16分音符を表現することができます。異なる音符のパターンを組み合わせると、急に難度が高くなるので、まずは同じ音符でリズムを変えないで続けられるようにしていくとが大切です。
本格的に子供のダンスでリズム感を鍛えるならプロにお任せ!
ダンス音楽には、独特のリズムがあります。基本的なリズムのとり方から、体でリズムを感じる方法まで、すべてを家庭で教えるのは限界があります。
本格的にダンスのリズム感を鍛えるのであれば、ダンス教室に通って、プロの指導を受けることがおすすめです。プロの先生なら、リズム感の基礎やコツなど、子供合った指導法で、分かりやすく教えてくれるからです。子供にとっても、仲間とともに学ぶ楽しさも味わうことができます。
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最後に
ダンスを始めるうえで、子供のリズム感に不安に思う人は多いです。今回ご紹介した、家庭でできるリズム感の基礎作りと子どものリズム感を育てる有効な方法を参考にして、親子で楽しんでみてください。
もし、子供に教えるのは難しいと感じるようであれば、ダンス教室の体験レッスンから始めることをおすすめします。まずは、ダンスの楽しさを感じてみてください。
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