「テクニック至上主義」のバレエレッスンが招く子どもへの影響とは

EYS-KIDS編集部

これからお子様にバレエを習わせたいという親御さんへ

クラシックバレエは、人気が高い習い事として定着しています。実際に習ってみると、いつも同じこと(基礎練習)ばかりしていると思われることがあるかもしれません。心配しないでください。それこそが正しいバレエレッスンです。基礎練習は、バレエのための身体作りをしているので、世界どこの教室でも同じだからです。

もし、幼児クラスや小学低学年のクラスで、思わず驚くほどに感心してしまうようなレッスンをしていることがあれば気をつけなければいけません。それがどのようなことなのか解説していきます。

基礎体力がないのに難度の高いテクニック?

難しいテクニックを頑張っていたら、凄いと褒めてあげたくなりますね。実際にできないことができるようになると子どもも喜びますし、親としても応援した甲斐があると思われることでしょう。

しかし、低年齢の子どもが、レッスンで足を無理に高く上げる動きや衝撃の大きなジャンプを歯をくいしばって頑張っていたら、これは身体作りとはいえません。これを続けていると骨や筋肉へ負荷がかかりすぎて、身体の成長が阻害されてしまう可能性があります。

間違った身体の使い方を続けていると修正することが難しくなってしまいます。身体作りが不十分な時期に、難度の高いテクニックを身につけること自体が無理なことなのです。

テクニックの難度は、年齢と経験歴によって徐々に上がっていきます。基礎練習を繰り返しながら精度を上げ、筋力をつけ、難しいことに挑戦する精神力をたずさえてこそ身についていくと思います。

体幹も足も弱いのにトウシューズ?

いつになったらトウシューズが履けるようになるのだろうかと気になりますよね。小さな子がトウシューズを履いてたら、これこそバレエだと思ってしまうかもしれません。

もし、背中を丸めて膝を曲げたままトウシューズを履いてレッスンをしていたら、これは指導に大きな問題があります。トウシューズは床につく面積が非常に小さいので、体重が一点に集中します。

先生に勧められれば、痛いと言えずに我慢しているかもしれません。上手くできないと思い込んで、自信を失ってしまうこともあるでしょう。低年齢の場合は、まだまだ骨が柔らかいので無理に強い力がかからないような指導が必要です。

国際ダンス医科学学会のトウシューズの練習を始めるためのガイドラインによると、多くの要素(生徒の身体の成長段階、体幹、腹筋、骨盤のコントロールなど)からの評価が必要だとしています。発達には個人差がありますから、経験年数や年齢だけで判断することはできません。

コンクール重視の厳しいレッスン?

国際的なバレエコンクールで日本人が目覚ましい活躍をしています。素晴らしいことだと思います。上位に入賞すると奨学金がもらえるなどの特典があり、バレエ本場での教育が受けられる、将来のプロのダンサーへの道が開かれることになります。

日本では100を超えるコンクールが開かれています。世界的にもコンクールが増加しているといわれています。コンクールの中には、レベルが高くなかなか本戦に進むことが難しいものもあれば、力試しや思い出作りといった感じで出場できるものもあります。いわゆる商業コンクールといわれるものが増えている現状があります。

コンクール重視の教室には、年齢的にも体格的にも基礎が未熟なので、それを補うように表現力に偏り過ぎたり、舞台映えするようなテクニックを披露するなど、表現とテクニックの調和がとれていないことも少なくありません。

このようなコンクールに向けたテクニック重視のレッスンでは、教えられた動きだけを覚えて動くことになり、自分でイメージを膨らませたり、自分の思いを表現したりする必要がなくなってしまいます。幼児期の子どもはイメージの世界と現実を行き来しながら、時には独創的な表現をします。この自由な伸び伸びとした感性を大事にしたいものです。

コンクールは本当に必要なのか?

プロを目指すなら、レベルの高いと言われるコンクールに出て、刺激を受け合って意識を高めたり、レッスンの在り方など自分を見つめ直すのもよいのではないでしょうか。何より、コンクールを目指してレッスンへのモチベーションが上がりますから、力を蓄えることができます。レッスンを続けて行く上で目標を持つことはとても良いことだと思うからです。

ただ、コンクールでは結果が伴いますから、受け取り方はさまざまでしょう。コンクールの優劣が、その人の価値でないこと、物事は勝ち負けばかりでないことを教えてあげたいものですね。思うような結果でなければ、気持ちを立て直すために時間が必要となりますから。

何を目指してコンクールに出るのか、どのようなコンクールが良いのか、先生と話し合ってみてくださいね。丁寧に応えてくれると思いますよ。

上達には年齢に応じたレッスンが大事

小さい子どもがレッスンに集中できるか心配に思われるかもしれませんが、楽しかったりそうでなかったりしながら、気持ちを切り替えられるようにレッスン内容が工夫されています。小さい子どもにとって、同じことを何度も何度も繰り返すことはとても難しいことですから。

幼児クラスの次は、本格的なバレエレッスンになります。地味だけど基礎練習の繰り返し、正しいポジションを身につけましょう。バレエの表現力は正しいポジションがあってこそ育っていきます。

それから、上達のためにはレッスン以外に親御さんのサポートが必要です。体力をつけるために生活習慣を整えて食事や睡眠に気を配りましょう。

バレエを習うならEYS-Kidsバレエアカデミーがおすすめ

バレエを習わせたい!そんな親御さんに、ぜひおすすめしたいのがEYS-Kidsバレエアカデミーです。

年齢別と経験別に9段階のクラス分けがされていて、お子様一人ひとりにぴったりのレッスンを受けることができます。

もしもレッスンに満足できなかったら、別の先生に変更してレッスンを無料でやり直すことができます。先生との相性は重要なポイントですね。じっくり選べるのは安心です!

スタジオ変更や振替レッスンがあるから続けやすい

それから、体調不良や急用でレッスンをお休みすることになったら無料で振り替えができます。ご都合に合わせて他のスタジオに変更もできます。

振替のレッスンがあるので、他のおこさんより遅れてしまうのではないかと心配することも月謝を無駄にするようなこともありません。

EYS-Kidsバレエアカデミーは、お子様にとって安全で楽しいことを最優先にしながら、高水準のバレエレッスンを提供いたします。

EYS-Kidsバレエアカデミーでは、無料の体験レッスンを実施しています。ぜひバレエレッスンを体験してみてくださいね。

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終わりに

幼児クラスは、年齢と発達段階を踏まえたレッスン内容で、無理な負荷がかからないような身体作りを目指しています。純粋にバレエが好き!という気持ちをそのまま持ち続けて欲しいと思います。ぜひ、そういう教室をお選びください。

私自身の話を一言。選ばれると思っていた役に選ばれず、バレエ教室からの帰り道をどう帰ったのかも覚えてないくらい泣いていました。父は、「小さな出来事だ」と言った意味をだいぶ後になって、愛情いっぱいの言葉だったと気づきました。どんな時もサポートしていてくれたことに感謝しています。

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