ダンスのカウント意外とわかりにくい?
動き出しがうまくいかない、なんだか音楽に合ってないと感じることもあるでしょう。ダンスのカウントが分かりにくいという人は、多いのではないでしょうか。音楽に合わせるとなると、カウントを取ることが必要です。
そこで本記事では、ダンスのカウントの取り方を解説します。子供がカウントを理解するための練習方法をご紹介しますので、ぜひお子さんと一緒に試してみてください。
ダンスのカウントとは
ダンスのカウントが分からないと、音楽にピタリと合わせることが難しくなってしまいます。これでは、ダンス本来の楽しさを味わうことができません。ここでは、ダンスに重要なカウントについて、基本から解説します。
カウントの数え方
音楽には2拍子、3拍子、4拍子などがあります。例えば、4拍子は「1・2・3・4」とカウントします。さらに、どの拍子も最初の1拍を強く打ちます。強い拍がないとどこから始まるのか、何拍子なのか分からないので、「1・2・3・4」と拍の始まりを強めて、カウントを数えましょう。
ダンスの1エイト
ダンスでは、基本的に音楽の1小節を2つを合わせて8カウントを1つの区切りとし、「1・2・3・4・5・6・7・8」を1エイトに呼びます。1エイトから4エイトまでを1ブロックとして数えます。
ダンスの振付は、このカウントに当てはめて作られているので、基本の数え方を覚えておきましょう。
オンカウントとエンドカウント
ダンスでは、「1・2・3・4・5・6・7・8」の8カウントのうち、数字の部分をオンカウントと呼び、いわゆる表拍を指します。「・」の部分をエンドカウントと呼ばれ、裏拍と呼んでいます。
実際に数えるときは、「ワン(エン)ツー(エン)スリー(エン)フォー(エン)ファイブ(エン)シックス(エン)セブン(エン)エイト(エン)」言います。
子供がカウントで分かりにくいのは、ほとんどの場合この裏拍の取り方にあり、1拍にワン(エン)と数えることが難しいためです。
子供が理解しやすいダンスのカウント練習方法
ここでは、子供が理解しやすいように、練習方法を段階的にご紹介します。できるだけ①から始めてみて、どの段階で分からなくなるのか確認しながら、練習を進めてください。
①拍を数えながら手と足で打つ
まずはじめに「足で表拍・手を裏拍」として打ってみましょう。「ワン(エン)ツー(エン)……」とカウントをして、数字が足、エンで手を打ちます。
足を手より強く打つと、よりカウントがつかみやすいです。また、表拍を数字ではなく足、裏拍を手と言う方が分かりやすい場合もあるので、子供の分かりやさを工夫してみてください。
②メトロノームに合わせて手と足で打つ
メトロノームやメトロノームのアプリを使って、規則正しいテンポに合わせる練習をします。初めての練習では、テンポ60からゆっくり合わせることがおすすめです。
メトロノームを4分の2拍子にセットすると、左側に振り子が振れたときに「チーン」と強く鳴ります。強く鳴るときに足を、弱い音で手を打ちます。ダンスのカウントに動きをはめるためにも役立つ練習です。
③音楽を聴いてカウントがとりやすい楽器を見つける
実際の音楽を聞いて、カウントがとりやすい楽器を見つけます。踊りたい曲が決まっていれば、その曲を聴いてみましょう。ドラムであれば、バスドラが表拍、スネアが裏拍を打つことが多いので、聞き取りやすいです。
④音楽に合わせて手と足で打つ
音楽に合わせて手と足で打ちます。ただし、音楽全体を聴いてしまうと、カウントが曖昧になりがちです。
カウントがとりやすい楽器の音を聴くようにしましょう。特定の楽器の音を聴き取るためには、慣れが必要ですが、集中力が高まりますから、ぜひ試してください。
⑤音楽に合わせて膝を使ってカウントをとる
ダンスの基本ともいえる「アップ・ダウン」の練習を兼ねて、膝を使ってカウントをとってみましょう。
ダンスでは、表拍がアップになり膝を伸ばし、裏拍はダウンになって膝を曲げます。これを音楽に合わせて繰り返していきましょう。カウントがとれるようになると、自然に動くようになっていきます。
膝が自然に動くようになれば、手拍子を加えると、ダンスに近い感じで音楽を楽しめるようになります。
実際に子供がダンスしながらカウントをとるのは難しい
子供にとって、ダンスの動作を考えながら動くだけでも難しいうえに、カウントを正しくとることはさらに困難になります。ステップのやり方は分かっても、音楽に合わないということは、よくあることです。
カウントをとるコツを自力でつかむよりも、プロの先生から教えてもらうことが、手っ取り早く理解できます。プロの目からすれば、子供のどこに分かりにくさがあるのか、一目で分かるからです。
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最後に
ダンスのカウントの取り方を解説しました。ダンスの上達には超重要ですが、地味な練習でもあります。できるだけ、遊び感覚で楽しみながら、練習を重ねてください。家庭で教えきれないと感じたら、ぜひダンス教室で習うことを検討してみてください。
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