【子供のピアノレッスンには電子ピアノがおすすめ】自宅用の電子ピアノ選び方も解説

「子供に自宅でもピアノのレッスンをさせたいけれど、電子ピアノは良くないって聞いたことがある・・・」

とお悩みではありませんか?自宅でのレッスンで電子ピアノを使うことについては、昔から賛否両論です。

しかし、その賛否両論のうち、否の意見である「電子ピアノはアコースティックピアノに劣っているので、変なクセが付いてしまう」「表現力が伸びない」という意見が、もっともとうなずけたのは、電子ピアノがまだこの世に出始めた当初までです。

現在、電子ピアノは進化していて、アコースティックピアノに劣らないタッチや音色になっています。

そこで今回は子供の自宅でのピアノレッスンに電子ピアノがおすすめの理由と、子供用の電子ピアノの選び方を解説します。

子供の自宅レッスンに電子ピアノがおすすめの理由

子供の自宅レッスンに電子ピアノがおすすめの理由としては、以下の点が挙げられます。

・騒音の心配がない

・音量・音色の調節ができる

・置き場所に困らない

それぞれを詳しく見てみましょう。

騒音の心配がない

電子ピアノの一番の利点とも言えるのが、ヘッドフォンを付ければ音が外に漏れないということ。騒音の心配がないので、夜間や静かな休日の昼下がりなど、好きな時間にピアノを練習することができます。

音量・音色の調節ができる

電子ピアノは音量が調節できることもメリットのひとつです。

そして、他の楽器の音がプログラミングされているタイプならば、他の楽器の音色で弾くこともできるので、子供が音楽に興味を持ちやすいと言えます。

置き場所に困らない

電子ピアノはアコースティックピアノよりもコンパクトで軽量なので、置き場所に困りません。使わないときは収納できるタイプのものもあります。

電子ピアノの選び方

一口に電子ピアノと言っても、その種類は非常に豊富です。つい、見た目が可愛かったり、とりあえず機能が豊富だったりするものを選びがちですが、子供用に購入するのであれば、いくつかの注意点に気を付けなければなりません。

注意点をチェックせずに購入してしまうと、今後の演奏に悪影響が出てしまう可能性があるのです。それでは、どのような点に気を付けるべきか見てみましょう。

ペダルと鍵盤がアコースティックピアノと同じかを確認

実は電子ピアノとアコースティックピアノでは、鍵盤の数とペダルの数が異なる場合があります。

通常、ピアノの鍵盤は88鍵ありますが、電子ピアノはそれに満たない場合があるのです。また、ペダルも通常は3本ありますが、それが無い電子ピアノもあります。

しかし、そのような鍵盤やペダルが足りない電子ピアノでの演奏に慣れてしまうと、実際にアコースティックピアノを演奏する際に困ってしまうでしょう。

そのため、電子ピアノを購入する際はペダルと鍵盤の数がアコースティックピアノと同じであるかを確認してください。

鍵盤の素材

電子ピアノの鍵盤は大きく3種類があり「樹脂」「木製」「アコースティックピアノと同じアクション機構を搭載した鍵盤」です。価格が安い電子ピアノは樹脂製が多いです。そして高い価格帯の電子ピアノは、木製あるいはアコースティックピアノと同様のアクションをする鍵盤が多いです。

実際に演奏するグランドピアノは木製なので、電子ピアノもできれば木製の物が良いでしょう。

また、樹脂鍵盤は木製鍵盤より短い特徴があり、鍵盤の奥をタッチしたときの感覚が異なります。そのため、樹脂製に慣れてしまうと、木製を弾いたときに違和感を感じてしまう可能性があるので、電子ピアノも木製がおすすめなのです。

鍵盤タッチの具合

電子ピアノは鍵盤を押したときの抵抗(=重さ)が、アコースティックピアノより軽いです。そのため、電子ピアノの軽い鍵盤に慣れてしまうと、アコースティックピアノを演奏しようとしたときに鍵盤が重く感じてしまい上手に演奏できなくなってしまう場合があるのです。

そうならないためにも、鍵盤の重さはアコースティックピアノに近いものを選ぶようにしましょう。

連打性が高いか

アコースティックピアノの音が鳴る仕組みは、鍵盤を押すことで、ハンマーが弦を叩くことです。しかし、電子ピアノは鍵盤はスイッチのようなもので、押すことで電気信号が伝わり、プログラムされた音が出る仕組みです。

そのため、早く鍵盤を押す連打は、電子ピアノが対応しきれず音が鳴らない場合があります。きちんと鍵盤をタッチしているのに音が出ないのでは、演奏していてストレスが溜まってしまいますし、正しく音が出ないことで練習になりませんよね。

