ホルンは音が出すのが難しい楽器です。ステージに立つにはまずは音をしっかり出すことから…。マウスピースを使ってまずは、音出しをしてもらい、音が出る感覚を「ブレスビルダー」という器具を使って正しい呼吸方法を練習することもあります。初回は、音が出る感覚を初心者様でも感じていただけるようなレッスン内容になっています。音が出ると、楽器にマウスピースを付けて演奏するためのレッスンになります。

吹奏楽は、他の楽器と合わせていくことが楽しく感じられるジャンルです。昔の行進曲などにおけるホルンの立ち位置は、ひたすら裏打ちするパートでした。最近では、裏打ちだけでなく裏メロディも担当できる楽曲が増えたと思います。吹奏楽の中では、不可欠である裏打ちのパートで、このパートがないと主旋律を演奏している楽器の音に厚みを出すことができないと思います。

ホルン独自でポップスの楽曲を演奏するための楽譜は、他の楽器（フルートなど）と比べると少ない気がします。ただし、編曲されたホルンのソロ曲があるので、それを利用して演奏することも可能です。レッスンでは、私がピアノを弾いて音取りをしたり一緒に弾いて見本を見せたり、生徒様の演奏に合わせてハモリを入れたりしています。

「リップスラー」という基本練習を自身もしていましたし、ワンランク上への上達にはとても有効だと思います。これは、タンギングせず音を変えるための練習です。高い音を出すときに「い」という口の形になりがちなりますが、気を付けてもらうようにレッスン中に声かけしています。音を出すことは、感覚的なところもあると思うので、生徒様ひとりひとりにあった音の出し方が何かを見ながらレッスンをしています。

「EYS for Beginners」ステージでの披露になるので、緊張するのは仕方がありません。間違えまくってよいので、とにかく楽しんできてくださいとアドバイスしてリラックスしてもらうようサポートします。曲の尺を、ある程度、体で覚えた状態を作って本番を迎えられるようにスケジューリングするので安心してもらいたいです。

バンドの中で、ドラムが止まってしまうと他の楽器にも影響があるんです。そのため、ミスをしても止まらないってことを大事にしてもらいます。ドラムは、他の楽器の音を聞いてリードする役割もあるので、楽しむ余裕を持って演奏できるのが理想です。レッスンでは、譜面に集中しすぎないように生徒様の個性が出るような演奏方法をお伝えしています。

ドラムというのは、どのジャンルにも登場する楽器のひとつです。ジャンルによっては、パターンの内容が凄く似ている場合もありますし、全然違う場合もあります。アプローチは、変わっても対応できるようになるのが理想です。レッスンでは、生徒様が希望するジャンルに対して、基本的なことからサポートしつつ進めていくようにしています。

どの楽器でもいえると思いますが、 上手くなるのに近道はないと考えています。少しずつコツコツとできる幅を広げていくのが大事です。ドラムの場合は、ストロークの基礎練習を丁寧にやっていくことで上達しやすくなると思います。レッスンでも、飽きないように楽しめるように工夫をしながらストロークのスキルアップができるようにしています。

レッスンでは基本的に、生徒さんが選んだ曲を使います。楽しいレッスンがモットー。レッスンの内容は、前半で基礎練を、後半は曲に取り組むようにしています。3回のレッスンだけで本番ステージに立つ「EYS for Beginners」は、目標ができることで、モチベーションがアップし、成長度合いも早い。本番では、プロのサポートを受けられるということもありますし、とてもおすすめです。

バンドの良さはなんといっても、一人では生み出せないサウンドではないでしょうか。メンバーが変われば、同じ曲でも表現が変わり、新たな一面が見えてくる、そんなところが醍醐味です。ドラムやボーカル、サックスなど他のパートとともに、ひとつの世界観を作り上げていく過程も楽しいですし、ライブなどで聴衆を前にして演奏するのは、一度やるとクセになるかもしれません。

自分自身が、Jazz系ビッグバンドに所属していたこともあり、Jazz独特の奏法、リズムの取り方、理論、アドリブの方法などをしっかりレッスンのなかに組み込んでいけます。Jazzは、ほかのジャンルに比べると、ちょっと敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、慣れてしまえばなんてことはありません。耳馴染みのあるキャッチーなメロディラインやサビを練習して弾けるようになると、とても楽しいですよ。

やりたい曲がなんなく演奏できるようになったら、次は理論に対して深堀りしていきましょう。ギターにはいろんな奏法があり、習得すると表現力が格段に広がります。また、譜面を読みこみ理解を深めて演奏に反映させていくと、より深みのある演奏が可能になります。生徒様の好みや希望をしっかりお伺いしてリサーチした上で、そこから何が大切か、何が欠けているかを見極めてレッスンを構築していきます。