そのため、電子ピアノを選ぶ際は連打性の高さも重要視するべきです。

表現力は十分か

アコースティックピアノの音色は、演奏する際の微妙なタッチの違いで変化します。しかし、電子ピアノはプログラムされた音しか出すことができないので、表現力はアコースティックピアノより劣ってしまいます。

そんな電子ピアノになれてしまうと、繊細な表現力の差に気が付けなくなってしまい、演奏が上達しない場合があります。

しかし、最近では電子ピアノの中にもアコースティックピアノの表現力をできる限り再現しようと、音のサンプリングを多くとってプログラムされたものもあります。実際に試演奏をしてみて、アコースティックピアノに近い表現力があるものを選ぶようにしましょう。

エスケープメントがあるか

アコースティックピアノは構造上、ゆっくりと鍵盤を押すと僅かながら「ひっかかり」を感じます。これをエスケープメントと言い、アコースティックピアノの弾き心地には欠かせないものです。

電子ピアノには通常エスケープメントはありませんが、アコースティックピアノの弾き心地を忠実に再現したものはエスケープメントが付いている場合があります。

これからピアノの感覚を吸収していく子供に与えるピアノだからこそ、エスケープメント付きのより本物に近い引き心地の電子ピアノを選ぶべきです。

音源のクオリティ

電子ピアノの音は録音されたグランドピアノの音が元になっています。この音源のことをサンプリング音源と呼びますが、サンプリング音源の質の良さ、細かさのレベルによって電子ピアノの音のクオリティは大きく異なります。

タッチの強弱やタッチした時間の長さなどを細かくサンプリングしたクオリティの高い音源ほど、電子ピアノも様々な音を出すことができるようになります。

スピーカーの数

グランドピアノは楽器全体から音が響きますが、電子ピアノはスピーカーからしか音が発せられません。そのため、スピーカーの数が少ないと音が立体的に響かず、いくら上手に演奏できたとしても、表現力の乏しい音になってしまいます。

また、スピーカーの数が少ないと、音量を下げた際に強弱が付きにくくなってしまうので、注意が必要です。

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子供におすすめの電子ピアノ5選

ここからは厳選した子どもにおすすめの電子ピアノ5つをご紹介します。

ヤマハ ARIUS YDP-164R

こちらのヤマハのYDP-164は、値段は10万円クラスと手ごろですが、20万円クラスの電子ピアノと同じ音源を搭載しています。そのため、音色も高額な電子ピアノに劣りません。しっかりと表現力を身に付けることができますよ。

また、ヤマハ独自の「ダンバーセンサー」によって、指の動きを正確に拾ってくれるので、連打性も優れているのも嬉しいポイントです。

カワイ CN29

10万円台と手ごろな価格のカワイのCM29は、鍵盤は樹脂鍵盤ですが、他の樹脂鍵盤と比べるとしっかりとした重みがあり、木製鍵盤に近いタッチ感覚を味わうことができます。

安めの価格でも、鍵盤のタッチ具合はしっかりしたものが良いという人におすすめです。

カワイ CA59A

先ほどご紹介したCN29と似た品番のこちら「CA59A」は、品番は似ていますが、価格・クオリティはCA29よりも高くなっています。

とくに鍵盤にこだわりがあり、白鍵も黒鍵も木製で、グランドピアノと同じ構造になっているので、タッチの感覚はグランドピアノとほぼ変わらないくらいです。

また、世界的に評価を得ている音響機器メーカーの「オンキヨー」と共同開発された再生システムを搭載しているので、非常に美しい音色を奏でることができます。

ローランド 電子ピアノ HP704

こちらのローランドのHP704は「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」によってグランドピアノに限りなく近い音が再現されているので、表現力はかなり高いと言えます。

また、鍵盤は木材+樹脂センターフレームによるハイブリット構造で、タッチもグランドピアノに近いです。さらにスピーカーにもこだわりがあり、グランドピアノの立体感を忠実に再現している点も魅力的です。

カシオ GP-310

カシオのGP-310は、電子ピアノながらグランドピアノと同じ仕組みの鍵盤を搭載しているので、引き心地はまさにグランドピアノそのものです。

引き心地にこだわりがあるのであれば、ぜひおすすめしたい1台です。

まとめ

子供の家でのピアノレッスンは、騒音の心配がなく軽量な電子ピアノがおすすめです。「電子ピアノに慣れてしまうと普通のピアノが弾けなくなる」と心配する声もありますが、今の電子ピアノは昔より進化していて、グランドピアノと変わらない引き心地のものも多くあるので、過剰に電子ピアノを避ける必要はありません。

むしろピアノは毎日触ってこそ上達するものなので、電子ピアノを購入して毎日練習した方が良いのです。購入の際は、ぜひ今回ご紹介した選び方のコツや具体的なモデルを参考にしてみてくださいね。

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